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基本的なパラメータ設定の方法

Ryota Shioya edited this page Mar 24, 2022 · 3 revisions

基本的なパラメータ設定の方法.md

概要

  • 鬼斬の入力パラメータの指定,および出力は基本的にXML形式で行われる
    • 入力パラメータのデフォルト値は,Defaultparam.h 内でXML 形式のC文字列として記述されている
    • 入力パラメータの指定は,コマンドラインからのXML ファイル名指定と,値の指定によって行われる.
  • 入出力パラメータの管理や取得,出力はParamDB クラス,およびその関連マクロによって行う.

XMLのフォーマット

  • パラメータXML の概要は以下の通りである
  • 各ノード以下の詳しい説明については,それぞれの解説ページを参照

構造の概要

  • Session
    • Emulator
      • エミュレータに関する設定を記述
      • 起動するプロセスのパラメータ等はここで設定
    • Simulator
      • シミュレータに関する設定を記述
      • 実行命令数なども,このノード以下で設定
    • Environment
      • 実行環境に関する設定を記述
      • 実行パスの設定や,出力ファイルの設定などを行う
    • Result
      • 実行終了後,実行命令数やキャッシュヒット率などの実行結果が格納される
      • Defaultparam.h 内では空になっている

入力パラメータのデフォルト値

  • パラメータのデフォルト値は,DefaultParam.h 内でXML 形式のC文字列として記述されている.
    • 各クラス内部で直に記述は行わない
  • DefaultParam.h を直接編集するのは大変なため,XML ファイルとの変換スクリプトを使用してXMLファイルに変換を行った上で編集を行うよと良い.

パラメータの指定方法

  • パラメータの指定方法には,以下の2通りがある
    • 外部XML ファイルの読み込み
    • 特定のノードの値の指定
  • 同一ノードに対して複数の指定が行われた場合,後から指定を行ったものによって値が上書きされる

書式

外部XML ファイルの読み込み

  • 実行ファイルの後に,ファイル名を裸で記述
  • 複数指定することが可能
a.out fileName0.xml fileName2.xml ... 

特定ノードの値の指定

  • '-x'オプションに続けて,"パス名=値"の書式で記述
    • パス名は,XPath 形式のサブセットとなっている
  • 以下は,出力XML ファイル名を'out.xml'に指定する場合の例
a.out -x /Session/Environment/OutputXML/@FileName='out.xml'

ファイルのインポート

  • 以下の書式で他のファイルをインポートすることが可能
<Session>
  <Import>
    <File Path="~"/>
  </Import>
</Session>
  • ファイルの優先順位は,"インポートしたファイル">"インポートされたファイル"
  • このときのパスはImport文が書かれているXMLファイルを基準とした相対パスで指定
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