Docker チュートリアル

Dockerfileとは

• Dockerfileは，Docker imageの設計図
• DockerfileをビルドすることでDocker imageを作成することができる
• Dockerfileはテキストファイルで，１行ごとにコマンドを記載していく
  • OOをインストールする
  • XXのファイルを作成する

Dockerfileの書き方

1. FROMでベースのイメージを指定
2. COPY/ADDでビルド時に必要なファイルをイメージにコピー
3. RUNでコマンドを実行
4. CMDでコンテナを実行するときに動かすコマンドを指定

この流れが基本．あとは「ユーザを追加」，「環境変数を変更」とかもできる．

FROM

イメージのベースを指定する．Dockerが公式に出しているもの推奨．無駄な機能をもつImageをベースにしてしまうと，Imageのサイズが大きくなってしまう．

FROM <Image名>:<タグ名>

COPY/ADD

ビルド時に必要なファイルをホスト（実行しているPC）からコピーする．基本COPY推奨．圧縮ファイルをコピーするときにはADDを使い，圧縮ファイルが自動で展開される．

COPY <ホストのファイル> <コンテナ内のパス>

RUN

一番良く使う．コンテナ内でコマンドを実行する．RUNを複数書くとその分だけImage Layerが作成されるから最小限にする．やりたいこと１つに対して１行が理想． \で改行．&&で複数コマンド．

RUN <コマンド1> \
    && <コマンド2>

CMD

Dockerをrunしたときに実行するコマンドを指定．コンテナに入ることが目的でないときに使う．

CMD ['コマンド', '引数1', '引数2']

コンテナを実行

Dockerfileがあるディレクトリに移動する

cd docker-tutorial

Docker image をビルドする

docker build .

docker build <ビルドコンテクスト（context）>でDocker imageを作成する． ビルドコンテクストは，基本的にカレントディレクトリ.でOK.

ビルドしたimageをrunしてコンテナに入る

docker run -it <IMAGE ID>

これでコンテナ内に入って開発できる．しかし，開発したファイルはホスト内には保存されない...

ホストのディレクトリをコンテナにマウント

コンテナを実行する際に，ホストのディレクトリをコンテナにマウントすることができる．こうすることで，ホストとコンテナでファイルを共有することができる．

docker run -it -v <ホストディレクトリの絶対パス>:<コンテナの絶対パス> <IMAGE ID>

コンテナの絶対パスは，/workspaceなどの適当なパスでよい（存在しなくても勝手に作成される）．