cpics2_genは、 CPicS2のPIC12F509に書き込むプログラムを生成するツールです。
cpics2_gen.exe を起動すると、 テンプレートとなるプログラムのhexファイル(template.hex)を読み込み、 そこに別のファイル(key.txt)で指定したキー情報を書き込んで、 新規にhexファイル(cpics2prg.hex)を出力します。
cpics2_gen.exe は、 32bit版および64bit版のWindows 10上で動作することを確認しています。 それ以外のバージョンのWindows上でも動作するかもしれませんが、未確認です。
実行ファイルが動作しない場合や、 MacやLinuxなどのWindows以外の環境で実行する場合は、 C言語で書かれたソースコードが付属しているので、 これをコンパイルし直して実行ファイルを作成してみてください。
コンパイルの仕方については、 このドキュメントの後ろの方に書かれています。
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key.txtを、メモ帳などの適当なテキストエディタで開きます
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key.txtに、CPicS2で書き込みたいキー情報を記述して保存します
キー情報は、「0x0F,0x00,0x02,...」のように、 1Byteずつカンマで区切って、「0x」で始まる16進数表記で半角で記述して下さい。
デフォルトでは、「0xFF」が20Byte分、カンマ区切りで記述されているので、 適宜上書きしてください。
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cpics2_gen.exeをダブルクリックするなどして起動します
正しく実行できた場合、コマンドプロンプトが開き、 以下のようなメッセージが表示されるはずです。
Read key file "key.txt" ... OK ================================ Key data: 00000000 ff ff ff ff ff ff ff ff ff ff ff ff ff ff ff ff 00000010 ff ff ff ff SHA1: eff33c65a4f3862c231f9e4d6fefa7b34398dbf2 Key name: phoenix ================================ Read template hex file "template.hex" ... OK Write to output file "cpics2prg.hex" ... OK Press any key to exit.
Key data:
と書かれたところの下に、 key.txt から読み込まれたキー情報が表示されます。読み込まれたキー情報が既知のものである場合、
Key name:
欄に、そのキーに対応するタイトルが表示されます。 意図したものになっているか、よく確認してください。 -
ウィンドウをクリックして、何かキーを押すと、ウィンドウが閉じます
cpics2_gen.exe と同じフォルダに生成される cpics2prg.hex という名前のファイルが、 PIC12F509に書き込むプログラムになります。
gccが使える環境で、makeコマンドを実行してください。
% make
gcc -I. -O2 -Wall -c sha1.c
gcc -I. -O2 -Wall -c cpics2_gen.c
gcc -O2 -Wall sha1.o cpics2_gen.o -o cpics2_gen
Linux環境でコンパイルできることを確認しています。 Macは所持していないため、未確認です。
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SHA1について
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SHA1の実装はRFC 6234に記載されたものを利用しています。
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その他のコードについて
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SHA1の実装については、RFC 6234の著作権表記にある通り、 簡易BSDライセンスに基づいて配布されています。
それ以外のコードについては、MITライセンスに基づきます。