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kosugitti/jecon_jpa

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jecon_jpa.bst

心理学用bibtexスタイルファイル

last updated 2024/08/19

概要

このファイルはTeXを使って心理学系論文を書くときに,引用文献を日本心理学会(編)執筆・投稿の手引 2022年版に記載されているフォーマットに沿って出力するためのスタイルファイルです。

このスタイルファイルを使うと,次のような出力結果が得られます。上記手引きのp.39での出力と比較してください。

サンプルの出力
ソースコード

更新情報

2024-08-19 Updated by @Tsukka-CogSci

私が使用する上で出会ったバグをfixした上で,「執筆・投稿の手びき」2022年版 (≒ APA7th) 準拠に改変したものをプルリクしました。 世間は徐々にBibLaTeXに移行しているのだと思いますが,なんだかんだBibTeXが必要になることもあるため,一応公開しておきました。

主な変更点

  • 機関名など,著者が姓のみのときの処理が正しくされていなかったのを修正
  • 著者が3人以上の時常に省略するよう対応 (natbibのlongnamesfirstオプションを外せばよいです)
  • incollectionのeditorの名前が自動的に逆順になるようコードを追加
  • スペースなどの雑多な修正
  • doiをdoi.orgへのリンクに変更
  • url, accessの表示をRetrieved形式に変更
  • address(住所)を表示しないように対応(address関連の関数の関連部分をコメントアウト)

Remark

  • 著者が21名以上の場合に自動的に著者名を省略する処理には未対応(手動で著者名を「…」で省略することで,無理やりですが正しく出力することはできます)
  • 「印刷中」の表示の挙動が怪しいです。少なくともOverleafでは,エラーを無視して出力できることを確認しました。
  • その他にも,「手引き」の引用スタイルと比較して若干の齟齬がある可能性が高いです。ご注意の上ご利用ください。
  • なお,本ファイルはBibTeX用の引用スタイルファイルであり,BibLaTeX用のスタイルファイルは別途開発されています (https://github.com/sbtseiji/biblatex-jpa) 。BibLaTeXの方が新しいため,こちらをご利用いただいた方がよいかもしれません。
  • 旧版(2015年版)のものは残していないので,万が一必要な場合は過去のコミットを辿ってください。

謝辞

このファイルは,様々な先人の貢献の上に成り立っています。

  • 武田史郎先生のjeconの設定を変えるだけで,ほとんど対応できてしまいます。本当にありがとうございます。記して謝意を表します。

  • jeconはこちらのgithubサイトで公開されています。

  • jecon-jpaはjeconのver 5.4を元にしています。

  • jeconの元になった様々なスタイルファイルの作者にも同様の感謝を。

  • 心理学用の設定にするのに奥村泰之先生の設定,関数を一部拝借しています。

  • 奥村先生のサイトに元のbeta_jecon2スタイルがあります。

  • 特にincollection(本の中の特定の章)の引用の改変は参考になりました。ありがとうございました。

使い方

こちらで公開しているスタイルファイルは,uplatexに対応しています。 また,bibファイルの著者名は,{姓,名}の形で記述するようにしています。ここはjeconの設定部分を使うことで,{名,姓}や{姓 名}の形でにすることも可能です。

詳しくはスタイルファイル冒頭部の解説をお読みください。 また,もし不具合や問題点がありましたら,このサイトでIssueをあげていただくか,プルリクを投げていただくか,@kosugitti までご連絡ください。

Releases

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Packages

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