Version: 0.9.12.2
- iOS SDK: https://github.com/logly/LiftSDK-iOS
- Android SDK: https://github.com/logly/LiftSDK-Android
このlogly lift Mobile SDKは、iOS & Androidのモバイル・アプリケーション向けに、loglyのliftレコメンデーション・システムを使用するためのSDKです。
このSDKでliftレコメンデーション・システムを使用するためには、以下のように行います。(注:logly lift システムの登録ユーザーである必要があります。)
1. アプリへのSDK組み込み SDK内のシンプルなwidgetを使って簡単に作成する方法と、SDKからAPIを呼び出してその結果を独自に処理・表示する方法があります
2.ページデータをliftシステムへ登録 liftシステムに、あらかじめページデータをシステムへ登録する必要があります。これにはAWS S3にjsonファイルをアップロードすることで行います。注:これはアプリ外での作業です(参照:「ページデータの登録」)
3. アプリからliftシステムへアクセスしてレコメンド結果を取得 SDKのwidget(もしくはAPI)を使用して、ページに対するレコメンド結果をliftシステムから取得します
liftシステムではページ単位でのレコメンドを行うので、モバイル・アプリ内で擬似的なページを作り、その内容に対するレコメンド結果を取得します。
ページの識別にはMDL(Mobile Deep Link)をキーにしたURIを使用してページを識別します。これは、擬似的なページ識別用のリンクで、アプリケーションはこのリンクを開けるようにしておく必要があります。もちろん、擬似的ではない、実際のページがweb上にある場合には、そのURLを使用することも可能です。(その場合にはブラウザ等でリンクを開く事も可能です。)
- iOS: 8.1 以上
- Android: SDK 16 (Android 4.1.0)以上
iOS版のSDKのライブラリをインストールするには、cocoapodsを使います。https://cocoapods.org/
組み込むアプリケーションのPodfileに、以下のuse_frameworks!
とpod “LoglyLift”
の行を追加してください。
use_frameworks!
...
target ...
pod “LoglyLift”
そしてコンソールから以下のコマンドを実行してください
pod install
Android版のSDKライブラリをインストールするには、jCenterのmavenリポジトリを使います。https://jcenter.bintray.com/ 組み込むアプリケーションのbuild.gradleのdependenciesセクションに以下を追加してください。
dependencies {
compile 'jp.co.logly:lift-sdk:0.9.12.2'
}
もしAndroidManifestにネットアクセスの設定がない場合には、app/AndroidManifest.xmlに以下を追加
<uses-permission android:name="android.permission.INTERNET"></uses-permission>
このモバイルSDKには、低レベルなAPI Client 部分と、シンプルなレコメンド表示用widget(View)が入っています。このwidgetは内部でAPIを呼び出しその結果をwidget上に表示し、(正しい計測に必要な)ビーコン&トラキングURLにアクセスします。
widgetを使用したサンプルアプリもSDKに入っています。SDKユーザーはこのサンプルアプリを参考に、組み込みを行うことができます。あるいは、SDKユーザーはAPI Client を使って、独自のwidgetを作ることもできます。
- storybord / xib (あるいはコード)等で、UIViewのサブクラスとしてLGLiftWidgetを画面に配置
- その画面のViewController#viewDidLoad()などから、そのLGLiftWidgetにリクエストをrequestByURL()でスタートさせます。実際のアクセスは別スレッド等で行われ、このメソッドはすぐに戻ります。
- レコメンドの表示数はwidgetの大きさで決まります。一つのレコメンドセルの大きさは300x72(マージンは2。余った幅は均等に配分されます)、ヘッダ・フッタの高さは34でマージンは2。なので、これを基準に変更すると良いでしょう。(注:最大数は、Liftコンソールの側でも設定できます)
[self.liftWidget requestByURL:detail[@"url"]
adspotId:@(3777016)
widgetId:@(1684)
ref:@"http://blog.logly.co.jp/"];
liftWidget.requestByURL( detail["url"],
adspotId:NSNumber(longLong: 3777016),
widgetId:NSNumber(int: 1684),
ref:"http://blog.logly.co.jp/")
- layoutリソースや、コード上で、jp.co.logly.Lift.WidgetViewを画面上に配置
- その画面のActivity/FragmentのonCreateView()などから、WidgetViewにリクエストをrequestByURL()でスタートさせます。実際のアクセスは別スレッド等で行われ、このメソッドはすぐに戻ります。
- レコメンドの表示数はwidgetの大きさで決まります。一つのレコメンドセルの大きさは300x72なので、それを単位に変更すると良いでしょう。(注:最大数は、Liftコンソールの側でも設定できます)
liftWidget.requestByURL(mItem.url, 3777016, 1684, "http://blog.logly.co.jp/", 1);
- url: キーとなる、ページURL(MDL)
- adspotID: Loglyが発行したadspotID
- widgetID: Loglyが発行したwidgetID
- ref: リファラーURL(通常、モバイル版では必要なし)
- swift
liftWidget.onWigetItemClickCallback = {(widget, url, item) -> Bool in
// do something useful.
return true; // we handled click. do not need to open in browser.
