RHEL/CentOS, Debian/Ubuntu サーバに slapd をインストールし、基本的な設定を行います。
この role では次のことを行います。
- LDAP サーバのインストール
- LDAP サーバの基本設定
- BaseDN の設定
- 管理者権限の設定
- スキーマのインポート
- モジュールのインポート
この role では次のことを行いません。
- アカウントやグループなどのエントリ情報の登録
この role には特別な要件はありません。
# Set this to the slapd global configurations.
slapd_loglevel: stats
# slapd_idletimeout: 86400
# slapd_sizelimit: 500
# slapd_referral: on
OpenLDAP Software 2.4 Administrator's Guide: Configuring slapd
# Users credential.
slapd_passwd_scheme: '{SSHA}'
ldap_root_passwd: "root_passwd"
ldap_admin: "cn=admin"
# Set this if different from the ldap_basedn.
# ldap_admin_base: "dc=example,dc=com"
ldap_admin_passwd: "admin_passwd"
# If you want to reduce the number of tasks
# that are "Changed", specify the hash
# that you generated beforehand using the following slappasswd command.
# $ slappasswd -h '{SSHA}'
# ldap_root_hashed_passwd: '{SSHA}WA/exo2HKC1H4EsOUxGbWU6mW0eT1A1K'
# ldap_admin_hashed_passwd: '{SSHA}a5gsMFahundHCuqNYeVrhX3QO6ZXCI+/'
slapd の管理権限を設定します。
# Select whether or not to install the schemas.
slapd_install_schema_cosine: true
slapd_install_schema_nis: true
slapd_install_schema_samba3: true
slapd_install_schema_misc: false
slapd_install_schema_ssh_lpk: false
slapd_install_schema_sudo: false
インストールするスキーマを指定します。
true
に設定することでスキーマがインストールされます。
false
に設定するとスキーマはインストールされません。
一度インストールしたスキーマは、 false
に設定してもアンインストールされません。
slapd_schema_cosine_dn: null
slapd_schema_misc_dn: null
slapd_schema_nis_dn: null
slapd_schema_samba3_dn: null
slapd_schema_lpk_dn: null
slapd_schema_sudo_dn: null
インストールするスキーマの DN を指定します。
デフォルトでは自動的に適切な DN を選択します。 何らかの不都合がある場合にのみ指定してください。
# Select whether or not to install the modules.
slapd_install_module_refint: false
slapd_install_module_memberof: false
slapd_install_module_syncprov: false
インストールするモジュールを指定します。
RHEL/CentOS 7 ではタスクに失敗するのでこれらの変数を true
に設定してはいけません。
true
に設定することでモジュールがインストールされます。
false
に設定するとモジュールはインストールされません。
一度インストールしたモジュールは、 false
に設定してもアンインストールされません。
slapd_module_memberof_dn: null
slapd_overlay_memberof_dn: null
slapd_module_refint_dn: null
slapd_overlay_refint_dn: null
slapd_module_syncprov_dn: null
slapd_overlay_syncprov_config_dn: null
slapd_overlay_syncprov_dn: null
インストールするモジュールの DN を指定します。
デフォルトでは自動的に適切な DN を選択します。 何らかの不都合がある場合にのみ指定してください。
LDAP サーバのレプリケーションを設定します。 この role では N-Way Multi-Provider 方式のレプリケーションに対応しています。
slapd_replication: false
レプリケーションを設定する場合は slapd_replication
を true
を指定してください。
RHEL/CentOS 7 ではタスクに失敗するのでこの変数を true
に設定してはいけません。
slapd_replication_group: 'slapd'
レプリケーションを実施するホストの Ansible Inventory のグループ名を指定してください。 この role は、ここで指定されたグループ内のホストでレプリケーションを構成します。
# slapd_replication_target_list:
# - id: 1
# url: "ldap://ldap01.example.com"
# - id: 2
# url: "ldap://ldap02.example.com"
レプリケーションを実施するホストをリストで指定します。
通常の場合は slapd_replication_group
にて指定した Ansible Inventory のグループから自動的に定義されるので、指定する必要はありません。
接続先を Ansible に指定したホスト名ではなく、 IP で指定したい場合や、 Ansible 管轄外のホストとレプリケーションする場合などに指定が必要となるかもしれません。
id
キーは rid
として、 url
キーは provider
として指定されます。
None.
- hosts: ldap-servers
vars_files:
- vars/main.yml
roles:
- slapd
Inside vars/main.yml
:
ldap_basedn: dc=your,dc=domain,dc=example,dc=com
ldap_organization_name: Your Example Co., Ltd.
ldap_root_passwd: "root_passwd"
ldap_admin: "cn=Manager"
ldap_admin_passwd: "Manager_p@55w0rd"
ldap_base_head: your
ldap_domain: your.domain.example.com
これらの変数の値は ldap_basedn
から自動的に計算されますが、別の値を利用したい場合は定義してください。
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