綜絖の一目を一羽という。綜絖の密度を表すのに、10cmに何羽あるかで「30羽」や「40羽」という風に使うことが多い。(2005/11/2記)
多分、半分がハック織りである織り方ではないかと…。
参考:『ウィーヴィング・ノート―織物と組織・織りの計画・織りと道具』
(多分2016/06/15位に記)
羊の種類。英国羊毛では最古といわれる品種。白髪っぽい毛質。粗毛で、主に敷物用。ケンプ(太くて短い毛)が多い。
参考:
- 『ホームスパンテクニック』
- ポンタさんの羊の手帖
(2008/4/19記)
クラバスノールという浮き織りから発展した織り方で、柄糸を同幅で渡して四角を作り、その四角をもとに模様を作る。
参考:『木枠で手織り―スウェーデンスタイルで始めましょう』
(2006/3/6記)
染めの時に、薬品によって、染料の色を発色させ、繊維に色を吸着させ、色を落ちにくくさせることをいう。媒染剤としてはアルミ系・錫系・銅系・クロム系・鉄系・アルカリ系がある。家庭で行うにはアルミ系のみょうばん・鉄系の鉄が安心。
参考:『ハンドウィービング―手織りの実習』
(2005/10/14記)(2009/3/14追記)
Beiderwand。ドイツのシュレスヴィヒホルシュタインと南デンマークで17、18世紀から織られていたテクニックらしい。オランダがインドの植民地であったBidarから習った織り方で、街の名前が名前の由来ではないか、とのこと。経糸は白一色(昔はリネンでその後綿)で、緯糸は柄部分は経糸と同じ白糸。それ以外の緯糸は経糸より太いウールを使用する。
参考:https://www.sites.google.com/site/jwsguild/talks
(2015/08/16記)
二重織りの応用で、片端を輪にすることで、織り地を倍の幅にする織り方。これにより織り機の幅の倍の織り地を作成することが可能。2枚綜絖では不可。(2005/10/19記)
『小学館新選国語辞典第七版』で「パイル」をひくと、第二義が「タオル・ビロードなど、布地の表面に輪奈(わな)やけばを織り出したもの」になっている。タオル・ビロードのほか、絨毯などもパイル織りである。
要するに経糸に何かをからめたりねじったりする織り方、のような気がする。
技法としては、「ハイパイル織り(毛足の長い織り方)」にノッティング、ルーピングなど。「ローパイル織り(毛足の短い織り方)」にスマック、チェイニング、トワイニングなどがある。
参考:『ハンドウィービング―手織りの実習』
(2005/09/29記)(2006/07/26修正)
羊毛の中の短い繊維。(2016/09/06記)
斜文織のうちローズパスの通し方で、緯糸の余裕を多くして強く打ち込むことで、複数段(4枚綜絖なら4段)で1段に見せる。4枚綜絖を例とすると、横7列の左右対称のモチーフが横に繋がって現れる(7列と7列の間には1列の空き?ができる)。
(綜絖の枚数×2-1)列の、左右対称のモチーフ、ということを念頭に置けば、自分でも色々な図案を考えることができる。
斜文織なので、本来4枚綜絖以上でしかできない筈だが、木枠やリジットヘドル機で織っている例も見られる(1本ずつすくったり、糸綜絖を作ったりするようだ)。
元々はスウェーデンの織り方で、そちらの名称はブンデンローゼンゴン(Bunden Rosengång)、又はグッバテッケ(Gubbatäcke)。
教室で習っていた時はローズパスと呼ぶ人も多かったが、バウンドローズパスは多分ローズパス(ローゼンゴン)の一種。(強く打ち込んで経糸が見えないものがバウンドローズパスなのではないか)
作品例:
参考:
- 『ハンドウィービング―手織りの実習』 バウンドローズパスという名称はないが、作例にバウンドローズパス作品がある。
- 『STORA VÄVBOKEN』
- 『手織り大全』 バウンド織り(ブンデンローセンゴン)として紹介されている。
