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reference/unordered_set/unordered_set/insert.md

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@@ -37,19 +37,19 @@ iterator insert(const_iterator hint, node_type&& nh); // (8) C++17
3737
3838
3939
## 適格要件
40-
- (1)、(3) : `value_type` はコンテナに対してコピー挿入可能(CopyInsertable)でなければならない。
40+
- (1)、(3) : `value_type` はコンテナに対してコピー挿入可能(CopyInsertable)でなければならない。
4141
- コンテナに対してコピー挿入可能とは、`m` をアロケータ型 `allocator_type` の左辺値、`p` を要素型 `value_type` へのポインタとすると、以下の式が適格(well-formed)であるということである。
42-
- `std::`[`allocator_traits`](/reference/memory/allocator_traits.md)`<allocator_type>::`[`construct`](/reference/memory/allocator_traits/construct.md)`(m, p, v);`
43-
- (2)、(4) : `value_type` はコンテナに対してムーブ挿入可能(MoveInsertable)でなければならない。
42+
- `std::`[`allocator_traits`](/reference/memory/allocator_traits.md)`<allocator_type>::`[`construct`](/reference/memory/allocator_traits/construct.md)`(m, p, v);`
43+
- (2)、(4) : `value_type` はコンテナに対してムーブ挿入可能(MoveInsertable)でなければならない。
4444
- コンテナに対してムーブ挿入可能とは、`m` をアロケータ型 `allocator_type` の左辺値、`p` を要素型 `value_type` へのポインタとすると、以下の式が適格(well-formed)であるということである。
45-
- `std::`[`allocator_traits`](/reference/memory/allocator_traits.md)`<allocator_type>::`[`construct`](/reference/memory/allocator_traits/construct.md)`(m, p, std::`[`move`](/reference/utility/move.md)`(rv));`
46-
- (3)、(4) : 引数 `position` は、コンテナの有効な読み取り専用イテレータでなければならない。
47-
- なお、標準では間接参照可能(dereferenceable)である必要があることになっているが、その必要はない(つまり、最終要素の次を指すイテレータでも良い)ものと思われる。
48-
- (5) : 引数 `first`、および、`last`は、入力イテレータの要件を満たし、かつ、イテレータ範囲 `[first, last)` が当該コンテナ**以外を指す**有効な範囲でなければならない。
49-
- また、このコンテナの要素型 `value_type` は、コンテナに対して `*first` から直接構築可能(EmplaceConstructible)でなければならない。
50-
- ここで、コンテナに対して `*first` から直接構築可能とは、`m` をアロケータ型 `allocator_type` の左辺値、`p` を要素型 `value_type` へのポインタとすると、以下の式が適格(well-formed)であるということである。
51-
- `std::`[`allocator_traits`](/reference/memory/allocator_traits.md)`<allocator_type>::`[`construct`](/reference/memory/allocator_traits/construct.md)`(m, p, *first);`
52-
- なお、`first`、および、`last`は、標準では `value_type` を参照しなければならない(つまり、コンテナの `value_type` と `std::`[`iterator_traits`](/reference/iterator/iterator_traits.md)`<decltype(first)>::value_type` が同一の型でなければならない)ことになっているが、実際にはその必要はなく、上記の直接構築可能の要件を満たすだけで良いものと思われる。
45+
- `std::`[`allocator_traits`](/reference/memory/allocator_traits.md)`<allocator_type>::`[`construct`](/reference/memory/allocator_traits/construct.md)`(m, p, std::`[`move`](/reference/utility/move.md)`(rv));`
46+
- (3)、(4) : 引数 `position` は、コンテナの有効な読み取り専用イテレータでなければならない。
47+
- なお、標準では間接参照可能(dereferenceable)である必要があることになっているが、その必要はない(つまり、最終要素の次を指すイテレータでも良い)ものと思われる。
48+
- (5) : 引数 `first`、および、`last`は、入力イテレータの要件を満たし、かつ、イテレータ範囲 `[first, last)` が当該コンテナ**以外を指す**有効な範囲でなければならない。
49+
- また、このコンテナの要素型 `value_type` は、コンテナに対して `*first` から直接構築可能(EmplaceConstructible)でなければならない。
50+
- ここで、コンテナに対して `*first` から直接構築可能とは、`m` をアロケータ型 `allocator_type` の左辺値、`p` を要素型 `value_type` へのポインタとすると、以下の式が適格(well-formed)であるということである。
51+
- `std::`[`allocator_traits`](/reference/memory/allocator_traits.md)`<allocator_type>::`[`construct`](/reference/memory/allocator_traits/construct.md)`(m, p, *first);`
52+
- なお、`first`、および、`last`は、標準では `value_type` を参照しなければならない(つまり、コンテナの `value_type` と `std::`[`iterator_traits`](/reference/iterator/iterator_traits.md)`<decltype(first)>::value_type` が同一の型でなければならない)ことになっているが、実際にはその必要はなく、上記の直接構築可能の要件を満たすだけで良いものと思われる。
