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* mltermとは
Multi Lingual TERMinal の略です。
* 主な機能
o Complex Text Layouting
BiDi やインド諸語を表示することができます。
Bidi レンダリングには、Fribidi 0.9.x 以上(?) が必要です。
(see doc/en/README.bidi)
インド諸語の表示については、次の2つの方法があります。
1) libind (mltermのソースアーカイブに同梱) と ISCII フォントを使う方法
2) harfbuzz と OpenType Layout フォントを使う方法
(see doc/en/README.indic)
o アンチエイリアス
フォントのアンチエイリアス表示をサポートしています。
これには、X の Xrender extension に対応した Xft or cairo を利用しています。
なお、Xft、cairo、通常の X フォントのどれを使うかは、動的に切替え可能です。
XFree86 4.0.2 以上
freetype 2.0.2 以上
が必要です。
o 壁紙、背景透過
壁紙を貼ったり背景を擬似的に透過させることができます。
壁紙を貼るには、gdk-pixbuf (GTK+ 2.x 以上) が必要です。
o マルチPTY
単一プロセス中から、--maxptys オプションで指定した上限数(デフォルトでは 32)
までの pty セッションを立ち上げることができます。
Ctrl+F2(デフォルト)で、新しい pty セッションを立ち上げることができます。
-@ オプションで、mlterm 起動時に立ち上げる ウィンドウの数を指定できます。
Ctrl+F1(デフォルト)で、新しいウィンドウを立ち上げることができます。
Ctrl+F3(NEXT)、Ctrl+F4(PREV)で、ウィンドウ上で表示する pty セッションを切り
替えることができます。
Ctrl+左ボタン(デフォルト)では、mlterm-menu が起動し、現在 background にある
pty に切り替えることができます。
(see doc/ja/README.pty)
o 画面分割
一つのウィンドウを分割し、複数の pty セッションを表示することができます。
Shift+F1(デフォルト)で横方向に、Shift+F2(デフォルト)で縦方向に分割できます。
Shift+F3(NEXT)、Shift+F4(PREV)で、分割された画面を移動できます。
Shift+F5(デフォルト)で分割を解除できます。
o マルチXIM
複数の XIM を動的に切替えて使用することができます。
たとえば、端末側が UTF8 エンコーディングで、kinput2 と Ami を切替えながら、
日本語ハングル混在の文章を入力できます。
(see doc/ja/README.xim)
o インプットメソッド プラグイン
uim、m17n library、scim、ibus、fcitx、canna、wnn、skk 及び iiimf に対応して
います。
プラグインとして使用時だけロードされます。マルチXIMと同様に動的変更が可能で
端末のエンコーディングに依存しません。
o プロポーショナルフォント
プロポーショナルフォントも使用できます。
この場合、-V オプションで、コラム幅を可変にするか、固定にするかを指定するこ
とができます。
プロポーショナルフォントをコラム幅固定で使用する場合、一文字ずつ描画して無理
矢理隙間を埋めますので、描画パフォーマンスが低下します。
o 縦書き表示
右から左、左から右の縦書き表示をサポートしています。
通常日本語の縦書き表示をするためには、-G cjk オプションを指定してください。
(see doc/ja/README.tate)
o mlterm configuration protocol
設定変更のための専用シーケンスを定義しています。
これにより、設定を動的に変更することができます。
(see doc/en/PROTOCOL, doc/ja/README.confapp)
o mlterm server
mlterm は daemon process として動作することができます。
その場合、X なしでの起動や、複数のディスプレイ接続が可能です。
mlterm server が起動していれば、mlclient をフロントエンドとして使用すること
で、端末ウィンドウを開けます。
(see doc/ja/README.server)
o ssh2 client
ssh2 client として直接 ssh2 server に接続することができます。
libssh2 (https://www.libssh2.org) が必要となります。
なお、共通鍵暗号方式として camellia を利用する場合や、Agent forwarding 機能
が必要な場合は、
https://github.com/arakiken/libssh2/archive/camellia-agentfwd.zip
をインストールしてください。
(例 mlterm(mlclient) --serv ssh://user@host:22)
(see doc/ja/README.ssh, doc/en/README.transfer)
o auto-restart
バグ等により mlterm が実行不能となった場合でも、(できるだけ)その中で動いてい
るコンソールアプリケーションを引き継いだ mlterm を自動的に再起動し、コンソー
ルアプリケーションを保護します。
(see "auto_restart" option)
o local echo mode
キー入力に対する処理結果がコンソールアプリケーションから返ってくる前に、
前もって画面に表示することにより、体感的な応答速度を向上します。
(see "use_local_echo" option)
o ReGIS 及び Sixel Graphics
ReGIS の一部機能及び Sixel Graphics に対応しています。
ReGIS については、SDL, SDL_ttf 及び fontconfig が必要となります。
o vte compatible library
mlterm の機能(一部制限あり)を、(ほぼ) vte 互換の API で wrap したライブラリ
(libvte.so.9, libvte2_90.so.9, libvte-2.91.so.0) を提供しています。
システムにインストールされている libvte.so.9 等を置きかえることにより、
gnome-terminal や roxterm 等の中で、mlterm を動作させることができます。
GTK+ (2.x 以上) が必要となります。
(see gtk/README)
o libvterm compatible library
mlterm の機能(一部制限あり)を、libvterm 互換の API (ただし、今のところ、
neovim の terminal が動作するレベル) で wrap したライブラリ
(libvterm.so.0) を提供しています。
システムにインストールされている libvterm.so.0 を置きかえることにより、
neovim の terminal の中で、mlterm を動作させることができます。
(see libvterm/README)
* 対応プラットフォーム
o Linux, *BSD (X11, Framebuffer, Wayland, Console or SDL2)
o Solaris (X11 or Console)
o MacOSX 10.6 (X11, Cocoa, Console or SDL2)
o Windows XP or later
o Cygwin (X11, Win32GDI, Console or SDL2)
o MSYS2 (Win32GDI or Console)
o Android 3.x or later.
