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システム Ver.1

Masahiro Honda edited this page Sep 12, 2017 · 2 revisions

3GPi Ver.1 に対応した OS 環境の詳細情報です。

1. 概要

OS には Raspbian jessie を採用しています。
以下のカスタマイズを行っています。

  • NetworkManager の採用
    ネットワークインターフェースの管理に NetworkManager を使用しています。
    接続先登録済みの SIM を利用すれば、インターネットへの接続設定は不要です。
    3G 回線が切断された場合でも自動で再接続を試みます。

  • watchdog の有効化
    ウォッチドッグの機能が標準で有効になっています。
    watchdog による監視により、OS の応答がない場合に自動でリブートします。

  • 独自パッケージの導入
    3GPi の動作に必要なユーティリティや設定ファイルのパッケージがインストールされています。
    起動時に 3GPi のデータ通信機能を有効にします。
    NetworkManager で 3G 回線を利用するための接続先登録情報を提供します。

2. パッケージ

3GPi の debian パッケージ一覧です。

  • 3gpi-utils
    3GPi を動作させるためのツール群を提供します。
    詳細はリンク先をご覧ください。
    3gpi-utils

  • 3gpi-network-manager
    3GPi でネットワーク接続を行うための設定ファイルを提供します。
    詳細はリンク先をご覧ください。
    3gpi-network-manager

  • 3gpi-archive-keyring
    3GPi の debian パッケージを提供するリポジトリの署名を提供します。
    詳細はリンク先をご覧ください。
    3gpi-archive-keyring

  • ruby-soracom SORACOM SDK for Ruby から gem2deb を使用して作成したパッケージです。
    詳細はリンク先をご覧ください。
    ruby-soracom

3. インターフェース

OS から利用可能な 3GPi のデバイスインターフェースは以下の通りです。

  • /dev/modem
    ダイアルアップで使用するモデムデバイスです。
    NetworkManager が使用します。

  • /dev/tty3GPI
    AT コマンドの実行に使用するシリアルポートデバイスです。
    3gpi-utils に含まれる 3gpictl が使用します。

  • /dev/gps
    GPS の情報が出力されるシリアルポートデバイスです。

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