HTMLとCSSだけでなるべく日本語の組版規則に近づける
Conform to the Requirements for Japanese Text Layout as much as possible using only HTML and CSS
サンプルページ / Sample Page(HTML・CSSのみ / Only HTML & CSS)
普通にHTMLを書くと、一部の日本語組版規則が守られません。具体的に言うと、
If you write HTML as usual, you will not be able to comply with some of the Requirements for Japanese Text Layout:
- 日本語と英数字の間に四分アキ(全角1/4幅の空白)が入るべき
You MUST add quarter em spacing between hiragana, katakan or ideographic characters (kanji / han) and Western characters or European numerals. - 約物(括弧や中点など)が連続した際には、字間を詰めて余計なスペースを減らすべき
You MUST reduce spaces in sequences of punctuation marks. - 数字と単位の間は四分アキにすべき
You SHOULD add quarter em spacing between numerics and unit indicators (km, kg, mm etc.) in Latin letters.
です。上のページでは、CSSのmargin
・padding
・letter-spacing
属性を駆使することにより、擬似的に上の規則をほぼ遵守させることができます。
The above page almost complies with the above rules in a pseudo way by making full use of the CSS margin
, padding
, and letter-spacing
attributes.
React等のプラグインとして、コンポーネント内の文字列を解析し、適切な空白の挿入・削除をするものを開発できれば、簡単に規則を守ったサイトやアプリができます。
現在、ブログや技術サイトで欧文間隔(U+0020
)を利用して四分アキの代わりに使用する例を多く見かけますが、日本語の組版規則では認められない上(中国語では認められていますが、第一選択肢ではありません)、検索性が大きく犠牲になっています。四分アキよりも広い幅を取ってしまう上、Prettier等のツールがないと手動でスペースを挿入しないといけないため、文書作成のUXが落ちます。