このリポジトリについて

PythonのPillowというライブラリでモザイクアートを作ります。

モザイクアートの作成ロジックは以下のLTスライドも合わせてご確認ください。

https://speakerdeck.com/ftnext/pillow-mosaic-art-nyumon

開発環境

• Python 3.6.3
• Python 3.5.1

2台の端末で開発を進めています。 2018/01/16時点で、Python3.6系では動くが、3.5系では動かないという事象は発生していません。

動作させるまで

• このリポジトリをクローン
• 必要なモジュールをpip install
  • pip install pillow (必須)
  • pip install numpy matplotlib jupyter (notebookで動かす際に使う)

フォルダ構成

• ┣ env/ :仮想環境

• ┣ image/ :素材画像の元画像

• ┣ material/ :素材画像の縮小画像

• ┣ mosaic_art/ :モザイクアート作成用自作モジュール

• ┣ product/ :作成後のモザイクアートが置かれる

• ┣ README.md

• ┣ my_icon.png :モザイクアート対象画像

  前処理で使うファイル

• ┣ calculate_average_color.py

• ┣ calculate_median_color.py

• ┣ calculate_mode_color.py

• ┣ thumbnail_image.py

  前処理で作成されるファイル (3つは.gitignoreに記載)

• ┣ average_color.csv

• ┣ median_color.csv

• ┣ mode_color.csv

  モザイクアート作成に使うファイル

• ┣ mosaic_art.py

• ┣ mosaic_art_median.py

• ┣ mosaic_art_mode.py

  Jupyter notebook

• ┣ mosaic_art.ipynb

• ┗ dot_picture.py :notebookで使っているメソッドの元

注意点

• 対象画像は my_icon.png という名前で配置してください。
• 素材画像はimage/フォルダの下にeuph_part_iconというフォルダを作ってその中に配置してください。
• 前処理でpython thumbnail_image.pyを実行する前に、material/フォルダの下にeuph_part_iconというフォルダを作ってください。
• 対象画像、素材画像ともに 400×400 のサイズでしか正常に動作しないと思われます。
• できあがるモザイクアートのサイズは 1600×1600 になります。対象画像を 10×10 の領域に分割し、各領域に 40×40 のサイズの素材画像のうち一番色が近いものを対応させています。

パスの決め打ち問題や、一定のサイズにしか対応できない点は実装不足なので、今後ソースコードを更新していく。

前処理

1. image/フォルダ以下に素材画像を配置する
2. 素材画像の縮小画像を用意する: python thumbnail_image.py (実行後、material/フォルダ以下に縮小画像ができる)
3. 素材画像を代表させる色の情報を用意する（実行後、csvファイルができる。このcsvファイルの色情報をモザイクアート作成時に参照する）

• 色の平均値で素材画像を代表させる場合: python calculate_average_color.py → average_color.csvが作成される
• 色の中央値で素材画像を代表させる場合: python calculate_median_color.py → median_color.csvが作成される
• 色の最頻値で素材画像を代表させる場合: python calculate_mode_color.py → mode_color.csvが作成される

モザイクアート作成

対象画像を my_icon.png として配置する。

モザイクアート作成時、以下の2点を指定している。

• 対象画像を格子状に分割した領域をどのような色で代表させるか (平均値／中央値／最頻値)
• 素材画像をどのような色で代表させるか (平均値／中央値／最頻値)

後者は average_color.csv, median_color.csv, mode_color.csvのうちどれを使うかということ。

色の代表のさせ方については以下の組合せを提供している。

• 平均値×平均値: 対象画像の領域の色を 平均値 で代表させ、素材画像の色を 平均値 で代表させる: python mosaic_art.py
• 中央値×中央値: 対象画像の領域の色を 中央値 で代表させ、素材画像の色を 中央値 で代表させる: python mosaic_art_median.py
• 最頻値×最頻値: 対象画像の領域の色を 最頻値 で代表させ、素材画像の色を 最頻値 で代表させる: python mosaic_art_mode.py

以上3つのコマンドのいずれかを実行すると、product/フォルダにモザイクアートにした画像ができる。

• python mosaic_art.py → product/my_icon_mosaic.png
• python mosaic_art_median.py → product/my_icon_mosaic_median.png
• python mosaic_art_mode.py → product/my_icon_mosaic_mode.png

READMEを書いている時点では 平均値×平均値 の組合せを推奨する。