Kill-Zen-All
は、クリップボードにコピーされた文字列を監視し、指定されたパターンで自動的に文字列を置換・整形するツールです。このツールは、全角文字を半角に変換するなどの処理を行い、整形されたテキストをクリップボードに再度保存します。
- クリップボードの文字列をリアルタイムで監視し(1秒ごと)、自動で整形。
- カスタマイズ可能な置換ルールと除外リスト。
- 設定ファイルの変更をリアルタイムで検知し、即座に反映。
実行ファイルをReleaseからダウンロードして実行。
注意: このアプリケーションは署名されていないため、macOSではGatekeeperによってブロックされます。下記の方法でbuildしてください。
Rustがインストールされている環境で、以下のコマンドを実行してビルドします。
git clone https://github.com/yourusername/kill-zen-all.git
cd kill-zen-all
cargo build --release
実行ファイルはtarget/release/
ディレクトリに作成されます。
- アプリケーションを起動すると、クリップボードの内容が監視されます。
- クリップボードにコピーされたテキストが、設定ファイルで定義されたルールに従って自動的に置換・整形されます。
- 整形後のテキストは再びクリップボードに保存され、他のアプリケーションに貼り付けることができます。
./target/release/kill-zen-all
Windows向け(exe)はダブルクリックで起動できます。
Ctrl + C
kill-zen-all
は、以下の2つのJSON設定ファイルを使用します。これらの設定ファイルはアプリケーション初回起動時にデフォルトで生成されます。
設定ファイルの保存場所は、以下の通りです:
XDG_CONFIG_HOME
が設定されていれば:$XDG_CONFIG_HOME/kill-zen-all/
- Linux:
~/.config/kill-zen-all/
- MacOS:
/Users/{User}/Library/Application Support/kill-zen-all/
- Windows:
C:\Users\{User}\AppData\Roaming\kill-zen-all\
replacements.json
は、置換する文字列のペアを定義します。以下はデフォルトの設定例です。
[
{ "original": ",", "replacement": ", " },
{ "original": ".", "replacement": ". " },
{ "original": "CRLF", "replacement": "。" },
{ "original": "頚", "replacement": "頸" }
]
このファイルには、original
(置換前の文字列)とreplacement
(置換後の文字列)のペアを指定します。新しいペアを追加する場合、このファイルに新しいJSONオブジェクトを追加してください。
exclusions.json
は、全角から半角に変換する際に除外する文字を定義します。除外対象は全角で指定します。以下はデフォルトの設定例です。
{
"exclude": [" ", "!", "?", "〜", "~"]
}
このファイルには、exclude
キーに続いて除外する文字のリストを定義します。指定された文字は、全角から半角に変換されません。
replacements.json
またはexclusions.json
をエディタで開き、必要な設定を編集します。- 保存すると、自動的に変更が検知され、新しい設定が即座に反映されます。
プロジェクトには、Rustの標準的なテストスイートが含まれています。テストを実行するには、以下のコマンドを使用します。
cargo test
特に、クリップボード関連のテストは、ローカル環境で実行されるようになっています。CI環境ではこれらのテストはスキップされます。
このプロジェクトはMITライセンスの下で公開されています。詳細についてはLICENSE
ファイルを参照してください。