(2005/10/02記)(2007/12/16修正。ローズパスとして「ろ」のところに記述していたが、正式にはバウンドローズパスのような気がしたため、こちらに移動)(2007/12/20修正)(2008/5/17追記)(2016/06/18追記)(2021/07/10追記)
⇒添え糸織り(2009/4/22記)
経糸を男巻きに巻く時、糸と糸が重なり合わないように入れる紙のこと。織り幅よりも広い厚紙など(カレンダーなど)を用いる。巻き取り紙とも言う(⇒巻き取り紙)(2017/5/13記)
少量の緯糸を使う時に、杼を使わずに済ませる方法で、手を使って糸をまとめる。
参考:『ハンドウィービング―手織りの実習』
(2006/5/8記)
特別組織の一つ。経糸、緯糸の浮きで、蜂の巣のような凹凸が現れる組織。丸っこく凹凸が出るものと、ワッフルのような凹凸が出るもの、どちらも蜂巣織と言うようだ。
英語で言うとHonyecomb weave(ハニカムウィーブ)だが、ワッフル状態のものの方はWaffle weaveともいう、のだと思われる。ちなみにワッフル状態のものは日本語でも桝織りと言うこともあるっぽい。
参考:
- 『手織りの実技工房―絣からもじり織まで』 ** ワッフル状態の凹凸が出る。掲載されているのは5枚綜絖のもの。
- 『手織り大全』 ** 表紙がワッフル織。超拡大状態なのでわかりやすい。内部には「ワッフル織り」として4枚綜絖の組織図が掲載されている。
- 『ハンドウィービング―手織りの実習』 ** 丸っこく凹凸が出る。なかでも模様の柄がめがねのようになるものを「めがね織り」とも言う。 (2005/11/6記)(2006/3/24追記)(2021/7/18追記)
浮き織りとも。特別組織の一つ。経糸、緯糸が浮いた模様となって現れる組織。元の英語名は「ハックアバック【Huck-a-Back】」らしい。huckabackを英和辞典で調べると「粗くて丈夫なリンネルまたは木綿のタオル地」(Weblio辞書より)なので、タオルに適した織り方なのだろう。
参考:『ハンドウィービング―手織りの実習』
(2005/11/6記)(2016/06/15追記)
染めたものから、後で色を抜くこと。
参考:『インディゴ・ブルー 藍色に染める』
(2006/5/7記)
羊毛の状態。日本だとロール(またはシート)と呼ばれていることが多いらしいが英語だとバッツらしい。スカード(洗った羊毛)をドラムカーダーでほぐしたシート状のもの。(2019/3/24記)
→スリット(2005/09/28記)
沖縄の代表的な織物の一つ。浮き織りで細かな模様を織り出すもの。地糸を浮かせて模様とするものと、地糸とは別に絵糸で模様を出すもの、それらを合わせたものがある。
参考:
- 『手織りの実技工房―絣からもじり織まで』
- 『すぐわかる染め・織りの見分け方』
(2006/3/23記)
赤系や紫系の花に含まれるアントシアンという色素を、酢で取り出して染めること。アントシアンは熱に弱いため、火はなるべく使わない。もしくは低温で行う。したがって堅牢度には欠ける傾向にある。また、高温にできないためウール染めには向かない。一番向くのは低温でも染まりやすい絹。(2007/03/13記)
別名、ふるへ。通常の綜絖の穴の部分まで、つまり約半分の長さしかない綜絖。通常の綜絖の穴を通して別の綜絖の経糸を通す。これにより、経糸を絡ませることが可能になる。絡み織りに用いる。
参考:
(2009/6/13記)(2011/8/4修正)
糸の太さを表す単位で恒重式(一定の重さに対して、長さがどのくらいあるかを表す)と恒長式(一定の長さに対して、重さがどのくらいあるかを表す)とがある。
恒重式
番手制名 | 素材 | 単位 | 表示法 |
---|---|---|---|
イギリス式(EC) | 綿・絹紡糸 | 1番手=1ポンド(453.6g)で840ヤード(768.1m) | 10/1など、番手/撚糸本数 |
