vscodeからqiitaに投稿することができる拡張機能です。
現在は、markdown(.md)、orgmode(.org)、html(.html)の3種類のファイルから投稿することが可能です。
コマンドパレットから、qiitaに記事を投稿することができます。
現在使用できるコマンドは以下の通りです。
コマンド名 | コマンド内容 |
---|---|
qiitaに投稿する | qiitaに投稿、もしくは記事の更新を行います。 |
qiita テンプレートを付与する | 現在のアクティブファイルに、投稿に関する情報を記述するテンプレートを付与します。 |
qiita 記事のurlを取得する | mdファイルに設定されているqiita テンプレートを元に記事のurlを取得し、クリップボードに貼り付けます。urlはurl単体と、markdownに直接貼り付けることができる2種類が取得できます。 |
qiita 画像をアップロードする | mdファイルに存在する画像埋め込み を抽出し、qiitaにまとめて画像をアップロードするサポートを行います。(下に詳細あり) |
qiitaに投稿するための付加情報として、ファイルの先頭に「qiita テンプレート」を用意する必要があります。
qiita テンプレートは「スラッシュとアスタリスク10個からなるライン」もしくは「ハイフン3つで構成されたライン」のいずれかで囲まれ、以下の情報を保持します。
情報名 | 必要度 | 情報内容 |
---|---|---|
ID | - | qiitaの記事IDです。新規投稿の際はIDは存在していないため空白であり、記事の更新の場合はIDが存在しているため必須になります。 |
title | 必須 | 記事のタイトルです。 |
private | 必須 | 記事を全体公開にするか限定投稿にするかです。true/falseの記述のみ受け付け、trueの場合は限定投稿、falseの場合は全体公開になります。 |
istweet | 任意 | 記事を新規投稿した際に、ツイートするかどうかです。記事の更新の場合はこの値は無視されます。また、qiitaがtwitterと連携していない場合も無視されます。 |
tags | 必須 | 記事につけるタグです。","区切りで最大5つまで指定することが出来ます。 |
Preferences : Open user settingsから開くユーザー設定の項目で設定できる内容です。
設定項目名 | 内容 |
---|---|
vscode_qiitaapi.accesstoken | qiitaのアクセストークンを設定します。settings.jsonに記述される値のため、ワークスペースに保存する場合はgit等の扱いに注意する必要があります。 |
vscode_qiitaapi.templateDefault | qiita テンプレートのデフォルト値を設定します。 |
vscode_qiitaapi.templateDelimiter | qiita テンプレートの区切り文字を指定します。後方互換性のために存在しています。 |
vscode_qiitaapi.useCopyInUploadImage | 画像アップロード時に生成されるディレクトリの中身を、ハードリンクではなくコピーを使用して生成する場合はonにします。 |
vscode_qiitaapi.uploadImageBeforePost | 投稿前に画像をアップロードするコマンドを自動で実行する場合はonにします。 |
-
現在のアクティブファイルを、qiitaに投稿もしくは記事を更新します。
-
Markdown(.md)以外の拡張子から投稿する場合は、Pandocのインストールが必要です。
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qiitaのアクセストークンが必要です。
- qiitaの設定→アプリケーション→個人用アクセストークン→新しくトークンを発行する を選択し、スコープに「read_qiita」「write_qiita」をオンにした上で発行し、表示されたアクセストークンを、拡張設定の「vscode_qiitaapi.accesstoken」に設定してください。
Markdown上に存在する
で、urlがローカル画像の(http(s)://から始まらない)ものを、
まとめてアップロードすることができます。
- 対象となるMarkdownファイルと同じディレクトリに「uploadImages」という名前のディレクトリ名がないことを確認します。
- 「qiita 画像をアップロードする」を実行します。
- 「 https://qiita.com/settings/uploading_images 」および「uploadImages」ディレクトリが開きます。
- 「uploadImages」ディレクトリにある画像を、qiitaにコピー&ペーストします。
- qiita側の「画像アドレスを一括コピー」を押し、vscode側の上部に表示される入力フォームに貼り付けます。
- 該当する画像のurlが、全て置き換わります。
- HTML形式の画像表示(
<img src="url">
)には現在対応していません。 - markdown以外のファイルからは使用できません。
代替テキスト
を元に、画像のurlを置き換えます。そのため、代替テキストが同じで、異なるurlを持つ画像が存在する場合、置き換えが正しく行われない可能性があります。- 「uploadImages」に作成されるファイルは、デフォルトは元のファイルからハードリンクされたものになります。端末によっては、意図しない動作になることがありますので、その場合は、
useCopyInUploadImage
をtrueに設定してください。
- なし
※追加は未定です。使う人次第で増やしたいなとも思っている項目
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IDから投稿記事のダウンロード
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タグ候補の表示
- ライブラリのアップデート
- v0.5.0以前に起動したことがある場合、vscodeの再起動毎にアップデート通知が表示される問題の修正
- 0.6.0のスペルミス修正で、設定が新しいものに移行されない不具合を修正
- 0.6.0時点で手動で新しく設定し直していただいた項目は、これによって上書きはされません。
- uploadImagesディレクトリを開く挙動を変更
- 画像アップロード機能の追加(beta)
- templateのスペルミスを修正
- 拡張設定で既に設定されているものは、アップデート時に自動的に修正されます。
- 「v0.6.0にアップデートしました」という通知が表示されるまでに設定画面を開くと、初期化されているように見えます。
- 初回起動時にも関わらず、アップデート通知が表示される不具合を修正
- qiita テンプレートを囲む文字のデフォルトを
---
(水平線)に変更
- ライブラリのアップデート
- qiita テンプレートを囲む文字を
//**********
(コメント)の他に---
(水平線)を追加。 現在のデフォルトはコメント型ですが、近い将来のアップデートで水平線になります。そのため、この先もコメント型を使用する場合は、setting.jsonで明示的にコメントを指定する必要があります。
- ライブラリのアップデート
- 過去のリリースノートは、CHANGELOG.mdを参照してください。