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libexwordは、低レベルのOBEXプロトコルを使用してCASIO製電子辞書EX-wordと通信するためのライブラリです。

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kazunari03/libexword

 
 

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このREADMEは、brijohn氏が作成したものを日本語に翻訳したものです。最新のソースコードと原文に関しては
このツールの開発者であるbrijohn氏のリポジトリで取得することができます。

https://github.com/brijohn/libexword

libexword
=========================

libexwordは、低レベルのOBEXプロトコルを使用してCASIO製電子辞書EX-wordと通信するためのライブラリです。
このライブラリに付属するexwordコマンドでは、辞書上のファイルを操作することができます。

機能:
	* デバイス上のファイルの表示
	* デバイスにファイルをアップロード・ダウンロードする
	* ファイルを削除
	* 追加コンテンツ(追加辞書)の追加・削除

注意:
	* libexwordはEX-Word dataplusシリーズ専用の非公式ツールです。使用することで発生するあらゆる
	 問題について一切の責任を負わないものとします。
	* 電子辞書内のあらゆるシステムファイル、SDカードあるいはCD-ROMで供給される追加コンテンツをインタ
	 ーネット上に公開しないでください。

Commands
==========================

connect [mode] [region]
	connect コマンドは、接続されているEX-word電子辞書に接続します。
    - オプションの[mode]には、EX-wordを接続する動作モードを指定します。
        	library EX-wordをライブラリ モードとして接続
        	text    EX-wordをテキストローダー モードとして接続
        	cd   EX-wordをCDローダー モードとして接続

     - オプションの[region]には、EX-wordの国コードを指定します。
	  デフォルトの値はja(日本)が指定されています。

disconnect
	disconnect コマンドは、接続されている電子辞書を切断します。
	
model
	model コマンドは、接続された電子辞書のモデル番号を表示します。
  
capacity
	capacityコマンドは、現在選択しているストレージの容量を表示します。

format
        format コマンドは、電子辞書に挿入されたSDカードを電子辞書で使用するためにフォーマットします。
	なお、SDカードを接続されている電子辞書で初めて使用する場合には必ずフォーマットが必要です。

list
        list コマンドは、lsコマンドのようにカレントディレクトリの内容を表示します。
	
delete <filename>
	delete コマンドは、電子辞書のカレントディレクトリ内のファイルを削除します。
	
send <filename>
	sendコマンドは、ローカルに保存されているファイルを電子辞書に送信します。<filename>には
	ファイルの完全なパスを指定する必要があります。
	
get <filename>
	getコマンドは、電子辞書内のファイルをローカルにダウンロードします。<filename>にはファイル
	完全なパスを指定する必要があります。

setpath <path>
	setpathコマンドは、cdコマンドのように、カレントディレクトリのパスを指定します。
	<path> は以下のように指定する必要があります。

	本体メモリーのrootに移動
	setpath drv0:///

	SDカードのrootに移動
	setpath crd0:///
	Tips:2つのカードスロットを搭載しているモデルに関してはcrd0,crd1を適宜指定

set <option> [value]
	setコマンドは、さまざまなオプションを設定することができます。何も指定されていない場合は
	デフォルトの設定値が返されます
	
	Options:
		debug - デバッグ レベルを指定します(0-5の間) 
		
		mkdir - setpath コマンドで存在しないディレクトリを作成するか指定します (yes|no)
		

dict <sub-function>
	dict コマンドは、追加辞書の管理に使用します。これらは、電子辞書がライブラリー モードで接続されている
	必要があります。

	<sub-function>は以下の値を指定します:
		reset <username>
			resetコマンドは、電子辞書の接続に使用する認証情報を再設定します。<username>
			には好みの文字列を指定します。再設定をおこなうとusername/authkeyが出力され
			ます。なお、すでに追加されているコンテンツは動作しなくなるため再度インストール
			する必要があります。username/authkeyはusers.datに保存されます。

		auth <username> [key]
			authコマンドは、dictコマンドのlist,reset以外の機能を使用するために最初に実行する
			必要があります。<username>には、resetコマンドで登録したものを使用します。[key]は、
			resetで出力されたauthkeyを入力します。入力しない場合は、それらをusers.datから読み
			出して認証します。
			
		list [local|remote]
			listコマンドは、PCまたは電子辞書に保存されている追加辞書をリスト表示します。

				local PCに保存された追加辞書を表示
				remote 電子辞書に保存された追加辞書を表示
			
				※デフォルトの値はremoteが指定されています。

		decrypt <id>
			decryptは、電子辞書に保存された追加辞書をPCにダウンロードし復号化します。
			<id>には、辞書idを指定します。
	
		remove <id>
			removeコマンドは、電子辞書に保存された追加辞書を削除します。
			<id>には、辞書idを指定します。

		install <id>
			installコマンドは、PCに保存された追加辞書を電子辞書にインストールします。
			<id>には、辞書idを指定します。

			なお、追加辞書はPCの以下の場所に配置する必要があります。
			$HOME/.local/share/exword/ja

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libexwordは、低レベルのOBEXプロトコルを使用してCASIO製電子辞書EX-wordと通信するためのライブラリです。

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