DropFileHandler

Delphi 向けのファイルドロップ処理ユニットです。Windows エクスプローラーなどからアプリケーションへファイルをドラッグ＆ドロップすると、そのファイルパスを受け取り、アプリケーション内で利用できるようになります。

機能概要

• Windows 標準の HDROP フォーマットに対応したファイルドロップ処理
• DragQueryFile を使ってドロップされたファイル名の一覧を取得
• 最大ファイル数やサイズに依存せず、エクスプローラーから安定して受け取れる設計
• 一部の他アプリケーション（例：画像エディタなど）からの非HDROP形式には非対応

使用方法

1. 対象フォームでドラッグ＆ドロップを許可：

   DragAcceptFiles(Handle, True);

2. フォームのメッセージハンドラで WM_DROPFILES を処理：

   procedure WMDropFiles(var Msg: TWMDropFiles); message WM_DROPFILES;

3. ドロップ処理内でファイル一覧を取得：

   var
     Files: TArray<string>;
   begin
     if ExtractDroppedFiles(Msg.Drop, Files) then
     begin
       // Files にファイルパス一覧が格納されている
     end;
   end;

制限事項

• ドロップされたファイル以外（画像データ、テキストデータなど）は取得できません
• HDROP 形式以外のフォーマット（例：CF_BITMAP, CF_DIB, CF_TEXT など）には未対応
• アプリケーションが DragAcceptFiles を呼び出していない場合、ドロップは無視されます

対応環境

• Delphi 7 以降
• Windows 7 / 8 / 10 / 11

ライセンス

MIT または パブリックドメインとして自由にご利用ください。

作者

VRAMの魔術師