XM8は、PI.さんが開発したマルチプラットフォーム(Windows/Linux/Android)に対応したPC-8801MA(PC-8801mkIISR上位互換)のエミュレータをmacOS用に改変したものです。
このリポジトリは PI.さんから許可をいただき作成しています。
公式では配布されていないmacOS版の開発を主に行なっていきますが、Windows/Linux/Android版もできる限り配布します。
公式はこちらです。
http://retropc.net/pi/xm8/index.html
リリースからお手持ちの環境にあった実行ファイルをダウンロードしてください。
XM8.app
をアプリケーション
フォルダに移動するなどして実行してください。
CPU | 最小OSバージョン | 実行ファイル |
---|---|---|
x86_64 | macOS 10.13 High Sierra | x86_64版 |
Apple Silicon | macOS 11 Big Sur | Apple Silicon版 |
その他のOSはリリースを見てください。
使用できるROMファイルについては、README-XM8.txtの[ROMファイル]を参照してください。
ROMファイルの配置場所は、設定ファイルと同じ以下になります(一度、アプリケーションを起動するとフォルダが作成されます)。
"~/Library/Application Support/retro_pc_pi/xm8"
README-XM8.txtの[使い方]を参照してください。
ビルドするには以下のインストールが必要です。
-
Xcode
使うのはコマンドラインツールだけですが、Xcodeをインストールしてしまうのが手っ取り早いと思います。
-
Homebrew
Homebrewのインストールが必要です。 cmakeなどビルドに必要なツールの取得に使用します。
プロジェクトのルートをターミナルで開き、以下のコマンドを実行します。
cd Builder/macOS
./dist_app.sh
これでbuildフォルダに実行ファイル(.app)が作成されているはずです。
ソースコードの改変を快諾してくださったPI.氏にお礼申し上げます。
Builder/WindowsフォルダにVisual Studio 2022用のソリューションが入っています。
SDL2のWindows (Visual C++ 32bit/64bit)向けライブラリ、ヘッダファイルをダウンロードします。 https://www.libsdl.org
ダウンロードするファイルは、releasesのAssetsの中から"SDL2-devel-x.xx.x-VC.zip"という名称のものを探してください。
https://github.com/libsdl-org/SDL/releases
これを解凍してできるinclude, libをxm8の≈\SDLへ展開します。以下のようになります。
- Builder\Windows\SDL\include(インクルードファイル)
- Builder\Windows\SDL\lib\x86(32bit向けライブラリ)
- Builder\Windows\SDL\lib\x64(64bit向けライブラリ)
Builder/Windows/XM8.sln をVisual Studioでビルドします。 Builder/Windows/x64、Builder/Windows/Win32に出力されます。実行に必要なのは、XM8.exeとSDL2.dllです。
BIOS ROMファイルの置き場所は以下になります。
%appdata%\retro_pc_pi\xm8
Builder/Linuxフォルダにdeb, rpm, appimageパッケージを作成するスクリプトが入っています。
cd Builder/Linux
./dist_app.sh
これでbuildフォルダにdebファイル、またはrpmファイルが作成されます。
cd Builder/Linux
./appimage.sh
これでBuilder/Linuxフォルダに、appimageファイルが作成されます。
BIOS ROMファイルの置き場所は以下になります。
~/.local/share/retro_pc_pi/xm8/
Builder/AndroidフォルダにAndroid Studio用のプロジェクトが入っています。
SDL2のソースファイルをダウンロードします。
Builder/Android/app/jni/SDL
にSDL2のsrcフォルダ、includeフォルダをコピーします。以下のようになります。
Builder/Android/app/jni/SDL\include(インクルードファイル) Builder/Android/app/jni/SDL\src(ソースファイル)
BIOS ROMファイルの置き場所は以下になります。
Android/data/retro_pc_pi/files/
Android 11以上の場合、端末内のファイルに自由にアクセスすることができません。
ゲームのディスクイメージも同じ場所に入れることを推奨します。
-
xBRZ
https://sourceforge.net/projects/xbrz/
GNU General Public License version 3.0 (GPLv3)