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Junpei Kawamoto edited this page Jul 13, 2016 · 4 revisions

roadieGoogle Cloud Platform でプログラムを実行する手助けをします. 具体的には,クラウドへソースコードをアップロードし,仮想マシンの作成・削除, そしてプログラムの出力結果の管理を行います.

roadie を使うことで,Google Cloud Platform の詳しい仕組みを知らなくても, また仮想マシンにログインして作業することなく簡単にクラウド環境でプログラムを実行することができます.

項目

簡単な使用例

roadie では,YAML 形式のスクリプトファイル を使って,クラウドで実行する手順を指定します. このスクリプトファイルが script.yml だとすると, 次のようにしてプログラムをクラウドで実行させることができます.

$ roadie run --local . --name analyze-wowah script.yml

このコマンドでは,--local . によって現在のディレクトリにあるソースコードを クラウドにアップロードするよう指定しています. また,後ほど参照するために analyze-wowah という名前を付けています.

ここで実行した script.yml は,次のようなフォーマットになっています.

apt:
- unrar
data:
- http://mmnet.iis.sinica.edu.tw/dl/wowah/wowah.rar
run:
- unrar x -r wowah.rar
- ./analyze WoWAH
upload:
- *.png

このスクリプトファイルでは,次のことを指定しています.

  1. プログラムの実行に必要なパッケージとして unrar パッケージをインストールする.
  2. http://mmnet.iis.sinica.edu.tw/dl/wowah/wowah.rar から解析対象のデータファイルをダウンロードする.
  3. unrar を使って取得した RAR ファイルを解凍する.
  4. アップロードしたソースコードに含まれている analyze コマンドを使って解析を行う.
  5. analyze コマンドが出力した *.png ファイルをクラウドへアップロードする.

以上の手順が無事終了すると,roadie は作成した仮想マシンを削除します. そのため,仮想マシンの停止を忘れて課金が継続されることはありません.

作成した仮想マシンの状態は,次のコマンドで確認することができます.

$ roadie status

プログラムが終了し,アップロードされた出力結果を取得するには, 次のコマンドを利用します.

$ roadie result get analyze-wowah "*" -o ./res

このコマンドは,先ほど名前を付けた analyze-wowah の出力のうち, "*" にマッチする,つまりすべてのファイルを ./res ディレクトリにコピーします.

ライセンス

roadie のライセンスは GPLv3 です.詳しくは,COPYING というファイルをご覧ください.