#Introduction
Cycle.js は javascript での一定サイクルでの処理(アニメーション処理など)の実装を
簡略化するために試作しているUtilityです.
内部的な処理としては requestAnimationFrame が利用出来ればそれを使い
使用出来なければ setTimeout を用いて一定間隔での処理を実行します.
#Feature
##Simple
書くべきコードが少ない。
##Able to set priority.
on 関数でリスナを登録する際に
priority を指定する事で、処理順序を指定する事が出来ます。
##Fast
大量の関数を on 関数で追加した際にも
極力 Cycle 自体に処理のオーバーヘッドが無い様に努めています。
#Goal
Flash でいう ENTER_FRAME 的なものを簡単に出来るようにしたい。
とにかくオーバーヘッドを少なく。
コード圧縮したい。
#Usage
ここで指定したミリ秒間隔で cycle を発行します。
cycle 発生時の処理方法は後述の on 関数を参照してください。
Cycle は jQuery などと同様に on 関数を用いて実行内容を定義します.
scope に参照を渡す事で、 closure の実行する際の this 参照を指定する事が出来ます。
この on で追加されたリスナ関数は、内部的に Linked List で管理され高速に処理さます。
type は 'start', 'cycle', 'stop' の三種類があります.
-
start
サイクルのタイマーが開始されたタイミングで発行されます。
-
cycle
原則的にはコンストラクタで指定した間隔で発行されます。
しかし、処理負荷が高まった時などには、指定した interval の間隔を超えてしまう事があります。遅延の影響を無視出来るの状況であれば良いのですが多くのアニメーション処理の場合、時間との整合性は極めて重要です。そういった状況に対応するため、cycle で実行される closure の引数には経過時間あたりに cycle を何回発行すべきであったかを引数に渡しています。
たとえば interval を 16 ミリ秒に指定していたが処理負荷によって 50 ミリ秒経過してしまった場合
Math.floor( 50 / 16 ) = 3 を引数に渡します。遅延無く実行された場合には 1 が渡されます。
-
stop
サイクルのタイマーが停止されたタイミングで発行されます。
closure はtype で指定したタイミングで実行される関数を渡します。
前述のとおり、発行時間間隔において実行されるべきであった
cycle の回数を引数に実行されます。
scope には closure を実行する際の this 参照のスコープを渡す事が出来ます。
ここで指定した、数値の値が高い順に実行されます。
必ず初めに実行したいもの等をここでコントロールする事が可能です。
on 関数で指定したハンドラを解除します。
Cycle による一定間隔処理を開始します。
Cycle による一定間隔処理を停止します。
var cycle = new Cycle();
cycle
.on('start', function(){
//
}, this )
.on('cycle', function(times){
//
}, this )
.on('stop', function(){
//
}, this )
;
cycle.start();
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