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タカヤ製 RFID リーダ/ライタ TR3XM シリーズ(HF 13.56MHz) を Python から制御するための Windows向けサンプルプログラム です。
USB 経由のシリアル通信(仮想 COM ポート)を利用し、ROM バージョン取得、動作モード制御、Inventory2、ブザー制御を GUI(Tkinter)で体験できます。
このサンプルプログラムは、Tkinter GUIによる直感的な操作を提供し、pyserial のみに依存する軽量構成です。
16進ログ出力で通信プロトコルを学習でき、TR3XM の代表コマンド(ROM / Mode / Inventory2 / Buzzer)を実装しています。
PyInstallerビルドバッチ付きで、実行ファイル化も容易です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| OS | Windows 10 / 11 (64bit) |
| Python | 3.9 以上(推奨 3.11) |
| 依存ライブラリ | pyserial |
| ハードウェア | TR3XM シリーズ(HF 13.56MHz / USBモデル) |
※ LANモデルを制御する場合は、ソケット通信部分を TR3XM LAN版サンプルを参考に差し替えてください。
-
Python をインストール
インストーラで “Add python.exe to PATH” にチェックを入れてください。 -
リポジトリのクローン
git clone https://github.com/TamaruNorio/TR3_USB_Python.git cd TR3_USB_Python
-
必要ライブラリを導入
py -m pip install pyserial -
実行
py tr3_usb_gui.py
GUIが起動し、COMポートとボーレートを選択して操作できます。
ROMバージョン取得、動作モード制御、Inventory2、ブザー制御が可能です。
- VS Code で本フォルダを開く
- ターミナルで以下を実行
成功すると
build_exe.bat
dist\tr3_usb_gui.exeが生成されます。
GUIアプリなのでコンソールは表示されません。
コンソール版にしたい場合はbuild_exe.bat内の--noconsoleを削除してください。
TR3_USB_Python/
├─ tr3_usb_gui.py ← メインGUIスクリプト
├─ build_exe.bat ← exeビルド用バッチ(PyInstaller)
├─ README.md ← この説明ファイル
└─ .gitignore
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