ここでは本研究の実験に用いたロボットの説明をします。
今回はヒューマノイドロボットの最も簡易的なモデルである、3軸のロボットを用いました。
このロボットは左右の足にピッチ方向の軸を、胴体にロール方向の軸を持っており、
胴体を左右に振りながら重心を移動し、足を交互に前に出すことで歩行することができます。
私たちはサーボの種類によって2機のロボットを製作し、実験に用いました。
![画像1][image1] [image1]:http://cloud.github.com/downloads/s-ryuki/Pictures/3axis_prs-ff09pii.png
サーボモータ:PRS-FF09PⅡ(Pirkus製)
電源:LiPo 7.4V (Hyperion製)
使用マイコン:mbed NXP LPC1768
![画像2][image2] [image2]:http://cloud.github.com/downloads/s-ryuki/Pictures/3axis_prs-s40m2.png
サーボモータ:PRS-S40M(Pirkus製)
電源:LiPo 7.4V (Hyperion製)
PRS-S40Mのハードウェアマニュアルはこちらをご覧ください。
PRS-S07M/PRS-S40M ハードウェアマニュアル
ロボットの製作
これらのロボットは市販されているサーボモータを使用し、
フレームはホビーロボットを自主制作する際に通常行うようなアルミ板の切削加工、曲げ加工等を施して製作しました。
まずはアルミ板からフレームを削り出します。
アルミ板(A5052)は各ロボットショップで購入可能です。
切削加工に用いるDXFデータをそれぞれのロボットに関してアップロードしましたのでご使用ください。
PRS-FF09PⅡ用:3axis_prs-ff09pii_frame.dxf
PRS-S40M用:3axis_prs-s40m_frame.dxf
切削できたパーツは、
これらのデータを使ってアルミ板(A5052)を切削し、ねじ切りや曲げ加工を行うと以下のようなパーツが完成します。
Robotma.comでは「オリジナルロボット製作支援サービス」としてDXFデータを渡せばアルミ板の切削加工を
代行するサービスがあります。ほかのロボットショップでもこのような加工代行サービスを行っているところは多く、
加工設備が無い場合でも製作できますので、お試しください。
このようなロボットは私たちの研究で使用した2種類のサーボモータ以外のものを用いても製作可能です。
各軸間等を揃えたフレームを用いれば、入手しやすいサーボモータを使用してもロボットを動かすことができます。
またフレームは、タミヤ社製ユニバーサルプレート(http://www.tamiya.com/japan/products/70172plate/index.htm)等を
使用すれば簡単に製作できます。