OpenCV(正式名称: Open Source Computer Vision Library)は、オープンソースのコンピューター・ビジョン・ライブラリです。コンピューターで画像や動画を処理するのに必要な、さまざま機能が実装されており、BSDライセンスで配布されていることから学術用途だけでなく商用目的でも利用できます。加えて、マルチプラットフォーム対応されているため、幅広い場面で利用されていることが特徴です。
OpenCVは、Intelで開発され、その後、ロボティクス関連のハードウェア/ソフトウェアの開発を行っているWillow Garageに開発が引き継がれた後、現在はコンピュータービジョンの技術開発を手掛けるItseezによって開発が進められています。
OpenCVを使うと、主に以下のような機能を利用できます。
フィルター処理 行列演算 オブジェクト追跡(Object Tracking) 領域分割(Segmentation) カメラキャリブレーション(Calibration) 特徴点抽出 物体認識(Object recognition) 機械学習(Machine learning) パノラマ合成(Stitching) コンピュテーショナルフォトグラフィ(Computational Photography) GUI(ウィンドウ表示、画像ファイル、動画ファイルの入出力、カメラキャプチャ)