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Exe
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完成したプログラムをexeに固めて公開してみたい方も多いかと思います。そんな方向けにocra
というgem
があります。
gem
とはRubyのライブラリを固めた宝石です。rubygemsというライブラリで簡単に管理できるようになっています。
ただしコマンドプロンプトでの操作になります。
まずWindowsキーとRを同時に押してcmdと入力しENTERを押します。
すると黒い画面が出てきます。これがコマンドプロンプトです。これはCUIと言われるものでコマンドでパソコンを操作するものです。 普段はグラフィカル(GUI)なボタンとかで操作してるので抵抗があるかもしれませんが、頑張ってみましょう。
まず画面に今のフォルダが表示されています。恐らくWindows7の方ならスタートメニューからユーザー名のフォルダを開いたところにいます。
ドキュメント(C:\Users\username\Documents)とかに移動するにはcd
というコマンドを使います。
cd Documents
cd D
まで入力したところで、Tabキーを押すとDesktopとかDocumentsとかDownloadsとか色々補完されるので便利です。
同じドライブ内であれば、cd
とスペースまで入力してフォルダをドラッグ&ドロップしてあげれば絶対パスがババっと入力され簡単に移動もできます。
RubyGemsを使うにはgemコマンドを使います。
gem
とか入力すると使い方が出てきます。
gem install ??? ???というgemをインストールする
gem list インストール済のgemを表示
この二つさえわかっていれば大体問題ないです。
gem server ドキュメントのサーバーを動かす
server
コマンドは便利コマンドで、インストール済のgemのドキュメントをプログラムから動的に生成してWebで見れるようにしてくれます。
http://localhost:8808/に行くと見れます。
ドキュメントの生成ができずrdocやwwwの部分にリンクが貼られてないこともあります。
ocraはRuby 1.9.xのプログラムをEXEにするものです。 インストールするには次のコマンドを実行します。
gem install ocra
gemはrubygemsのサーバーで管理されているのでダウンロードしてインストールしてくれます。
さて早速
ocra
と入力してみましょう。
うあああああああああああ、なんかいっぱい出たああああああ。オレには無理だあああああああああああああああ。とか思って頂いて大丈夫です。
じゃあ早速EXEにしてみます。 まず、どのプログラムをEXEにするかを指定するのですが、それを簡単にする為にファイルがある場所まで移動します。
cd 場所
例)
cd C:\Users\admin\Desktop\workshop01\kakuge
さっきみたくファイルをコマンドプロンプトにぶっこんでファイル名の部分を消しても移動が簡単にできます。
移動できたら次のコマンドを実行してみてください。※1
ocra ファイル名 --windows
例)
ocra kakuge.rb --windows
するといつものようにプログラムが動きます。動くことが確認できたら終了してください。 終了してしばらくするとコマンドプロンプトに
=== Finished building ファイル名.exe (123456789 bytes)
みたいなものが出てきます。なんと、これだけでEXEが出きちゃってます。 プログラムを置いてたフォルダを確認してみてください。
あとは必要な画像やらREADMEやらLicenseのファイルをまとめて圧縮して配布するだけですね。
※1 少し注意が必要な点があります。他の環境で実行する時に???.dllというファイルが必要なことがあります。 これは使用しているライブラリとかによって決ってきます。
2012/10/12 追記
ocra --windows --no-autodll ファイル名
のようにするとdllも埋め込んでくれるます。こっちの方が容量は大きくなりますが他の環境で動かすとき便利かもしれません。