o Java (SWT)
o Haiku (Compatible with BeOS R5)
詳細は、doc/ja 内の README.fb, README.win32, Usage.win32 又は doc/en 内の
README.android, README.cocoa, README.console, README.wayland, README.sdl2,
README.beos を参照してください。
* コンパイル方法
$ ./configure
$ make
o 必要なもの
基本的な機能は、libc / Xlibがあれば動きます。
多言語処理機能の多くは、自前でもってますので、OS のサポートがなくても、ほと
んどの機能は使えます。
(たとえば、libc に ja_JP.UTF-8 ローケールがなくても、ja_JP.eucJP ローケール
があれば、UTF-8 エンコーディングの端末に日本語入力できる、など)
上記「主な機能」のとおり、外部ライブラリに依存する機能もあります。
外部ライブラリの有無は、configure スクリプトによりチェックします。
o configure オプション
--prefix
インストールプレフィクス
--disable-dl-table
文字変換テーブルや文字プロパティテーブルを動的にロードせず、
libmef に静的にリンクします。
--without-map-table
文字変換テーブルを組込みません。
この場合、UNICODE <=> 各種文字集合の変換等を扱えなくなります。
--without-prop-table
Unicode の文字プロパティテーブルを組み込みません。
この場合、結合文字等を扱えなくなります。
--with-iconv
文字変換に iconv を使用します。
(--with-iconv を指定した場合、--disable-dl-table がデフォルトとなります。)
--with-gui=(xlib|win32|fb|quartz|console|wayland|sdl2)
GUI ライブラリとして xlib / win32 / fb / quartz / console / wayland / sdl2
/ beos のいずれを使用するか指定します。
(「対応プラットフォーム」の項目参照)
--with-imagelib=(gdk-pixbuf)
mlterm 本体に gdk-pixbuf をリンクし、壁紙やアイコンの画像を扱えるようにし
ます。
このオプションを使用しない場合、--with-tools オプションで mlimgloader (外
部プログラム)をインストールしていれば、mlimgloader を使用して画像表示を行
います(mlterm 本体に gdk-pixbuf をリンクしなくても、画像表示が可能です。)。
--with-libltdl
モジュールの動的ローディングに libltdl を使用します。
--with-type-engines=(xcore|xft|cairo)
テキストレンダリングエンジンを指定します。
--disable-anti-alias
xlib版では、--with-type-engines=xcoreと同じ。
(--enable-anti-alias オプションは --with-type-engines=xcore,xft,cairo と同じ)
なお、xlib版で、--with-type-engines オプションを指定した場合、このオプショ
ンは無視されます。
framebuffer、wayland 又は sdl2 版では、freetype を利用した True Type フォ
ントのサポートを無効にします。
--enable-fontconfig
framebuffer、wayland 又は sdl2 版で、フォントの検索に fontconfig を無効に
します。
(~/.mlterm/*aafont の設定を使用します。)
--disable-dl-type
type engine モジュールの動的ローディングを無効にし、mlterm 本体にリンクする
ようにします。
--disable-fribidi
Fribidi を用いた Bidi レンダリングを無効にします。
(see doc/en/README.bidi)
--disable-ind
インド諸語の表示を無効にします。
(see doc/en/README.indic)
--disable-dl-ctl
BiDi 及び インド諸語を表示するためのモジュールの動的ローディングを無効にし、
mlterm 本体にリンクするようにします。
--disable-ssh2
libssh2 (https://www.libssh2.org) を用いて ssh サーバに接続する機能を無効に
します。
なお、共通鍵暗号方式として camellia を使用したい場合や SSH agent forwarding
を行いたい場合は、
https://github.com/arakiken/libssh2/archive/camellia-agentfwd.zip
をダウンロードしてインストールしてください。
--with-mosh=(moshのソースコードがあるディレクトリ)
mosh (https://www.mosh.org) を用いて mosh サーバに接続する機能を有効にします。
なお、あらかじめ mosh の ./configure スクリプトを実行しておいてください。
また、このオプションは、libssh2 が有効な場合のみ、利用できます。
libptymosh をバイナリ形式で配布しないでください。
--without-pthread
ssh サーバとの (doc/en/PROTOCOL の scp コマンドによる) secure copy において
pthread を使用しません。
--enable-debug
デバッグバージョンをビルドします。
--enable-optimize-redrawing
行の再描画処理を高速化します。(但し、w3m-img で副作用が出ます)
--with-scrollbars
scrollbar/ 又は contrib/scrollbar/ 以下の指定されたスクロールバーをビルド
します。
--with-tools
tool/ 又は contrib/tool/ 以下の指定されたツールをビルドします。
