超低消費電力の昇圧型DC-DCコンバータ TPS610986 (Texas Instruments Inc.製) を搭載したモジュールです。
TPS610986の静止電流は約1μA程度(ローパワーモード時)と非常に低く、また0.7Vから動作するため、コイン電池1個、もしくはアルカリ/ニカド/ニッケル水素乾電池1~2本で駆動するアプリケーションに適しています。
さらに、TPS610986はロードスイッチ機能付きであり、MODEピンを利用することでVSUBピンのON/OFFの切り替えとローパワーモード(超低静止電流)/アクティブモード(高過渡応答)の選択が可能です。
これにより、定期的にウェイクアップして動作し、それ以外の大半の時間はスリープするようなバッテリー駆動のアプリケーションにおいて、常時出力のVMAINピンをマイコン(MCU)に繋ぎ、VSUBピンをその他のサブシステム(センサ、GPS、無線モジュール、SDカード等)に接続すると、スリープ時はローパワーモードでマイコンのみに電力を供給することでバッテリー寿命を延ばし、動作時はアクティブモードでサブシステムにも高過渡応答の安定的な電力を供給する、といったことが可能です。
- 入力電圧:0.7V~4.5V (※3.3V以上入力した場合はパススルーとなります)
- 出力電圧:3.3V (低負荷のバーストモード時:3.4V)
- 最大スイッチング電流:350mA (※最大出力電流は入力電圧と効率に依存します)
- ロードスイッチ付
- 効率
- 88% (入力電圧2V~3.3V、負荷10μA、ローパワーモード時)
- 93% (入力電圧2V~3.3V、負荷5mA~100mA)
- 基板サイズ:横12.7mm×縦10.0mm
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