5353
- (6) : `value_type` はコンテナに対してコピー挿入可能でなければならない。
5454
5555
@@ -59,8 +59,8 @@ iterator insert(const_iterator hint, node_type&& nh); // (8) C++17
5959
6060
## 効果
6161
- (1)、(2) : 引数 `v`、あるいは `rv` で指定した値と等価なキーがコンテナに存在していなければ、当該要素を追加する。
62-
- (3)、(4) : 引数 `v`、あるいは `rv` で指定した値と等価なキーがコンテナに存在していなければ、当該要素を追加する。
63-
- 引数 `position` は、要素の挿入位置を探し始める場所のヒントとして使用されるが、実装によって無視されるかもしれない。
62+
- (3)、(4) : 引数 `v`、あるいは `rv` で指定した値と等価なキーがコンテナに存在していなければ、当該要素を追加する。
63+
- 引数 `position` は、要素の挿入位置を探し始める場所のヒントとして使用されるが、実装によって無視されるかもしれない。
6464
- (5) : イテレータ範囲 `[first, last)` のすべての要素 `t` に対して、(1)の形式の `insert(t)` を呼び出した場合と等価である。
6565
- (6) : (3)の形式を `insert(il.begin(), il.end())` として呼び出した場合と等価である。
6666
- (7) : `nh`が空の場合、効果はない。それ以外の場合、`nh.key()`と等価のキーを持つ要素がコンテナにない場合に限り、`nh`が所有する要素を挿入する。
@@ -69,10 +69,10 @@ iterator insert(const_iterator hint, node_type&& nh); // (8) C++17
6969
7070
7171
## 戻り値
72-
- (1)、(2) : [`pair`](/reference/utility/pair.md) の `bool` 部分(`second` 部)は、要素が追加されたら `true`、追加されなかったら(既にあったら)`false`。
73-
- [`pair`](/reference/utility/pair.md) の `iterator` 部分(`first` 部)は、追加された要素(`bool` 部分が `true` の場合)、あるいは、既にあった要素(`bool` 部分が `false` の場合)を指すイテレータ。
74-
- (3)、(4) : 新たな要素が追加された場合、その追加された要素を指すイテレータ。
75-
新たな要素が追加されなかった場合、既にあった要素を指すイテレータ。
72+
- (1)、(2) : [`pair`](/reference/utility/pair.md) の `bool` 部分(`second` 部)は、要素が追加されたら `true`、追加されなかったら(既にあったら)`false`。
73+
- [`pair`](/reference/utility/pair.md) の `iterator` 部分(`first` 部)は、追加された要素(`bool` 部分が `true` の場合)、あるいは、既にあった要素(`bool` 部分が `false` の場合)を指すイテレータ。
74+
- (3)、(4) : 新たな要素が追加された場合、その追加された要素を指すイテレータ。
75+
- 新たな要素が追加されなかった場合、既にあった要素を指すイテレータ。
7676
- (5) : なし
7777
- (6) : なし
7878
- (7) : 戻り値としては、[`insert_return_type`](/reference/map/map.md)を返す。`insert_return_type`のイテレータ型メンバ変数`position`、`bool`型メンバ変数`inserted`に格納される値は(1), (2)のものと同じ情報である。`nh`が空の場合は、`position`は終端イテレータである。`node_type`型メンバ変数`node`には、
@@ -95,13 +95,13 @@ iterator insert(const_iterator hint, node_type&& nh); // (8) C++17
9595
9696
## 備考
9797
- これらの関数が呼ばれた後も、当該コンテナ内の要素を指す参照は無効にはならない。
98-
なお、規格書に明確な記載は無いが、当該コンテナ内の要素を指すポインタも無効にはならない。
99-
- これらの関数が呼ばれた後も、呼び出しの前後でこのコンテナのバケット数([`bucket_count`](bucket_count.md)`()` の戻り値)が変わらなかった場合には当該コンテナを指すイテレータは無効にはならない。
100-
- それ以外の場合は、当該コンテナを指すイテレータは無効になる可能性がある。
101-
- コンテナのバケット数が変わらない場合とは、以下のいずれかである:
102-
- 追加しようとした要素と等価なキーの要素が全て既にコンテナに存在したため、要素が追加されなかった。
103-
- 要素追加後の要素数が、要素追加前のバケット数([`bucket_count`](bucket_count.md)`()` の戻り値)×最大負荷率([`max_load_factor`](max_load_factor.md)`()` の戻り値)よりも小さかった。
104-
- なお、後者の条件は「よりも小さい」となっているが、最大負荷率の定義からすると「以下」の方が適切と思われる。[`reserve`](reserve.md) も参照。
98+
- なお、規格書に明確な記載は無いが、当該コンテナ内の要素を指すポインタも無効にはならない。
99+
- これらの関数が呼ばれた後も、呼び出しの前後でこのコンテナのバケット数([`bucket_count`](bucket_count.md)`()` の戻り値)が変わらなかった場合には当該コンテナを指すイテレータは無効にはならない。
100+
- それ以外の場合は、当該コンテナを指すイテレータは無効になる可能性がある。
101+
- コンテナのバケット数が変わらない場合とは、以下のいずれかである:
102+
- 追加しようとした要素と等価なキーの要素が全て既にコンテナに存在したため、要素が追加されなかった。
103+
- 要素追加後の要素数が、要素追加前のバケット数([`bucket_count`](bucket_count.md)`()` の戻り値)×最大負荷率([`max_load_factor`](max_load_factor.md)`()` の戻り値)よりも小さかった。
104+
- なお、後者の条件は「よりも小さい」となっているが、最大負荷率の定義からすると「以下」の方が適切と思われる。[`reserve`](reserve.md) も参照。
105105
- (7), (8) の場合、要素はコピーもムーブもされない。
106106
107107

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