--disable-use-tools
tool/ 又は contrib/tool/ 以下のツールを一切ビルドせず、これらのツールを呼
び出す機能を mlterm 本体から削除します。
--disable-dnd
XDnD プロトコルによるドラッグアンドドロップサポートを無効にします。
--disable-kbd
kbd (アラビア語/ヘブライ語/インド諸語用インプットメソッド)を無効にします。
--disable-uim
uim を無効にします。libuim が必要です。
--disable-m17nlib
m17n library が提供するインプットメソッドを無効にします。
m17n-lib と m17n-db が必要です。
--disable-scim
SCIM (Smart Common Input Method platform) を無効にします。
libscim が必要です。
--disable-ibus
iBUS (Intelligent Input Bus) を無効にします。
libibus が必要です。
--disable-fcitx
Fcitx を無効にします。
Fcitx を有効にする場合、fcitx-gclient (Fcitx5GClient) が必要です。
--disable-canna
Canna を無効にします。
--disable-wnn
Freewnn を無効にします。
--disable-skk
SKK を無効にします。
--disable-iiimf
IIIMF (Internet/Intranet Input Method Framework) を無効にします。
有効にする場合、libiiimcf が必要です。
--enable-pty-helper
gnome-pty-helper をサポートします。(BSD style pty のシステムでは無効です。)
なお、gnome-pty-helper は ${libexecdir}/ ディレクトリに配置する必要があり
ます。
--with-gtk=(2.0|3.0|4.0)
使用する GTK+ のバージョンを指定します。
(4.0 が使えるのは mlconfig だけです。libvte compatible library 及び
mlterm-menu は、これまで同様、2.0 又は 3.0 が必要です。)
--enable-vt52
VT52 エミュレーション機能をサポートします。
--disable-image
壁紙、アイコン、擬似透過及び Sixel graphics といった画像処理関連の機能を全
て無効にします。
--disable-otl
OpenType フォントの置換グリフ等を使った表示を無効にします。
有効にする場合、harfbuzz が必要です(libotf も使えますが、推奨しません)。
--enable-brlapi
brlapi ライブラリを使って brltty サーバに接続します。(Experimental)
(see doc/en/README.brltty)
--enable-utmp-suid
utmp を直接読み書きできるようにするために、mlterm のインストール時のパーミ
ッションとして、root への setuid 又は utmp への setgid を設定します。
デフォルトでは、無効になっています。
--with-utmp=(utempter|sysv|login|bsd|none)
utmp を読み書きする方法を指定します。
--disable-daemon
daemon mode を無効にします。
--disable-split
画面分割を無効にします。
(MacOSX/Cocoa や HaikuOS では、無効にできません。)
--disable-zmodem
zmodem によるファイル転送を無効にします。
--disable-compact-truecolor
CSI 38 ... m 等により指定された 24 ビットカラーを表示する際に、240個のパレ
ットを使い回す方法を無効にします。
このオプションを無効にすると、パレットの使い回しをしない代わりに、
vt_char_t のサイズが 8 バイトから 12 バイトに増えます。
--disable-shared
共有ライブラリを構築しません。
--disable-static
静的ライブラリを構築しません。
--with-libtool=[path]
libtool を自動生成せず、システムのlibtoolを使うよう指定します。
* 使い方
$ mlterm
うまく動作しない場合は、~/.mlterm/msg.log にエラーメッセージが出ていないか確認
してください。
* 設定
o 設定ファイル
${SYSCONFDIR}/mlterm 以下、および、~/.mlterm 以下におかれます。
前者が先に読まれ、次にそれを後者で上書きできます。
main ... 引数オプションで上書き可能な、プリミティブな設定
font ... フォント設定
vfont ... 可変長コラム幅使用時のフォント設定
aafont ... Xft or cairo用フォント設定
vaafont ... Xft or cairo用かつ可変長コラム幅使用時のフォント設定
tfont ... 縦用フォント指定
taafont ... Xft or cairo用かつ縦用フォント指定
color ... 色定義
key ... ショートカットキー定義
termcap ... termcapもどき
xim ... XIM ローケール指定
o main
KEY=VALUE
行頭の # で、その行をコメントアウトできます。
** で囲まれている方のがデフォルト値です。
(#) のついているオプションは、設定画面からの動的変更が可能です。
-- Encoding 関連 --
o auto_detect_encodings (#)
文字コードを自動判定する場合の候補とするエンコーディング
(カンマで区切って複数指定可)
o bidi_mode (*normal*/left/right)
left 又は right を指定すると、全ての行を左寄せ又は右寄せで表示
o bidi_separators (#)
BiDi レンダリングを行う範囲を区切る文字を指定
