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Daydreamコントローラー
Daydream対応端末、ヘッドセット、およびコントローラーが無い状況で付録Bで解説しているDaydream用サンプルプロジェクトを試すには次の2つの方法があります。
- コントローラー エミュレーター アプリをインストールしたAndroid端末をPCもしくはMacに接続して、UnityのPlayモードで実行します。
- 2台のAndroid端末を用意して開発環境を設定します。それぞれヘッドセット用端末(VRアプリを動かして映像を表示する端末)とコントローラー用端末として設定する必要があります。ヘッドセットとしてはCardboardを使用することができます。
下記の設定手順は、Set up a Daydream Development Kit にある説明に沿ったものです。
コントローラー用端末はAndroid 4.4 (KitKat)以降のものがあれば大丈夫ですが、ジャイロスコープを搭載している必要があります。次のようにしてコントローラー エミュレーター アプリをインストールします。
- Google VR SDKのGitHubからコントローラー エミュレーター アプリの apk ファイルをダウンロードします。controller_emulator.apk という名前のファイルがダウンロードされます。
- 端末をUSBケーブルでPCもしくはMacに接続します。(Androidアプリの開発環境は設定できているものとします)
- キーボードからコマンドを入力して実行できる環境(ターミナル、コマンドプロンプト等)adb コマンドを使用してダウンロードした apk ファイルを端末にインストールします。
adb install controller_emulator.apk
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Contoller Emulator
という名前でインストールされたコントローラー エミュレーター アプリを起動します。
- 本書の付録Bの手順に沿ってUnityで開発、若しくはappendix-BのプロジェクトをUnityでロードします。(Android アプリの開発環境は設定できているものとします)
- Hierarchy パネルの
GvrControllerMain
を選択し、Inspector パネルのGvr Controller (Script)
コンポーネントのEmulator Connection
で[USB]を選択します。(Android SDKに付属のadb
コマンドにパスが通っている必要があります) - [Play]ボタンを押してUnity上で実行します。コントローラー エミュレーター画面の上部の表示が緑色の "Connected (TCP/IP)" に変わります。
コントローラー エミュレーターのタッチパッドをタップしながら端末を傾けると赤いポインタが画面上で動いているはずです。
現時点ではNexus 6Pのみが開発用として唯一の対応端末となっており、Android 7.0 (Nougat)以降がインストールされていることが必要です。
- 端末をUSBケーブルでPCもしくはMacに接続します。(Android アプリの開発環境は設定できているものとします)
- 本書の付録Bの手順に沿ってUnityで開発、若しくはappendix-BのプロジェクトをUnityでロードします。
- プロジェクトをAndroid用にビルドして端末にインストールします。
- アプリが端末に転送されて実行されますがホームボタンを押して一旦終了し、端末の
設定
を開いてアプリ
の設定に入ります。 - 右上の縦に点が3つ並んでいるボタンを押して[システムを表示]を選択します。
- リストの中から
Google VR サービス
を見つけてタップします。開いた画面で[権限]を押し、全ての権限をON
にします。 -
設定
のアプリ
の画面に戻り、右上にある歯車のアイコンを押してアプリの設定
を開きます。 - 画面の一番下にある[特別なアクセス]を押します。
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[通知を非表示]へのアクセス
、VRヘルパーサービス
、通知へのアクセス
の3つの項目をそれぞれ開いて、Google VR サービス
をON
にします。 -
設定
の位置情報
をON
にして、モードを高精度
に設定します。
2台の端末はBluetoothで通信します。
- 両方の端末で設定のBluetoothを開き、
ON
にします。 - ヘッドセット端末側で、デバイス一覧からコントローラー用端末の名前を見つけてタップします。
- 両方の端末にペアリングを確認するダイアログが表示されるので承認します。
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Daydream用アプリを起動します。
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画面中央の下の方にある歯車アイコンを押します。
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ダイアログが表示されるので、
セットアップ
を押します。 -
Google VR の設定画面が表示されます。ここでバージョン表示の部分を7回タップしてデベロッパー用オプションを表示させます。
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デベロッパーの設定
が表示されるので、コントローラー エミュレーター端末
を選択します。 -
リストから先ほどペアリングしたコントローラー用端末を選択します。
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アプリを一旦終了します(最近起動したアプリの一覧から、このDaydream用アプリを横にスワイプして完全に終了させます)
ヘッドセット用端末でDaydream用アプリを起動し、コントローラー用端末でコントローラー エミュレーター アプリを起動します。 両端末の接続が完了するとコントローラー エミュレーター アプリの上部の表示が緑色の "Connected" に変わります。ヘッドセット用端末をCardboard等のヘッドセットに装着し、コントローラー用端末はタッチパッドをタップしながら動かして操作してみましょう。
以下の項目をチェックしてみてください。いずれかが当てはまる可能性があります。
- Unity の Play モードで実行する場合は adb コマンドにパスが通っていることを確認します。(ターミナルやコマンドプロンプトで、どのフォルダにいる状態でも adb と入力するだけで実行できる状態であればパスが通っています)
- Unity で Hierarchy パネルの
GvrControllerMain
を選択し、Inspector パネルのGvr Controller (Script)
コンポーネントのEnable Gyro
のチェックボックスがONになっているか確認します。 - 端末を再起動します。幾つかの設定は再起動しないと有効にならない可能性があります。