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install raspyke
RasPyke環境はRasPike環境を参考に開発されたSPIKEのための制御プログラム実行環境です。
RasPike環境とは以下の点が異なります。
- 効率の良い通信プロトコル
- 長時間実行可能なPrime Hubの制御プログラム
- Beep音の再生とLEDの色の変更をサポート
環境構築の方法はRasPike環境の構築と同様ですが、SPIKEのPrime Hubにインストールする制御プログラムmain.py
がRasPyke環境用のSPIKE制御プログラムとなる点が異なります。
RasPikeのリポジトリで説明されている手順に従ってRasPikeの実行環境を準備します。 サンプルプログラムの動作確認まで行い、正しく接続・動作していることを確認してください。
この作業はPCとSPIKEのPrime Hubを接続して行います。
SPIKE制御プログラムmain.py
をRasPyke環境用のSPIKE制御プログラムに変更します。
RasPyke環境用のSPIKE制御プログラム(raspyke_main.py
)をダウンロードし、Mu Editorを利用してraspyke_main.py
をmain.py
としてSPIKEのPrime Hubに書き込んでください。
raspyke_main.py
の書き込みが成功した後にPrime Hubを再起動すると、正面の5x5のLEDに小さい四角形が表示されます。
通常のpython(CPython)よりも高速で動作するPyPyをインストールします。 PyPyには、いくつかのライブラリが使えないというデメリットがありますが、ループなどの標準的な動作がCPythonよりも高速になるというメリットがあります。 PyPyをRasPyke環境にインストールするためには、Raspberry PIのターミナルから以下のコマンドを実行します。
sudo apt-get install pypy3
PyPyの実行環境に対してetrobo-pythonをインストールするため、ターミナルから以下のコマンドを実行します。
sudo pypy3 -m pip install etrobo_python
etrobo-pythonを使ったプログラムを作成し、PyPyを使ってこのプログラムを実行します。
例えば、sample.py
というプログラムファイルを作成した場合、ターミナルから以下のコマンドを実行することでsample.py
に記述されたプログラムを実行します。
pypy3 sample.py
# 両方のモーターを回転させて直進するだけの制御プログラム
from etrobo_python import ETRobo, Motor
def go_straight(
right_motor: Motor,
left_motor: Motor,
) -> None:
right_motor.set_power(50)
left_motor.set_power(50)
(ETRobo(backend='raspyke')
.add_device('right_motor', device_type=Motor, port='B')
.add_device('left_motor', device_type=Motor, port='C')
.add_handler(go_straight)
.dispatch(interval=0.01))