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PNGAL

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PNGAL‐ui-ver0.44.03g

PNGALは、透過PNGまたはPhotoshop互換PSDから、ゲーム用の立ち絵アニメーション素材を作るWindows向けローカルツールです。

PSDのレイヤーを動かして目パチ・口パク・揺れを設定し、PSD、WebM、MP4、GIF、スプライトシートを書き出せます。音声入力、カメラ追従、マウス追従は行いません。

PNGAL

対応データ

  • 入力: 背景のない透過PNG、Photoshop互換PSD
  • 出力: PSD、WebM、MP4、GIF、スプライトシート + JSON
  • 推奨ブラウザ: Google Chrome / Microsoft Edge
  • 対応環境: 64bit版Windows

PSDは8bit RGB/RGBAのラスターレイヤーを推奨します。テキスト、調整レイヤー、スマートオブジェクト、複雑なレイヤースタイル、他アプリ固有のレイヤー情報は正しく再現できない場合があります。

必要環境と空き容量

必須環境

  • 64bit版Windows 10またはWindows 11
  • Google ChromeまたはMicrosoft Edge
  • 初回セットアップとモデル取得に使用するインターネット接続
  • PNGALを展開したフォルダへの書き込み権限
  • メモリ: 32GB以上

GPU

CUDA対応のNVIDIA GPUと12GB以上のVRAMが必要です。下限対象はRTX 3060 12GBです。セットアップはGPU、VRAM、メインメモリ、空き容量をモデル取得前に確認し、CUDA 12.8用PyTorchを導入します。

必要容量の目安

内容 容量の目安 区分
PNGAL本体 5MB未満 必須
ポータブルPythonとMinGit 300MB未満 必須
PNGAL、ComfyUI、see-throughのPython環境とPyTorch 15~25GB 必須
RIFE v4.25モデル 約23MB 必須
Qwen Image Edit 2511 FP8 + GGUF一式 約46.3GB 必須
任意追加モデル モデルによる 使用者が任意で手動導入
see-throughの必須資産(モデル2件とscheduler設定) 約12.6GB 必須
see-throughの作業データ、出力 数GB~数十GB 使用時に追加

クリーンセットアップには90GiB以上の空き容量が必要です。Qwen FP8 + GGUF約46.3GBとsee-through約12.6GBを含むモデル取得量は約58.9GBです。PSD作業データ、動画出力、将来の更新には追加容量が必要です。

初回セットアップ

初めて使うときだけ、インターネットに接続した状態で次の操作を行います。

  1. 配布ZIPを任意のフォルダへ展開します。
  2. 展開したフォルダの setup.bat をダブルクリックします。
  3. 画面の案内に従ってセットアップを完了します。
  4. セットアップ完了後、start.bat を実行してPNGALを起動します。

セットアップは、ポータブルPython、MinGit、PNGAL用Python環境、固定版ComfyUI、ComfyUI-GGUF、RIFE、see-through、Qwen FP8 + GGUF一式、see-through必須資産をPNGAL直下の environment フォルダへ導入します。モデル取得は再開可能で、取得後にサイズとSHA-256を検証します。see-throughのモデル2件とscheduler設定はオフラインで解決できることも確認します。初回の顔差分生成やPSD分割で追加ダウンロードは行いません。システムのPATH、レジストリ、既存のPython、Git、ComfyUIは変更しません。

外部通信を行える入口は setup.bat だけです。通常のPNGAL、ComfyUI、see-throughはloopback通信だけを許可し、ComfyUIはAPI nodesを無効化して起動します。Setup補助スクリプトは直接実行できません。環境不足の案内が出た場合も、復旧には setup.bat を再実行してください。

セットアップで導入されるファイル

セットアップで導入する環境はPNGALフォルダ内にまとめます。

PNGAL/
  models/
    diffusion_models/         使用者が手動配置する任意モデル
  environment/
    tools/
      mingit/                 ポータブルGit
      python312/              ポータブルPython 3.12
    venvs/
      pngal-3.12/             PNGAL用Python環境
    ComfyUI-pngal-0.28.0/
      venv/                   ComfyUI用Python環境
      custom_nodes/
        ComfyUI-GGUF/         Setupで取得する固定版GGUFノード
      models/
        diffusion_models/     Qwen Q3_K_S画像編集モデル
        text_encoders/        Qwen Q4_K_Mエンコーダーとmmproj
        vae/                  Qwen VAE
        frame_interpolation/  RIFEモデル
    see-through-pngal-58a1cb11/
      .venv/                  see-through用Python環境
    cache/                    PNGAL専用のダウンロード・モデルキャッシュ
    config-generations/       Setup世代ごとの起動設定
    active-config.txt         現在使用する設定世代
    pngal-setup-receipt.json  モデル・リポジトリ・依存関係の受領証
  runtime/                    ログと一時作業ファイル

