ECHONET Lite プロトコル解析器 for Wireshark
ECHONET Liteに準拠したUDPによるやりとりを解析しやすくするためのWiresharkプラグインです。 ECHONET Lite バージョン1.12の通信ミドルウェア仕様のやりとりを解釈し、詳細ビューに情報を表示します。
Wiresharkのpluginsディレクトリ以下にリポジトリをクローンしてください。 pluginsディレクトリは、以下の場所にあります。
OS | パス |
---|---|
Windows | %AppData%/Wireshark/plugins/ |
Linux/OS X/macOS | ~/.config/wireshark/plugins/ |
以後、勝手にudp port 3610
でやり取りされるパケットをECHONET Liteとして自動で解釈します。
ディスプレイフィルタに新たにechonetlite
が追加されます。ほとんどの場合、echonetlite
は
udp port 3610
と等価となります。
echonetlite
にはフィールドがいくつかあり、ディスプレイフィルタでechonetlite.edata.esv == 0x73
などとすることで、ECHONET Lite通信の中からさらに条件で絞り込めるようになっています。
アクセス可能な主なフィールドは以下の通りです。
ディスプレイフィルタ名 | ECHONET Lite フレームフィールド名 |
---|---|
echonetlite.ehd1 | EHD1 (ECHONET Lite電文ヘッダー1) |
echonetlite.ehd2 | EHD2 (ECHONET Lite電文ヘッダー2) |
echonetlite.tid | TID (トランザクションID) |
echonetlite.edata | EDATA (ECHONET Liteデータ) |
echonetlite.edata.seoj | SEOJ (送信元ECHONET Liteオブジェクト指定) |
echonetlite.edata.deoj | DEOJ (相手先ECHONET Liteオブジェクト指定) |
echonetlite.edata.esv | ESV (ECHONET Liteサービス) |
echonetlite.edata.opc | OPC (処理プロパティ数) |
echonetlite.edata.epc | EPC (ECHONET Liteプロパティ) |
echonetlite.edata.pdc | PDC (EDTのバイト数) |
echonetlite.edata.edt | EDT (プロパティ値データ) |
このほかにもいろいろとありますが、詳しくはソースコードを読んでください。
- クラスグループ名の表示
- クラス名の表示
- ESVの記号の表示
- EPCのプロパティ名の表示
- ノードプロファイル
- 開閉センサー
- EDTの意味の解釈
- ノードプロファイル
- 開閉センサー
See ChangeLog.txt
ECHONET-Lite-dissector is licensed under the MIT license.
Copyright © 2016, Yuki MIZUNO