日本の開発現場に、母語と日本の文脈で動く役割を。
dango-pack(団子パック) は、Claude Code / Codex の上で動く「仮想の開発組織」を、 日本でのソフトウェア開発に最適化して与える OSS です。日本語レビュー・法務 チェック・設計ドキュメントといった、日本のチーム開発に必要なのに既存のAIツールが やってくれない役割を AI が演じます。
名前の由来は串団子。1本の串(進行役 dango-run)に複数の団子(各役割)を刺し、
ひと皿(pack)で出す —— というのがこのツールの形です。
海外の同種ツール(Claude 公式 Agent Teams など)との違いは、役割の中身が日本仕様 であること。とくにレビュー役は、英語圏のツールが決して見ない 「日本語だけが踏む地雷」を点検します。
日本でソフトウェアを開発するチームは、
- 全角半角・和暦・禁則・IME・住所など、日本語特有のバグを毎回踏む
- 特商法・個人情報保護法・インボイスなど、日本の法的表記を見落とす
- 設計書・障害報告など、日本の現場で求められるドキュメント作法がある
- なのに既存のAIツールは英語前提で、これらを一切見てくれない
dango-pack は、これらの「日本でしか要らない仕事」を役割として埋めます。 個人開発から企業のチーム開発まで使えますが、主軸は日本での実務的な開発です。
専用のワークフローエンジンは持ちません。スキルがスキルを呼ぶ連鎖と、 サブエージェントによる並列、ファイルに残る成果物 —— この3つで「組織」を表現します。 コードを書くのは Codex 連携・状態管理など「薄い自前層」だけ。本体は Markdown です。
本体(役割・フロー) … Markdown スキル(skills/)
薄い自前層 … Node スクリプト(bin/、ビルド不要・依存ゼロ)
記憶・成果物 … ~/.dango-pack/projects/{repo}/
ドライバ … Claude Code(基盤)+ Codex(委譲先)
| スキル | 役割 | 何をするか |
|---|---|---|
dango-run |
リードエンジニア(進行役) | 計画→実装→レビュー→出荷を連鎖させる |
dango-plan |
PdM | 要望を要件・受け入れ条件・作業分解に落とす |
dango-spec |
設計担当 | 要件定義書/基本設計書/詳細設計書を日本の作法で生成 |
dango-review |
日本語レビュアー ★核 | 全角半角・和暦・禁則・住所・IME/組版を点検 |
dango-legal |
法務・コンプラ | 特商法・個人情報保護法・インボイス・景表法を生成/点検 |
dango-ship |
出荷担当 | 日本語のコミット規約・PR本文で締める |
dango-incident |
障害対応記録 | 障害報告書(社外/社内)とポストモーテムを日本の作法で作成 |
各役割の点検観点は各スキルの sections/ を参照
(例: skills/dango-review/sections/)。
| 必要なもの | 確認コマンド | 備考 |
|---|---|---|
| Node.js ≥ 18 | node --version |
Claude Code 利用者なら通常導入済み。追加ランタイム不要 |
| Claude Code | claude --version |
スキルを読み込む本体 |
| git | git --version |
クローン用 |
| Codex CLI(任意) | codex --version |
工程をCodexに委譲したい場合のみ。無くても動く |
# 1. クローン
git clone https://github.com/fla9ua/dango-pack.git
cd dango-pack
# 2. スキルを Claude Code に登録(~/.claude/skills/ にシンボリックリンク)
node bin/install.mjslinked: dango-review -> ... のような行が役割の数だけ出れば成功です。
リポジトリを更新すれば(リンクなので)再インストール不要で反映されます。
💡 コマンドを打たなくても、クローンしたディレクトリで Claude Code に 「インストールして」と頼むだけでも導入できます(リポジトリ直下の
CLAUDE.mdに手順を書いてあるので、Claude Code がnode bin/install.mjsを実行します)。 「更新して」「アンインストールして」も同様です。
-
Claude Code を再読込する(再起動、または新しいセッションを開く)。
-
プロンプトで
/を入力し、dango-reviewなどが候補に出れば認識成功。 -
試しに呼び出す:
/dango-review # 変更を日本語観点でレビュー /dango-run でログイン画面を追加して # 計画から出荷まで通す
成果物(レビュー結果・決定ログ)は ~/.dango-pack/projects/{リポジトリ名}/ に残ります。
決定ログは npm run decisions でも確認できます。
cd dango-pack
git pull # リンク済みなので再インストール不要node bin/uninstall.mjs # ~/.claude/skills/ の dango-pack リンクだけを外すdango-pack 本体のディレクトリと成果物(~/.dango-pack/)は残ります。完全に消すには
クローンしたディレクトリと ~/.dango-pack/ を手動で削除してください。
| 症状 | 対処 |
|---|---|
/dango-* が候補に出ない |
Claude Code を完全に再起動。ls ~/.claude/skills/ にリンクがあるか確認 |
install.mjs でエラー |
node --version が 18 以上か確認。~/.claude/skills/ の書き込み権限を確認 |
| Codex委譲が動かない | codex --version が通るか確認。無ければその工程は自動でClaude側にフォールバック |
| 既存スキルと名前が衝突 | install.mjs は同名を上書きします。残したいものがあれば事前に退避 |
今後の予定・検討中の項目は ROADMAP.md を参照。 新しい役割の追加方法は CONTRIBUTING.md を参照。
MIT