導入内容は次のとおりです。

  • ポータブルPython 3.12.10とpip/virtualenv
  • ポータブルMinGit
  • PNGAL依存パッケージ: Pillow、NumPy、OpenCV、psd-tools
  • ComfyUI本体と専用Python環境
  • CUDA 12.8用PyTorch、torchvision、torchaudio
  • ComfyUI標準のフレーム補間機能とRIFE v4.25
  • see-through本体と専用Python環境
  • Qwen Image Edit 2511のFP8一式、ComfyUI-GGUF、Q3_K_S一式
  • PNGALと内部環境を接続する世代管理された設定ファイル

導入するモデルファイル

保存先 ファイル 容量の目安 区分
environment/ComfyUI-pngal-0.28.0/models/frame_interpolation rife_v4.25.safetensors 22.7MB 必須
environment/ComfyUI-pngal-0.28.0/models/diffusion_models qwen-image-edit-2511-Q3_K_S.gguf 約9.2GB 必須
同上 qwen_image_edit_2511_fp8mixed.safetensors 約20.5GB 必須
environment/ComfyUI-pngal-0.28.0/models/text_encoders Qwen2.5-VL-7B-Instruct-Q4_K_M.gguf 約4.7GB 必須
同上 Qwen2.5-VL-7B-Instruct-mmproj-F16.gguf 約1.35GB 必須
同上 qwen_2.5_vl_7b_fp8_scaled.safetensors 約9.38GB 必須
environment/ComfyUI-pngal-0.28.0/models/vae qwen_image_vae.safetensors 約254MB 必須
environment/ComfyUI-pngal-0.28.0/models/loras Qwen-Image-Edit-2511-Lightning-4steps-V1.0-bf16.safetensors 約850MB 必須
models/diffusion_models 使用者が任意に追加するモデル モデルによる 任意

see-throughの必須モデル2件とscheduler設定は setup.bat の実行中に全て取得し、PNGAL専用の environment/cache 内へ保存します。セットアップは全必須資産をオフラインで解決できることまで確認し、不足したまま完了しません。

システムのPATH、レジストリ、既存のPython、Git、ComfyUI、see-throughは変更しません。

Qwen FP8とGGUFの両方をSetupで必ず取得します。途中で中断した場合は、もう一度 setup.bat を実行すると .part ファイルから再開します。Setup完了後は顔差分モデル欄に両方が表示され、利用者が選択できます。

任意のモデルを追加する

必要なモデルをPNGAL内の models/diffusion_models に配置してください。必要なファイルが揃ったモデルだけが、顔差分生成モデルの選択肢に表示されます。

モデルは同梱されません。使用者自身で入手し、適用されるライセンスを確認してください。

ワークフローがないモデルは、別途対応したワークフローを workflows に作成してください。PNGALは対応形式のワークフローを読み込みますが、使用者が追加したワークフローの動作や出力品質は保証しません。

通常起動

2回目以降は start.bat をダブルクリックします。

PNGALとComfyUIが自動で起動し、ブラウザで http://127.0.0.1:7865 が開きます。ブラウザの起動まで完了すると、起動用の画面は自動で閉じます。起動に失敗した場合は画面が残るため、表示された案内を確認してください。

全機能をすぐ再起動したい場合は、restart.bat をダブルクリックします。

終了

PNGALとComfyUIを完全に終了する場合は、PNGALフォルダの stop.bat をダブルクリックします。終了処理が完了すると、画面に完了メッセージが表示されます。

ブラウザのタブを閉じるだけでは、バックグラウンドのPNGALとComfyUIは終了しません。

基本的な使い方

同梱のLayer Editorを使う

Layer EditorはPNGALに同梱されています。PNGALのZIPを展開すると、次の配置で利用できます。

PNGAL/
  layer-editor/
    Layer editor.html

このファイルがある場合だけ、レイヤー一覧の上にLayer Editorで編集ボタンが表示されます。ボタンは現在のPSDを別画面へ送り、Layer Editor側のPNGALへ反映で編集済みPSDを戻します。反映時はレイヤーアニメーション設定が初期値へ戻ります。反映に失敗した場合は、PNGALで使用中のPSDと設定を維持します。