('\x'から始まる16進数の使用も可。指定できる文字は \x00-\xff)
o big5_buggy (true/*false*)
Big5 CTEXT のバグ (XFree86 4.1.0 以前) に対応
o col_size_of_width_a (1/2) (#)
UNICODE の EastAsianWidth.txt の A プロパティのコラム数
デフォルト値は、ja_XX.XX locale 環境では 2 , その他の環境では 1 です。
o console_encoding (*auto*) (mlterm-con 用)
mlterm-con が動作するコンソールのエンコーディング
o encoding (*auto*) (#)
エンコーディングの指定
サポートしているエンコーディングは、以下の通りです。
ISO-8859-[1-11], ISO-8859-[13-16], TIS-620(same as ISO-8859-11),
KOI8-[RUT], ISCII_(ASSAMESE|BENGALI|GUJARATI|HINDI|KANNADA|MALAYALAM|
ORIYA|PUNJABI|TAMIL|TELUGU), VISCII, TCVN5712, GEORGIAN_PS,
CP125[0-8], CP874, EUC-JP, EUC-JISX0213, Shift_JIS, Shift_JISX0213,
ISO-2022-JP[1-3], EUC-KR, UHC, JOHAB, ISO-2022-KR, GB2312 (EUC-CN), GBK,
GB18030, ISO-2022-CN, HZ, EUC-TW, BIG5, BIG5HKSCS, UTF-8, AUTO
'-' , '_' および、大文字小文字は無視されます。
(注)
o pty から流れてくる文字列のエンコーディングを自動認識することはできませ
ん。
o TIS620,TCVN5712,JISX0213 の合成用ダイアクリティカルマーク、および
UNICODE の結合クラス結合文字については、結合文字を動的合成できますの
で、それらを使う場合は、-m オプションをつけて、結合文字サポートを有
効にしてください。
o KOI8_T, GEORGIAN_PS, CP125[0-8], CP874 については、専用のフォントは存
在せず、Unicode 経由でしか利用できないため、必ず -u オプションを併用し
てください。
o AUTO を指定した場合、nl_langinfo -> LC_ALL -> LC_CTYPE -> LANGを順番に
調べ、適当なエンコーディングを選択します。
ENCODING 指定を行なわなかった場合も同様です。
o input_method (#)
使用するインプットメソッド
フォーマットは以下のようになります。
[input method];[option1]:[option2]
[input method] にインプットメソッド(xim/uim/m17nlib/scim/kbd/skk/wnn/
canna/iiimf)を指定し、必要であれば ":" で区切ってオプションを列挙します。
各インプットメソッドのオプションは以下の通りです。
xim の場合: xim:[xim server]:[locale]
[xim server] で XIM サーバー名(kinput2, Ami, xcin など)を指定します。
指定しなかった場合は、環境変数 XMODIFIERS で指定した XIM サーバーが
使用されます。[locale] には XIM サーバーのローケールを指定します。指定し
なかった場合はシステムのローケールが使用されます。use_xim オプションで
xim を無効にした場合、xim を指定しても無視されます。
uim の場合:
uim:[conversion engine]
[conversion engine] に変換エンジン(anthy, prime, hangul2など)を指定しま
す。指定しなかった場合は uim のデフォルト変換エンジンが使用されます。
m17nlib の場合:
m17nlib:[language id]:[input method]
[language id] には ISO-639 に従って言語(ar, zh, ja など)を指定します。
指定しなかった場合はシステムのローケールから取得した言語が使われます
[input_method] で使用するインプットメソッド(anthy, py など)を指定します
指定されなかった場合は [language id] のデフォルトインプットメソッドが使
用されます。m17nlib を指定した時は key ファイルで IM_HOTKEY を指定して
ください。
scim の場合:
scim (オプション無し)
ibus の場合:
ibus:[conversion engine]
[conversion engine] に変換エンジン(anthy, prime, hangul2など)を指定しま
す。指定しなかった場合は ibus のデフォルト変換エンジンが使用されます。
(ibusを使用する際の注意点)
ibus の preferences 画面からキーボードショートカットを設定する場合、モデ
ィファイアの Release にはチェックを付けないでください。
fcitx の場合:
fcitx (オプション無し)
wnn の場合:
wnn:[server]
[server] には、接続するかな漢字変換サーバを指定します。
なお、JSERVER 環境変数により指定することも可能です。
また、WNNENVRC 環境変数により wnnenvrc ファイルの場所を指定することができます。
canna の場合:
canna (オプション無し)
skk の場合:
skk:dict=[dictionary](:utf8),sskey=[sticky shift key]
[dictionary] に、接続する辞書サーバ(skkserv)の "ホスト名:ポート番号" 又
は、辞書ファイルのパスを指定します。辞書が UTF-8 の場合には、末尾に
:utf8 を付けてください。
SKK_DICTIONARY 環境変数により指定することも可能です。
指定しない場合は、localhost の辞書サーバに接続します。
