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青木怜のゼミ論2021

  • 青山学院大学 地球社会共生学部 地球社会共生学科
  • 青木怜 / Ren Aoki
  • 学籍番号 1A118002
  • 指導教員 古橋 大地 教授

© Furuhashi Laboratory/Ren Aoki, CC BY 4.0

青山学院大学相模原キャンパスB棟413スタジオの照明機材のみで「クオリティの高い動画撮影」を提案。

Abstract

本研究は、青山学院大学相模原キャンパスB棟413スタジオにある機材を使用し、映像や撮影の知識がなくとも「プロっぽい」「かっこいい」映像が撮影するためにはどうすれば良いか? 機材の使い方や撮影方法に工夫をし、今後B棟スタジオを使う教員や学生が動画を制作する際、現状の最低限の機材で運用できる方法やコツを提案する。撮影機材は今後アップデートされていく中で最低限守るべき配置や撮影方法を確立し、本研究を元に今後撮影方法や機材の使い方についてさらにアップデートをしていけるよう、継承していきたい。

中間発表

全体構成(IMRAD形式)

Introduction

本研究では去年のゼミ論「クロマキー撮影と編集における課題の整理と質の高い動画の撮影方法の提案」に引き続き、その他撮影器具を使った “動画の撮影方法”について深ぼって研究していく。前回の研究においては、クロマキー(グリーンバック)を使った撮影における不満の一つ「しわが目立つ」ことについて、特定の洗濯機についているスチームアイロン機能を使うとしわが少し消えるという結果が分かった。今回は「青山学院大学相模原キャンパスB棟413スタジオにある照明機材とiPhoneの照明のみでプロっぽい、完成度の高い動画、作品を制作する方法を提案する」というテーマでクロマキーのみならず、その他の機材の用途も意味のあるものにし、スタジオにおける撮影、編集クオリティを上げる。

研究の背景として、2020年10月18日(日)に完全オンラインで開催したTEDxAoyamaGakuinUではスピーカー計9名をグリーンバックを使用して、プレゼン動画を制作した。その際に、青山学院大学相模原キャンパスB棟413スタジオにある機材(照明やマイク等)をしようした。動画の完成度に関しては、「グリーンバックをクロマキー合成をいかに使いこなせるか」だけでなくその他の撮影機材も同様に、総合的に使いこなすことで完成度の高い作品を制作できると考える。そこで、今回は『照明の使い方』に焦点を置いて、照明を使う際の「距離」「角度」「照度」等の扱い方を実際に試しながら最適な方法を検証する。

B棟4階スタジオに備わっている照明は2台あり、どちらも型が古いという点や照明技術に関して知識のある学生がいない等の理由により、TEDxAoyamaGakuinU2020の撮影時は照明を使うことに意味や効果を感じられない印象があった。しかし、使い方を工夫することで最低限のクオリティの制作ができるのではないかと考える。今後、新しい機材が増えていく中で、現状の装備でも「この程度までできる」ということを明らかにすることで、撮影技術を改善していく際に重要な情報となる。また、グリーンバックの使用も今後考えられるため、これも含め「一般人がよりプロっぽい映像を作るためにはどこに気をつければいいか」を明らかにし、そのコツ、方法をまとめる。

Methods

使用した機材

  • メインカメラ iPhone 11 Pro 純正カメラ
  • サブカメラカメラ iPhone SE 第二世代 純正カメラ
  • グリーンバック:Emart 3.0×3.6m

- グリーンバックスタンド: Hemmotop 200×300cm

- 照明2台(B棟413スタジオの設備) Mettle LH-4128

被写体

  • Ren Aoki
  • Kaito Hattori(撮影協力兼被写体)

文献調査

実際にスタジオで撮影を試す前に、PVやメイキング映像等のプロの撮影方法や照明の使い方を解説している記事,動画を探し参考文献を見つける。主にYouTubeで「照明の使い方」や「Lighting(ライティング)」について解説しているTips動画を参考にし、照明の基礎的な使用方法を学び、実際の検証を進めた。YouTube上には撮影技術に関してプロが「素人」向けに方法を解説しているため、参考にしやすいことからこの媒体を選んだ。海外圏の撮影方法を解説している3つの動画をメインに参考にして、スタジオ撮影に応用する。※参考文献リストリンク

撮影

文献動画を参考にしながら、照明の位置と距離を変えながら動画撮影してみる。

3点ライトで被写体を照らす

こちらの動画の照明の使い方を参考にスタジオに設備された2台の照明とiPhone SEのライトで

2点で距離を近づけて光を当てる

部屋を暗くする(照明のみの光で撮影してみる)

その他

その他、撮影しながらアイデアベースで照明の位置や光の当て方を変えながら検証する。

編集

Result

作品

照明

3点照明の場合

2点照明の場合

- 単純に照明を当てれば良く映るわけではない。 - 撮影環境における「光」を明確にリストアップする必要がある。例:太陽の光、部屋の電気、照明

編集

グリーンバック

  • 「グリーンかぶり」が目立ちやすい服でも検証。

スクリーンショット 0004-02-04 17 23 11

照明の当て方

  • 最初の3点
  • 次の2点
  • 動画で使った照明の
  • グリーンバックの照明

Discussion

照明

  • 単純に照明を当てれば良く映るわけではない。
  • 撮影環境における「光」を明確にリストアップする必要がある。例:太陽の光、部屋の電気、照明
  • iPhoneの照明は10cm以内まで近づけないと意味をなさないので撮影向きではない。
  • 影の付け方に関しては今回の角度や距離は1つの指標としてみるべきで、環境や人によって好みは分かれるので調整しながら撮影すべき。
  • B棟413スタジオにおいて、部屋全体に蛍光灯が設置されてるため、部屋の光から狙って影を作るのは難しい。
  • 部屋を暗くして、照明のみで被写体を照らすのが良い。

グリーンバック

グリーンバックを用いる場合

グリーンバック

照明失敗例

  • 被写体のテカリが目立つ

スクリーンショット 0004-02-05 1 31 27 配置 失敗パターン

基本的に上から照明を当てるのは良くない。人によるが顔のテカリが目立ちすぎてしまうことや影が上手くつかず、照明の意味を果たしていない。被写体の左右どちらかに影を作ることを意識し、高さは顔とほぼ同じ高さまたは少し高いくらいが理想である。

  • 影を作りすぎてしまった

影が出来過ぎ 失敗パターン2

この影のつき方は作る映像作品によっては(映画のワンシーンなど)かっこいい描写を撮影できるかもしれないが、プレゼン動画等の動画には向かない。

編集

グリーンバック

  • 緑反射(グリーンかぶり)が目立たなかった。
  • 使う台数や距離で明るさの調整ができるので融通がきく。
  • グリーンバックを使う時は撮影前に完成系をイメージして照明の明るさを設定しないと、不自然になる。

Conclusion

  • B棟スタジオでは部屋を暗くして照明のみで撮影すべき。
  • 外から無駄な光が入ってこない。
  • 照明の光だけで余裕で足りる。
  • 2つの照明を使い、“影”を上手く作る。
  • グリーンバック撮影との相性も○

参考文献

参考文献リスト

動画画像管理

プレゼンスライド

Github プロジェクトリンク