ようこそ!このチュートリアルでは、プログラミング初心者の方がC++を基礎から学べるように構成されています。
レッスン01-10: プログラミングの基本からポインタ・文字列まで
C++は、高性能なソフトウェアを開発するために広く使われているプログラミング言語です。 ゲーム、組み込みシステム、オペレーティングシステムなど、様々な分野で活用されています。
- 初心者でもわかりやすい説明
- 実際に動かせるサンプルコード
- 段階的な学習ステップ
- 日本語のコメント付きコード
C++プログラムを書いて実行するには、以下が必要です:
-
テキストエディタ: コードを書くためのエディタ
- Visual Studio Code (推奨)
- Sublime Text
- Atom など
-
C++コンパイラ: コードを実行可能な形式に変換するツール
- Windows: MinGW または Visual Studio
- macOS: Xcode Command Line Tools
- Linux: g++ (通常はプリインストール)
# MinGWのインストール
# https://sourceforge.net/projects/mingw/ からダウンロード# ターミナルで以下を実行
xcode-select --install# ターミナルで以下を実行
sudo apt update
sudo apt install g++ build-essentialCMakeは、プロジェクトのビルドを管理するためのツールです。
# Chocolateyを使う場合
choco install cmakeまたは CMakeの公式サイト からインストーラーをダウンロード
brew install cmakesudo apt update
sudo apt install cmakeNinjaは、非常に高速なビルドシステムです。
choco install ninjabrew install ninjasudo apt install ninja-build以下のコマンドでインストールされているか確認できます:
g++ --version
cmake --version
ninja --version # Ninjaをインストールした場合- レッスン01: Hello, World! - 最初のプログラム
- レッスン02: 変数とデータ型 - データの保存方法
- レッスン03: 演算子 - 計算と比較
- レッスン04: 入出力 - ユーザーとのやりとり
- レッスン05: 条件分岐 - if文とswitch文
- レッスン06: ループ - 繰り返し処理
- レッスン07: 関数 - コードの再利用
- レッスン08: 配列 - 複数のデータを扱う
- レッスン09: ポインタ基礎 - メモリアドレスの理解
- レッスン10: 文字列 - 文字列の扱い方
基礎編を修了された方は、中級編に進みましょう!
中級編では以下の内容を学びます:
- オブジェクト指向プログラミング (クラス、継承、ポリモーフィズム)
- STLコンテナ (vector, list, map, set等)
- STLアルゴリズム
- 例外処理
- ファイル入出力
- ライブラリ作成とテスト
中級編リポジトリ: cpp_tutorial_intermediate (近日公開予定)
その後は:
- 上級編: モダンC++ (C++11/14/17/20)、並行処理、設計パターン
- エキスパート編: SIMD、パフォーマンス最適化、メタプログラミング
- 実践編: 総合プロジェクト
レッスンは順番に学習することをおすすめします。各レッスンは前のレッスンの知識を前提としています。
読むだけでなく、必ず自分でコードを書いて実行してみましょう。
# プログラムをコンパイル
g++ -o program_name source_file.cpp
# プログラムを実行
./program_name例:
# hello.cppをコンパイル
g++ -o hello hello.cpp
# 実行
./helloCMakeは大規模プロジェクトに適しています。
Linux/macOS:
# ビルドディレクトリを作成
mkdir build
cd build
# CMakeを実行(Makefileを生成)
cmake ..
# makeでビルド
make
# 実行
./program_nameWindows:
# ビルドディレクトリを作成
mkdir build
cd build
# CMakeを実行(Visual Studioプロジェクトを生成)
cmake ..
# MSBuildでビルド
cmake --build .
# または Visual Studioで build/*.sln を開いてビルド
# 実行
.\Debug\program_name.exe注意: Linux/macOSではmakeを直接使うのが一般的ですが、Windowsではcmake --build .を使います。
Ninjaを使うと、ビルドが高速になります。
# ビルドディレクトリを作成
mkdir build
cd build
# Ninjaジェネレーターを指定してCMakeを実行
cmake -G Ninja ..
# Ninjaでビルド(makeより高速)
ninja
# 実行
./program_nameビルド方法の比較:
| 方法 | メリット | デメリット | 用途 |
|---|---|---|---|
| g++直接 | シンプル、学習に最適 | 複数ファイルの管理が大変 | 単一ファイル |
| CMake + Make | 標準的、ポータブル | ビルドがやや遅い | 中〜大規模 |
| CMake + Ninja | 最速のビルド | Ninjaのインストールが必要 | 大規模、頻繁なビルド |
エラーが出ても大丈夫!エラーメッセージを読んで、何が問題なのか理解することが学習の一部です。
各レッスンには練習問題があります。自分で考えて解いてみましょう。
A: はい!このチュートリアルは完全な初心者を対象にしています。
A: 個人差がありますが、1レッスンあたり1〜2時間を目安にしてください。
A: エラーメッセージをよく読んで、何行目に問題があるか確認しましょう。スペルミスや記号の漏れがよくある原因です。
準備ができたら、レッスン01: Hello, World!から始めましょう!
頑張ってください! 🚀
プログラミングは、少しずつ着実に学んでいけば必ず身につきます。 楽しみながら学習していきましょう!