なお、上記とは別に、~/.mlterm/skk-jisyo をローカルの辞書として使用します。
[sticky shift key] には、sticky shift key として使用するキーを指定してく
ださい。印刷可能な文字のキーを指定する場合はその文字(\x3bのように16進数
で指定することも可)を、それ以外の場合は <X11/keysymdef.h> に定義されたシ
ンボル(XK_を除く)を指定してください。
SKK_STICKY_SHIFT_KEY 環境変数により指定することも可能です。
kbd の場合:
kbd:[mode]
[mode]には、isciixxx、arabic 又は hebrew を指定します。
なお、[mode]を省略した場合、ISCII モードの時は ISCII 配列、それ以外では
ローケールが ar_* の場合はアラビア語配列、he_* の場合はヘブライ語配列の
キーマッピングになります。
kbd を指定した時は key ファイルで IM_HOTKEY を指定してください。
iiimf の場合:
iiimf:[language id]:[language engine]
[language id] には RFC1766 に従って言語(ar, zh_CN, ja など)を指定しま
す。指定されなかった場合はシステムのローケールから取得した言語が使われ
ます。[language engine] では使用する LE (CannaLE, newpy など)を指定しま
す。指定されなかった場合は [language id] のデフォルト LE が使用されま
す。
なお、HTT_SERVER_ADDRESS 環境変数により、接続するサーバのアドレス(Unix
Domain Socket の場合はファイルパス)を指定できます。
また、HTT_SHOW_STATUS_WINDOW=trueを指定することにより、ステータス表示用の
ウィンドウを表示します。
HTT_AUX_BASE_DIR 環境変数により、aux モジュールのあるパスを指定するこ
とができます(デフォルトは/usr/lib/iiim/le)。
o receive_string_via_ucs (true/*false*) (#)
copy and paste で受け取った XCOMPOUND TEXT や、XIM から入力された文字列
を、一旦 UNICODE を経由してから端末エンコーディングに変換する
o use_auto_detect (#)
文字コードを自動的に判定
あらかじめ、auto_detect_encodings オプションで候補とするエンコーディング
を指定しておく必要があります。
o use_combining (*true*/false) (#)
結合文字を処理(直前の基底文字に結合)
なお、use_dynamic_comb が true の場合は、自動的に false になります。
o use_ctl (*true*/false) (#)
BiDi 及び インド諸語 のレンダリングに対応
(必要ない場合は false に設定することを推奨します。)
o use_dynamic_comb (true/*false*) (#)
結合文字について、1カラム分占有するが、直前の基底文字に結合して表示
端末アプリケーションが結合文字をサポートしていない場合でも、結合文字を正
しく表示できるようにします。
o use_multi_column_char (*true*/false) (#)
1 文字で複数コラムを占有する文字に対応
いわゆる全角文字を処理するかどうかを指定します。 w3m-m17n を縦表示で使
用する場合には、このオプションを無効にしてください。
o use_vertical_cursor (*true*/false)
縦書き用カーソル
十字カーソルキーを、cjk 縦表示の場合であれば、
右 => 下
左 => 上
上 => 右
下 => 左
に割当て直します。
o use_xim (*true*/false)
XIM を使う
これを false にすると、XIM は一切使用できなくなります。
o vertical_mode (*none*/cjk/mongol) (#)
縦表示のスタイルを指定
cjk は、右から左の縦表示、mongol は、左から右の縦表示です。
-- Font 関連 --
o baseline_offset (*0*) (#)
ベースラインの相対位置
o box_drawing_font (unicode/decsp/*noconv*) (#)
罫線文字について、常に Unicode フォント又は DEC Special フォントで表示す
る。
o compose_dec_special_font (true/*false*)
DEC special (特殊文字を除く) のグリフを動的に合成
このオプションが指定された場合、"font" ファイルで DEC_SPECIAL として
指定したフォントは無視されます。
o emoji_path (~/.mlterm/emoji)
絵文字表示に使用する画像のあるディレクトリ又は絵文字フォント
(NotoColorEmoji.ttfなど)のパスを指定します。
o emoji_file_format (%.4x.png,%.4x-%.4x.png)
emoji_path オプションで指定したディレクトリ内の画像ファイルのファイル名の
フォーマットを指定します。
また、以下のように、カンマに続けて、2つのコードポイントからなる emoji
sequence のファイル名のフォーマットも指定することができます。
[Format1],[Format2]
[Format2] の指定を省略する場合、
[Format1のうち拡張子を除く部分]-[Format1]
を2つのコードポイントからなる emoji sequence のファイル名とみなします。
ファイル名のうちコードポイントを示す部分は、printf のフォーマット指定子を
使用してください。
o fg_color (*black*) (#)
端末画面の前景色
fg_color,bg_colorに指定できる値は、rgb.txt で定義された色名、#RRGGBB、
#RRGGBBAA、rgb:RR/GG/BB 又は rgba:RR/GG/BB/AA 形式の色指定です。
e.g.)