初回は注意画面が表示されます。今後は表示しないを選ぶと、次回以降の起動でも省略されます。

1. 透過PNGまたはPSDを読み込む

左上の読み込み欄へファイルをドロップするか、ファイル選択から読み込みます。

  • 透過PNG: 顔差分を作成し、see-throughでPSD分割してからアニメーションを設定します。
  • PSD: 既存レイヤーを直接読み込み、すぐにアニメーションを設定できます。

2. 必要に応じて顔差分を用意する

透過PNGから顔差分を生成する場合は、右のプレビュー上で目を緑、口を青のマスクで指定し、マスク範囲の顔差分生成 を実行します。生成した差分は、PSD分割前に一覧で確認して使用するものを選べます。生成前に追加表情の選択欄から表情要素を1つ選べます。初期値のなしでは従来のプロンプトを変更しません。

顔差分生成モデル では、対応ワークフローと必要ファイルを確認できたモデルだけを追加選択できます。自動切替は行いません。

PSDに目・口差分が含まれている場合は、そのレイヤーを素材として使用できます。高度なRIFE補間で使う端点名は次のとおりです。

eye_open
eye_close
mouth_open
mouth_close

PSD読み込み時は、目開き目閉じ口開き口閉じなどの日本語レイヤー名も認識します。PSDから顔差分を再生成する場合は、開眼と開口のレイヤーを生成元として使用し、どちらかがない場合は生成できません。

3. PNGをPSD分割する

透過PNGを読み込んだ場合は、分割PSDを作成 を実行します。選択した顔差分を含めたPSDも書き出せます。分割後は 分割PSDを再作成 から元PNGを使って再実行でき、前回のPSDとレイヤーは新しい結果へ置き換わります。

画像により分割処理でレイヤーが消失してしまう場合があります。 頻繁に消失してしまう場合は、新しい分割方法にチェックを入れて生成を試してください。

分割比率は1:1、4:3、3:4、16:9、9:16から選択できます。比率を選ぶと、分割解像度に実際の幅×高さが表示されます。1:1は従来のsee-through処理を使います。長方形では、選択した分割解像度とほぼ同じ総画素数になるよう縦横サイズを調整します。

出力されるPSDの画像位置はほぼ同一になるため、複数の分割結果を合成するとより希望に近いレイヤー構造になります。PNGALにはレイヤー合成機能はないため別途PSDを読み込み編集できるソフトウェアが必要です。

PSDを最初から読み込んだ場合、この工程は不要です。

4. レイヤーとアニメーションを調整する

レイヤーとアニメーション で、次の項目をプレビューしながら調整します。

  • レイヤーの表示と前後順
  • レイヤー同士のリンク
  • 動きの種類、強さ、速度、方向、支点、範囲
  • レイヤー単位の独立した回転(表示中心を保持し、位置移動はアニメーション設定だけが制御。初期値OFF。1ループの整数回転数を指定し、負の値は逆回転)
  • レイヤー単位の出現・消失(個別にON/OFFでき、その場または上下左右の方向、1~4倍の速度、出現・消失までのディレイをフレーム単位で指定。移動・回転・拡大縮小との同時使用に対応)
  • レイヤー単位の布揺れ(1~4倍速を選択し、プレビュー上で服の範囲を塗り、方向、プレビュー上でクリックする固定位置、強さ、柔らかさ、遅れを個別指定。複数レイヤーを別方向に設定でき、回転・拡大縮小とも併用可能)
  • レイヤー単位の独立した拡大縮小(表示中心を保持し、位置移動はアニメーション設定だけが制御。初期値OFF。ONでは30フレームで指定率まで拡大し、次の30フレームで元サイズへ戻る。回転との同時使用に対応)
  • 動き方向の なし(そのレイヤーの自動移動・揺れ・変形を停止。回転、拡大縮小、出現、消失をONにした場合は独立動作だけ再生)
  • 動き方向の 円運動(両側)円運動(片側)(支点を中心とした円弧上を、両側または可動範囲で選んだ片側へ往復)
  • 前髪・後ろ髪の左右/上下方向の揺れと、髪や衣装などの追従(前髪・後ろ髪は個別に1~4倍速を選択可能)
  • 目パチ、口パク、胸の動き(胸は1~4倍速を選択可能)
  • 再生する目・口形状とその並び順

上部の再生ボタンで全体を確認できます。選択したレイヤーだけを再生して動きを確認することもできます。

5. 高度な目パチ・口パクでRIFEを使う

RIFEは、開いた画像と閉じた画像の間を補間して中間候補を作ります。新しい目や口をAIで描き直す処理ではありません。

PNGALから実行したComfyUI生成が成功すると、再生成を速くするためモデルを2分間保持します。2分以内に再生成した場合は保持時間をその時点から数え直し、経過後にモデルとVRAMを解放します。失敗・タイムアウト時とPNGAL WebUI終了時は待たずに解放します。タイムアウト時は実行中Promptを中断・削除してから解放します。

