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動作が不安定な場合の対処方法

Takashi Toyoshima edited this page Jan 16, 2020 · 4 revisions

問題の概要

Ver 1.01基板で出荷していた完成品は電源ノイズ対策をしておらず、用いた電源によっては安定動作しないといった問題が起きるようです。基板自体には対策用のパターンがありますので、簡単な部品追加で対策可能です。

現在、NVS-4000-01との相性問題が報告されていますが、特定の製品という事ではなく個体差の可能性もあります。また実際のアーケード基板では沢山のコンデンサが載っており、本ボードとは動作条件が大きく異なります。動かなかったからといって電源の品質に問題があるというわけではないと思います。

また2系統の電源を使用する場合など、以下のバイパスコンデンサだけではノイズが十分に吸収できずノイズによる誤入力が起きる事があるようです。対策としては、より大きなコンデンサによる安定化、単1電源による運用などが考えられます。IONAの消費電力は非常に小さいため、PC系基板の場合には空いているUSBポートからバス電源を引き出しても十分に動作可能です。

バイパスコンデンサC2の実装

基板裏面にC2と書かれた未実装領域があります。ここに0.1μF程度のコンデンザを実装する事でJVSを制御しているマイコンの動作を安定させる事ができます。

基板上のパターンでは0603(1608mm)サイズの表面実装部品を想定していますが、通常のコンデンサでも実装可能です。

のすけさんのツイートが参考になるかと思います。

より大きなコンデンザによる安定化

これでも安定しない場合は、ボードに大きめのコンデンサを搭載する事で改善する可能性があります。例えば、POWERの領域にあるVDD-GND端子を用いて470μF程度の電解コンデンサを実装する方法が考えられます。

実装例・表面実装例・裏面