イギリス式(EC) | 麻 | 1番手=1ポンド(453.6g)で300ヤード(274.3m) | 10/1など、番手/撚糸本数 |
メートル式・フランス式(MC) | 毛 | 1番手=1000gで1000m | 2/10など、撚糸本数/番手 |
共通番手 | すべての素材 | 1番手=1000gで1000m | 1/10は、撚糸本数によらず、1gで10m |
最近は、毛以外でも、メートル番手で書くことも多いらしい。
恒長式
番手制名 | 素材 | 単位 | 表示法 |
---|---|---|---|
デニール | 絹・化学繊維 | 1デニール=9000mで1g | 120D×3など、デニール数×撚糸本数 |
テックス | すべての繊維 | 1テックス=1000mで1g | 20tex×3など、テックス数×撚糸本数 |
参考:
(2005/10/14記)(2007/10/30修正)(2014/03/09修正)
その名の通り、バンド(紐)を織ること。小さな筬でも作成できるし、専用の織り機も存在する。(普通の織り機でも勿論作れる)
(2006/5/8記)
カーダーの一つで、手に持って使う。二つで1セット。ゴムの上にくの字に折り曲がった針金が並んでいて、片方のハンドカーダーの針金の上に置いた原毛を、もう一方のハンドカーダーですいていく。
→ハンドカーダーの写真
(2006/3/12記)
→スピンドル(2006/4/13記)
経糸の間を通すための緯糸を巻いておくもののこと。板杼や車杼など。ちなみに通っていた教室では車杼のことをシャトルと言っていた。しかし英語で言うと杼=シャトルなので、板杼もシャトルである。(2005/10/20記)
違う糸の緯糸を左右から同時に入れて途中で引き返すことで、柄を織り出す方法。
引き返す時に、二色の緯糸を絡める方法と絡めない方法がある。絡める方法はインターロック、絡めない方法はダブテイリング。
参考:
そのほか、経糸を双方向から張って途中で絡める(結果、二本取りの経糸になる)たて引き返し織りが『裂き織り大全』で紹介されている。
(2006/01/26記)(2006/4/16追記)(2021/7/13追記)
刷毛で染料液を布などに引いて染める染め方。
参考:『草木染―四季の自然を染める』
(2006/3/7記)
変化斜文織りの一つの、山形斜文織りの一つで、経緯の山形が組み合わさって、ひし形が連続しているもの。升織などもこの仲間だろう。
参考:『ハンドウィービング―手織りの実習』
(2006/05/07記)
染料液に浸して染める染め方。煮染めも浸し染めの一種。染め方には他に「引き染め」がある。
参考:『草木染―四季の自然を染める』
(2006/3/7記)
二重織りで、反対側の経糸を引っ張りあげることによって模様を織り出す方法。2枚綜絖では作成不可。
作品例:ピックアップの例
参考:『ハンドウィービング―手織りの実習』(ピックアップという名称は出ていないが、「二重織り」のところに「模様を出す織り方」として掲載されている)
(2005/10/19記)
三原組織の一つ。織物の一番基本的な組織。完全組織は経糸と緯糸が二本ずつで出来る。そのため綜絖の最低必要枚数は2枚。(2005/09/23記)
変化朱子織りの一つで、朱子織りの組織を、経、又は、緯、又は、経緯ともに、拡大させたもの。
参考:『ハンドウィービング―手織りの実習』
(2006/05/07記)
スウェーデンの織り方。ピックアップっぽいかと思うが、普通のピックアップとは違うという話も聞く。⇒ピックアップ(2010/07/15記)(2012/06/19修正)
羊の種類。フィン、又は、フィニッシュランドレースと言うらしい。フィンランド原産の品種で、世界中で飼われているらしいが、日本では珍しいらしい。肉、羊毛、毛皮が使用される。多産。
参考:畜産ZOO鑑
(2012/06/19記)
レース織りの一種。経糸を何本かまとめて緯糸でくくる技法。
参考:
(2006/01/26記)(2006/4/16追記)