fg_color = blue
fg_color = #aabbcc
o fontsize (*16*) (#)
フォントサイズ
なお、例えば、(tv)font 設定ファイルで、
DEFAULT=-kochi-mincho-medium-*--14-*-
のように、特定のサイズ(上記例では 14 pixel)のフォントをデフォルトとして
指定した場合には、fontsize オプションを変更しても、フォントサイズは(上記
例では 14 pixel のまま)変わらなくなるため、注意してください。
o font_size_range (*1-10000*)
変更可能なフォントサイズの範囲
フォーマットは以下のとおり。
[min]-[max]
e.g.)
font_size_range = 10-24
10 から 24 pixel まで変更できるようになります。
o hide_underline (true/*false*)
アンダーラインを描画しません。
o iso88591_font_for_usascii (true/*false*)
US_ASCII の表示には、必ず ISO8859-1 フォントを使用
o leftward_double_drawing (true/*false*)
medium フォントを重ね打ちする場合の開始位置を 1 pixel 左(デフォルトは右)
からとします。
o letter_space (*0*) (#)
字間の広さ
幅が不揃いの複数のフォントを使用する場合は、このオプションで字間を適宜
調整してください。
なお、-V オプションと同時に指定すると無効になります。
また、type_engine=xcore で letter_space に 1 以上の値を指定すると、
描画パフォーマンスが大幅に低下します。
マイナスの値を指定すると字間が狭くなります。
o line_space (*0*) (#)
行間の広さ
高さが不揃いの複数のフォントを使用する場合は、このオプションで行間を適宜
調整してください。
マイナスの値を指定すると行間が狭くなります。
o not_use_unicode_font (true/*false*) (#)
UNICODE を適当な文字集合にmapして、UNICODE フォントを使わずに表示
なお、文字幅及び結合文字の属性は、UNICODE の属性を使用します。
また、できるだけ LANG 環境変数に設定された言語の文字集合への変換を優先し
ますが、LANG=C の場合などは、直近で変換に成功した文字集合への変換を優先
するため、複数の文字集合に登録されている文字については、期待した文字集合
に変換されない場合があります。
o only_use_unicode_font (true/*false*) (#)
すべての文字を UNICODE フォントだけを使って表示
なお、文字幅の属性は、UNICODE の属性は使いません。
o ot_script (*latn*) (#)
グリフ置換を行う場合の script を指定します。
o ot_features (*liga,clig,dlig,hlig,rlig*) (#)
グリフ置換を行う場合の feature を指定します。
o screen_width_ratio (*100*) (#)
実スクリーンの横幅(百分率)
縦書きモードの場合は縦幅
o step_in_changing_font_size (*1*)
larger,smaller ボタンでのフォントサイズの変化量(*1*)
o type_engine (xcore/xft/*cairo*) (#)
xcore, xft 又は cairoのいずれによりフォントを描画するかを指定
なお、use_anti_alias = true にした場合は、自動的に type_engine = cairo と
なります。
o underline_offset (*0*) (#)
アンダーラインの位置(フォントのベースラインからの相対位置)
o unicode_full_width_areas (#)
EastAsianWidth.txt に関わらず、このオプションで指定した範囲の文字は、常
に全角幅とします。
範囲の指定方法は、unicode_noconv_areas オプション参照
o unicode_half_width_areas (#)
EastAsianWidth.txt に関わらず、このオプションで指定した範囲の文字は、常
に半角幅とします。
範囲の指定方法は、unicode_noconv_areas オプション参照
o unicode_noconv_areas (#)
not_use_unicode_font を true とした場合でも、このオプションで指定した範
囲の文字は、常に UNICODE のまま表示
範囲の指定方法は次のとおり。
e.g.) U+1234-5678,U+0123-4567
o use_aafont (true/false) (mlterm-fb, mlterm-wl or mlterm-sdl2 用)
mlterm-fb、mlterm-wl 又は mlterm-sdl2 で truetype フォントを使用する場合
に、~/mlterm/*font-fb でなく ~/.mlterm/*aafont の設定を読み込み、
fontconfig を使ってフォントを探す。
mlterm-fb のデフォルト値は false、mlterm-wl 及び mlterm-sdl2 のデフォル
ト値は true
o use_anti_alias (true/false/*default*) (#)
アンチエイリアスフォントを強制的に使用
なお、このオプションを指定しなかった場合又は use_anti_alias = default
にした場合、アンチエイリアスするかどうかは、システムの設定によります。
o use_bold_font (*true*/false)
ボールドフォントを使用
o use_cp932_ucs_for_xft (*true*/false)
Xft 又は cairo 使用時、JISX0208 の Unicode 変換に CP932 の変換テーブル
を使う
多くの Unicode フォント(東風、Dynalab フォント)は、CP932 の変換テーブ
ルを元に、JISX0208 用のフォントを格納しています。「~」などが表示され