}
- Objective-C
self.liftWidget.onWigetItemClickCallback = ^(LGLiftWidget *widget, NSString *url, LGInlineResponse200Items *item) {
// do something useful.
return YES; // we handled click. do not need to open in browser.
};
このonWigetItemClickCallbackにコールバックを登録しておくと、レコメンドのアイテムがクリックされた時に、このコールバックが呼ばれます。このコールバック関数の戻り値としてtrueを返すと、widgetはその先の処理をやめます。(ブラウザでURLをオープンしない)
liftWidget.mOnWigetItemClickListener = new WidgetView.OnWigetItemClickListener() {
@Override
public boolean onItemClick(WidgetView widget, String url, InlineResponse200Items item) {
/* do something useful. */
return true; /* we handled click. do not need to open in browser. */
}
};
このmOnWigetItemClickListenerにコールバックのListnerを登録しておくと、レコメンドのアイテムがクリックされた時に、このListnerが呼ばれます。このListnerの戻り値としてtrueを返すと、widgetはその先の処理をやめます。(ブラウザでURLをオープンしない)
cd examples/LiftSample-{swift,objc}
pod install
open LiftSample-{swift,objc}.xcworkspace
- Xcodeが開くので、Run.
- Android StudioでSDKのディレクトリを開く
- Run
SDKのAPI clientを使用して直接lift APIへアクセスし、レコメンド結果を取得することで、独自のビューなどで表示することなどもできます。 シンプルwidgetの内部でもこのAPI clientを使用しています。SDKのソースコードも公開していますので、widgetのコードも参考にしてください。 API clientの仕様については、別ファイルのAPIドキュメントAPI.htmlを参照してください。
注:API clientを使用する場合には計測のために、ビューが見えた時にbeaconUrlを、クリックされた時にUrlを呼ぶ必要があるので注意してください。
liftシステムでは、あらかじめページデータをシステムへ登録し、そのページデータに基づいたレコメンド(中間)結果をシステム上で計算します。登録は、Amazon AWS S3へ登録用データのJSONファイルをアップロードすることで、自動的に処理されます。
注:アップロードしたJSONファイルは定期的に処理され、エラーなく登録された場合には、すぐに消去されます。ある程度の時間がたった後にファイルがなくなっていた場合には、正常に処理されたと考えられます。逆にファイルが残っていた場合には、何らかのエラーが起こったと考えられます。その際にはアップロードされたデータは全く、登録されません。修正したファイルをアップロードするか、loglyのサポートまでご連絡ください。
前準備:loglyからあらかじめ、Amazon AWS S3にアクセスするときの認証情報、アップロードすべきbucket名とフォルダ名を取得してください。
ファイル名:“任意の名前.json”
サンプル:
{
"user": "user1",
"items": [{
"url": "logly-liftmobilesdk-sample://jp.co.logly.liftmobilesdk.sample/page/1",
"title": "NYタイムズがソーシャル・インフルエンサーを活用、ブランドコンテンツのクリエイティブのためにマーケティング会社を買収",
"text": "NYタイムズは今月上旬から、外部のメディアサイトのネイティブ広告を利用し始めています。同社は年初からネイティブ広告の提供を開始していたので、ネイティブ広告メディアとして今後の展開に注目していました。そのNYタイムズが立場を変えて、「広告主」として他サイトのネイティブ広告にコンテンツを出稿したのです。そこで、どのようなコンテンツを配信しているかを見ていきましょう。 NYタイムズが利用したネイティブ広告提供メディアは「Mashable」です。Mashableはインターネット分野をカバーしたオンライン・ニュー",
"image_size": "128x128",
"image_url": "http://blog.logly.co.jp/system/attachments/images/000/016/896/large_thumb/1.png",
"pubdate": "2015-11-10T02:00:00Z",
"category": "blog"
}]
}
内容(topレベル):
- user : loglyからあらかじめお知らせしたユーザーIDを入れてください。
- items : ページデーターの配列
内容(ページデータ):
- url : (required) キーとなるMDL。実際にweb上にページがある場合にはURLでも良い。
- title : (required) タイトル
- summary : (optional) サマリー
- text : (required) 本文テキスト
- image_size : (required) サムネイル・イメージのサイズ。例:100x200
- image_url : (required) サムネイル・イメージのURL。iOS9でのATSに抵触する可能性がある場合にはHTTPS上にイメージを置いてください。
- pubdate : (optional)ページ投稿日時。ISO 8601 フォーマット。例:"2015-11-10T03:00:00Z"
登録と同様の方法で、同じページのアップデートや削除も行えます。 アップデートの時には、同じMDLを”url”フィールドに使い、新しい内容の他のデータを記述すればその内容にアップデートされます。 削除の場合には、同じMDLを”url”フィールドに使い、他のすべての項目に空データを入れておけば削除されます。(現状、判定にはtitleとtextを使っています。両方が空の場合に削除されます)