二重組織で、踏み方を変えることで、表と裏の布を入れ替える。これにより二枚の布の間に空間ができる(なので風が通る、というのだろう)
参考:
(2006/3/24記)(2007/03/09追記)(2009/6/12修正)
風通織りを応用して、絣のような模様を織り出したもの。
参考:
- 『手織りの実技工房―絣からもじり織まで』 (2006/3/24記)
- 『手織り工房 (ハンドクラフトシリーズ 146)』
(2009/6/12追記)
二重織りの応用で、表側の織り地と裏側の織り地を両脇でつなげることによって、筒状のものを織る方法。
作品例:袋織りの作品例
参考:『ハンドウィービング―手織りの実習』
(2005/10/19記)
多分ノルウェー語。ダブテイリングのことだと思われる。⇒ダブテイリング
参考:
- 『BILLED VEV―矢吹恵子の絵織物バッグ』
- 『ハンドウィービング―手織りの実習』(ダブテイリングが載っている)
(2009/5/2記)
踏み木の踏み順を表した図。(2008/6/10記)
織り機の部分で、足で踏む。綜絖枠と連結しており、これを踏むことによって綜絖が上下し、経糸が開口する。(2006/3/24記)
紡ぎ機の部分で、ボビンを置き、糸を巻き取るところ(2005/12/3記)
羊の種類。ウェリッシュマウンテン種の黒い羊を交配して出来た黒い羊。ウェリッシュマウンテンとは異なり、弾力性に富む。
参考:
- 『ホームスパンテクニック』
- ポンタさんの羊の手帖
(2008/02/16記)
羊毛は刈り取った後、バラバラにならず、一枚のコートのようになる。その一枚のまとまったもののこと。
参考:『ホームスパンテクニック』
(2006/4/16記)
羊の種類。光沢とふくらみがある。中~細番手。
参考:ポンタさんのイギリス羊毛おためしパックに入っていた「英国羊毛の特徴」という説明書き。
(2008/2/11記)
フリッカーとも呼ぶ。毛を梳かすために使うもので、打ち付けるようにして梳く。カーダーとは異なり、一つで使用する。(2008/2/16記)
羊の種類。ボーダーレスターとティーズウォーターをかけあわせたもの。長毛種の中では一番細い毛。
参考:
- 『ホームスパンテクニック』
- ポンタさんのイギリス羊毛おためしパックに入っていた「英国羊毛の特徴」という説明書き。
(2008/04/22記)
地糸に別糸を入れ込む手法と思われる。『プレーンウィービング』によると、レース織りの一種というが、何故かはよくわからない。
(2006/5/8記)
→ブーケ織り(2006/4/16記)
ノッティングの一種。経糸2本を1単位にして柄糸をかけて結ぶ。
参考:『木枠で手織り―スウェーデンスタイルで始めましょう』
(2006/3/6記)
一番手前の綜絖に一本おきに経糸を通し、残りの綜絖で模様を表す経糸を通す。タビーを使用する場合と使用しない場合とがある。浮き織りのような表面になるものが一般的だが、レースのようになるものもある。これを特に「ブロンソンレース」と呼ぶ。
参考:『ウィーヴィング・ノート―織物と組織・織りの計画・織りと道具』
(2016/06/16記)
→バウンドローズパス(2007/12/20記)
平織りの変化組織で、経糸が十字に浮き、その模様が斜めに並んだもの。
参考:『手織りの実技工房―絣からもじり織まで』
(2006/3/24記)
→筬。
リジットヘドル機の筬綜絖(リジットヘドル)のことをヘドルと言うこともあるようだ。→リジットヘドル
(2006/3/31記)
キク科ベニバナ属。別名末摘花。エジプト原産で、日本では山形が産地として有名。染料としては黄色と赤色が出る、二度美味しい染料。また薬・食用油(サフラワー油)としても使用される。(2009/3/10記)
羊の腹部の毛のことで、汚れがひどいため、通常裾物として取り除かれる。
参考:『ホームスパンテクニック』
(2008/2/11記)
織り糸を数本ずつ束ねてかがる技法。 (2013/9/2記)