ないという場合は、このオプションを有効にしてください。
o use_italic_font (*true*/false)
イタリックフォントを使用
o use_ot_layout (true/*false*) (#)
Open Type フォントの置換グリフ等を使ってテキストを表示します。
use_ctl オプションを有効にしておく必要があります。
なお、use_ot_layout=true の場合、置換グリフ等を使ってテキストを表示して
いる行においては、cairo on xlib 及び freetype+fontconfig on
framebuffer/wayland/sdl2 における代替グリフ検索による自動フォント補完機
能は無効となります。
o use_point_size (true/*false*)
fontsizeオプションで指定した数値をピクセルでなくポイントとして扱う。
(cairo、xft又はwin32の場合のみ有効)
o use_variable_column_width (true/*false*) (#)
可変長コラム幅に対応
なお、vertical_mode が cjk 又は mongol に設定されている場合は、
自動的に false に設定されます。
-- Background 関連 --
o alpha (*255*) (#)
背景画像使用時及び透過処理時に、bg_color で指定した色と背景をブレンドす
る比率[0-255]
なお、背景画像又は擬似的な背景透過を使用する際、このオプションがデフォ
ルト値 (255) のままだった場合は、自動的に 0 に変更されます。
depth オプションの説明も参照してください。
o bg_color (*white*) (#)
同背景色
o brightness (*100*) (#)
背景画像(透過処理含む)の輝度調整(百分率)[0-100]
o contrast (*100*) (#)
背景画像(透過処理含む)のコントラスト(百分率)[0-100]
o fade_ratio (*100*) (#)
Focus から外れたときの前景/背景色の Fade 率(百分率)[0-100]
o gamma (*100*) (#)
背景画像(透過処理含む)のガンマ値(百分率)[0-100]
o separate_wall_picture (*true*/false) (mlterm-fb on NetBSD/x68k 用)
壁紙のみ Graphic VRAM ではなく Text VRAM に描画し、スクロール測度を改善
o use_transbg (true/*false*) (#)
擬似的な背景透過を行う。
o wall_picture (*なし*) (#)
壁紙にする画像ファイルのパス
なお、use_transbg が true となっている間は、壁紙の表示は行なわれません。
-- Color 関連 --
o bd_color (#)
ボールドの代わりに文字に色を付けるのに使用する色
o bl_color (#)
点滅の代わりに文字に色を付けるのに使用する色
o co_color (#)
打ち消し線の代わりに文字に色を付けるのに使用する色
o cursor_fg_color (#)
カーソルの前景色
o cursor_bg_color (#)
同背景色
o it_color (#)
イタリックの代わりに文字に色を付けるのに使用する色
o rv_color (#)
反転の代わりに文字に色を付けるのに使用する色
o ul_color (#)
アンダーラインの代わりに文字に色を付けるのに使用する色
o vt_color_mode (256/*high*/true)
CSI 38;2;r;g;b m 又は CSI 48;2;r;g;b m で指定された RGB により表示される
色について、256色からの近似値とするか、high color 又は true color で表示
するかを指定
(./configure で --disable-compact-truecolor オプションを指定してビルドし
た場合は、常に vt_color_mode=true となります。)
-- Scrollbar 関連 --
o sb_fg_color (#)
スクロールバーの前景色
o sb_bg_color (#)
同背景色
o scrollbar_mode (none/*left*/right/autohide) (#)
スクロールバーのつけ方
autohide の場合、マウスカーソルを画面の右端に近づけたときだけ一時的にスク
ロールバーを表示します。
o scrollbar_view_name (*simple*/sample/sample3/next/motif/athena/mozmodern) (#)
使いたいスクロールバーの名前
o use_mdi (*true*/false)
スクロールバー及び画面分割を有効
scrollbar_mode , scrollbar_view_name オプションは、これが true の場合の
み有効です。
o simple_scrollbar_dpr (*1*)
"simple" スクロールバーの横幅を決めるための device pixel ratio
-- その他 --
o allow_change_shortcut (true/*false*)
OSC 5379 の "set_shortcut" による動的なショートカットキー定義を有効にす
る。
o allow_osc52 (true/*false*)
OSC 52 sequence によるクリップボード(セレクション)へのアクセスを許可
なお、このオプションを動的に変更するには、"proto:allow_osc52=switch"
ショートカットキーを使用する必要があります。
o allow_scp (true/*false*)
ssh 接続時に OSC 5379 scp を許可
なお、このオプションを動的に変更するには、"proto:allow_scp=switch"
ショートカットキーを使用する必要があります。
false の場合は、転送先ホストの "." (~/.mlterm/recv) ディレクトリ以下に
保存されます。
o app_name (*mlterm*)
アプリケーション名
(xlib版では WM_CLASS プロパティにセットされます)