  • 目: eye_openeye_close の間を補間
  • 口: mouth_openmouth_close の間を補間
  • 各カテゴリで17候補を作り、スライダーで確認して中間4枚を採用
  • 採用した画像だけをPSDや再生素材として使用
  • 候補系列そのものはPSD、設定TXT、再生状態へ保存しない

口パク再生は、再生する にした確定画像を表示順に循環するだけです。再生中にRIFE生成や形状復元は行いません。母音判定や音声追従も行いません。

6. 設定を保存する

左メニューの 設定TXTを書き出す で、レイヤー順、動き、リンク、目・口の再生順などを保存できます。次回は同じPSDを読み込んでから 設定TXTを読み込む を使用してください。画像とアニメーション対象レイヤーが揃うまでは、誤反映を防ぐため両ボタンは無効です。

7. 書き出す

画面上部の 書き出し設定 を開き、比率、サイズ、形式を選びます。4:3と16:9のサイズ一覧では、横長サイズの後ろに3:4と9:16の縦長サイズがあります。出力範囲指定 の通常の四隅ドラッグは選択比率を維持し、Shiftを押しながら四隅をドラッグすると自由な長方形に変更できます。枠は元画像・PSDキャンバスの外側にも移動・拡大でき、外側は選択中のキャンバス背景で書き出されます。設定後に 動画を書き出す を実行します。

  • WebM / MP4: 高品質な動画向け
  • GIF: 共有しやすい形式。ただし最大256色
  • スプライトシート + JSON: ゲームエンジン向け
  • PSD: 分割レイヤーと採用した顔差分を保持

色と画質を優先する場合はWebMまたはMP4を推奨します。

書き出したWebM、MP4、GIFには、映像の画素を変えずにPNGALのバージョン情報を保存します。確認するときは 書き出し設定動画のバージョンを確認 から動画を選択してください。動画を加工または再エンコードすると、この情報が失われる場合があります。

PSDの推奨レイヤー名

顔差分をPSDへ用意する場合は face_variants グループ内へ配置することを推奨します。

face_variants/
  eye_open
  eye_close
  mouth_open
  mouth_close

RIFEで採用した中間素材は、目が ad_eye_01ad_eye_04、口が ad_mouth_01ad_mouth_04 になります。

別途独自に採用したい中間素材がある場合は、レイヤー名を特定のものに変更することで追加できます。 目は ad_eye_05ad_eye_99、口は ad_mouth_05ad_mouth_99 と設定してください。

困ったとき

PNGALが開かない

start.bat を実行し、PNGALとComfyUIの起動およびブラウザ表示が完了するまで待ってください。自動で開かない場合は、起動画面の案内を確認してから http://127.0.0.1:7865 を開きます。

ComfyUIまたはRIFEのエラーが出る

restart.bat をダブルクリックして全機能を再起動してください。改善しない場合は setup.bat を再実行し、不足ファイルを確認してください。

RIFE端点が不足していると表示される

PSDに、目なら eye_openeye_close、口なら mouth_openmouth_close を両方入れてから読み込み直してください。端点レイヤーは同じキャンバス位置とサイズで作成してください。

PSDを読み込めない

Photoshop互換の8bit RGB/RGBA PSDとして保存し、必要なレイヤーをラスタライズしてください。特殊なレイヤー設定や互換性の低い保存形式は避けてください。

保存場所とアンインストール

導入した環境と大容量ファイルは、すべてPNGALフォルダ内の environment に保存されます。作業中の一時データは runtime に保存されます。

PNGALをアンインストールする場合は、必要なPSD、動画、設定TXTを別の場所へ保存してから、PNGALフォルダを削除してください。

手動設定

通常利用では手動設定は不要です。既存環境へ接続する場合や構成を変更する場合は、config.example.ps1 を参照してください。

Qwen GGUF用APIワークフローとRIFE用APIワークフローを workflows に収録しています。任意追加モデル用の顔差分ワークフローは同梱しません。利用者が作成する顔差分ワークフローの対応形式は workflows/CUSTOM_FACE_WORKFLOWS.md を参照してください。

ライセンス

Copyright 2026 1mm-module

PNGAL本体はApache License 2.0で公開します。著作権表示はNOTICEを参照してください。第三者ライブラリ、同梱ワークフロー、使用者が配置するモデルには、それぞれのライセンスが適用されます。任意追加モデルはPNGALに同梱しません。

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