パイルの結び方の技法の一つ。
参考:
- 『ハンドウィービング―手織りの実習』
- 『手織りの布がある暮らし 贈り物のゆくへ』……「いろいろなもじり」として出てくるが、「いろいろな結び」か何かの誤字だと思う……。
(2006/4/16記)
緯糸を引いて織り、経糸だけが出るように織る織り方。すべりがよく、厚地で丈夫。ベルト、紐、ネクタイなど細いものを織るのに適している。
参考:
(2006/4/16記)
ロムニーとチェビオットの交配種の羊。張りがあるタイプ。
参考:『ホームスパンテクニック』
(2007/11/6記)
変化組織の一つで、斜文織りを変化させたもの。特徴によって、伸び斜文、曲がり斜文、破れ斜文、飛び斜文、山形斜文、あじろ斜文、昼夜斜文、飾り斜文などの名称がある。さらにこれらの組み合わせで無数の変化組織を作ることが可能。
参考:『ハンドウィービング―手織りの実習』
(2005/11/6記)
変化組織の一つで、朱子織りを変化させたもの。変則朱子織り、ひろげ朱子織り、重ね朱子織り、花崗朱子織り、昼夜朱子織り、ぼかし朱子織りなどがある。
参考:『ハンドウィービング―手織りの実習』
(2005/11/6記)
三原組織を元に変化させた組織のこと。拡大させたともいうらしい。(2005/11/6記)
変化組織の一つで、平織りを変化させたもの。畝織りとななこ織りがある。畝織りには経畝織りと緯畝織りがある。(2005/11/6記)
変化朱子織りの一つで、飛び数の法則を一定にせず、組織点を不規則に分散させたもの。
参考:『ハンドウィービング―手織りの実習』
(2006/05/07記)
多分ノルウェー語。英語だったらPointなんだろう。地の糸とは別の糸を点状に入れ込む綴れ織りの技法。
参考:
- 『BILLED VEV―矢吹恵子の絵織物バッグ』
- 『ハンドウィービング―手織りの実習』(ポイントという名称は出てこない)
(2009/5/2記)
「紡:よりあわせ」「績:ひきのばした」糸のこと。短い繊維をつなぎあわせた糸。それだけ言うと、手紡ぎの紡毛糸も該当してしまうが、現代ではどちらかというと手紡ぎではないもののことを言うように思う。(2008/2/11記)(2008/5/15追記)
ホームスパンでは、羊毛をロール上に巻いたものを紡いだもの。繊維に直角に紡ぐことになる筈。
参考:
- 『ホームスパンテクニック』
- 『はじめての糸紡ぎ スピナッツの本棚・2』←紡ぎ方の説明はこちらの方が図解があってわかりやすいかと。
(2006/09/14記)
手紡ぎし、手織りした毛織物のこと。
参考:『ホームスパンテクニック』
(2006/5/7記)
一度粗く織った布地を機から下ろして、柄を描き、再度織り機にかけ、粗く織った緯糸を外して、再びちゃんと緯糸を織り込んでいく織り方。自由に柄を描くことができる。
参考:『手織り工房 (ハンドクラフトシリーズ 146)』
(2009/6/13記)
平織りの変化組織で、経糸が十字に浮き、その模様が縦に並んだもの。
参考:『手織りの実技工房―絣からもじり織まで』
(2006/3/24記)
元々「ポッパナ」とは、綿の布を正バイアスに裁断してテープ状にしたものを緯糸に使うフィンランドの伝統的な裂き織りのこと。織り上げたものを水洗いすると、布端がほつれてぽわぽわと起毛した状態になる。ポッパナテープとは、ポッパナの緯糸用の綿のバイアステープのこと。自分で布をバイアスに切ればいい話ではあるが、 フィンランドのトイカ社やクロバーから商品として売り出されている。(2007/6/3記)
糸巻き。紡ぎの上では紡いだ糸がたまるもの。織りの上では、緯糸を巻いて車杼に入れて使うもので、日本語名では小管と呼ぶもの。(2006/3/7記)(2008/5/15追記)
羊の品種の一つ。その原毛は細く紡げ、弾力・光沢がある。マフラーやショールに向く。
参考:『手織りと手紡ぎ―豊かな暮らしを育む手作りの糸と織物』
(2006/09/27記)