o auto_restart (*true*/false)
SIGSEGV, SIGBUS, SIGFPE, SIGILL が発生した場合に、mlterm 内部の console
application (ssh 接続を除く。)を引き継いだ mlterm を起動し直す。
デバッグのため core dump を取得する場合は、必ず false にしてください。
o bel_mode (none/*sound*/visual/sound|visual) (#)
BEL(0x7)を受け取った時の挙動
soundの場合はビープ音で、visualの場合は画面ブランクでBELを通知します。
sound|visualを指定すると、両方行います。
o blink_cursor (true/*false*) (#)
カーソルを点滅させる。
o borderless (true/*false*)
Window Manager の飾りを外す。
o broadcast (true/*false*) (#)
キー入力及びペーストされた文字列を、全ての pty (ignore_broadcasted_chars
オプションの値が false なものに限る) に送信
o cipher_list
ssh 接続で使用する共通鍵暗号を指定
(コンマ区切りで複数指定)
o click_interval (*250*) (#)
ダブルクリックの間隔(ミリ秒)
o console_sixel_colors (16/256/full) (mlterm-con 用)
mlterm-con が動作するコンソールがサポートしている Sixel Graphics の色数
16, 256, full のいずれかを指定します。
XTCOLREG(CSI?Pi;Pa;PvS)により、16か256のいずれか適当な方を判定します。
o daemon_mode (*none*/blend/genuine)
daemon process となるかどうか
blend の場合、最後の端末ウィンドウが閉じられた段階で、daemon process
は終了します。
一方、genuine の場合、最後の端末ウィンドウが閉じられた後も、また、X
が終了したのちも、daemon process として動作しつづけることが可能です。
なお、既にdaemon processが起動していた場合は、mlclientが実行されます。
o default_cell_size (*8,16*) (mlterm-con 用)
mlterm-con がセルの幅と高さのピクセル数を取得できなかった場合に使用する
デフォルトの幅と高さ
o default_server
ssh 等により直接ログインするサーバを指定
MinGW 又は --enable-ssh2 オプションでビルドした場合に有効となります。
値の形式は、(<protocol>://)(<user>@)<server>(:<port>)(:<encoding>)
例) mlterm --serv ssh://user@host:22:eucjp
mlterm --serv mosh://user@host:22:utf8
o depth
Visual の深さ (8, 16, 24, 32)
なお、depth が 32 の場合、--alpha オプション又は背景色として
"rgba:RR/GG/BB/AA" と指定することで、半透明にすることができます。
o display
X の DISPLAY を指定
o exit_backscroll_by_pty (true/*false*)
バックスクロール中に、端末出力があった場合、バックスクロールを抜ける。
o fb_resolution (mlterm-fb on NetBSD/x68k or OpenBSD 用)
768x512x4 のような形式で解像度を指定
o format_other_keys (true/*false*)
modifyOtherKeys が有効な場合に送られるエスケープシーケンスの形式を
CSI 27; Ps; Ps ~ ではなく CSI Ps; Ps u にする。
(xterm の formatOtherKeys と同じ)
o geometry
表示位置を指定
o icon_name (*mlterm*)
アイコン名
o icon_path
アイコン画像のファイル名
o ignore_broadcasted_chars (true/*false*)
broadcast オプションが true の場合でも、ブロードキャストを受け付けない。
o init_str
pty をオープンしたときに、端末に送られる初期化文字列を指定
o inner_border (*2*)
Window の inner border (0-224)
"H,V"形式で値を指定すると、横方向と縦方向で別々に inner border の値を指
定できます。
o local_echo_wait (*250*)
local echo 状態を保持する時間 (ミリ秒)
o locale
指定したローケールに setlocale() します。
o layout_inner_border (*0*)
Layout Manager の inner border (0-224)
"H,V"形式で値を指定すると、横方向と縦方向で別々に inner border の値を指
定できます。
o logging_msg (*true*/false)
mlterm が出力するメッセージを ~/.mlterm/msg.log に出力
o logging_vt_seq (true/*false*) (#)
pty から流れてくる VT sequence を ~/.mlterm/[device].log に記録
o logsize (*128*) (#)
ログの行数
unlimited を指定するとログの行数は無制限になります。
65535行を超える数値を指定した場合、unlimited と見なします。
o max_ptys (*32*)
同時に立ち上げることができる pty の最大数 (32の倍数で指定)
o mod_meta_key (*none*/mod1/mod2/mod3/mod4/meta/alt/super/hyper)
Meta キーとして使用するキーを指定
o mod_meta_mode (none/esc/*8bit*) (#)
Meta キーを押下した時の挙動