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小数ぼかし

sigma-axis edited this page Jun 28, 2026 · 4 revisions

小数ぼかし

標準の「ぼかし」とは異なり,小数点以下のピクセル数の精度で画像をぼかします.標準での三角分布以外にも一様分布やガウス分布によるぼかしも可能です.

AviUtl 標準の「ぼかし」にあった,小さい奇数ピクセルでの不具合も修正しています.

Note

標準の「ぼかし」には,奇数ピクセルを指定した場合の重み分布が正確な三角分布にはならない不具合があります.AviUtl (無印) でも同様の挙動です.

例えば 1 ピクセルのぼかしの場合,正確な三角分布は “25%, 50%, 25%” ですが,AviUtl 標準の「ぼかし」だと “33.3%, 33.3%, 33.3%” という分布になっています.3 ピクセルの場合だと,正確な分布 “6.25%, 12.5%, 18.75%, 25%, 18.75%, 12.5%, 6.25%” に対して “6.67%, 13.3%, 20%, 20%, 20%, 13.3%, 6.67%” (AviUtl ExEdit2 beta16a で確認).

初期状態だと,「フィルタ効果を追加」 ➡️ 「Basic_S」 ➡️ 「ぼかし」から選択できます.

パラメタ

範囲

ぼかしの大きさをピクセル単位で指定します.標準の「ぼかし」とは異なり,小数点以下の大きさも指定できます.

最小値は 0, 最大値は 1000, 初期値は 5.

縦横比

ぼかしの縦横比を % 単位で指定します.正だと縦方向の範囲が縮小,負だと横方向の範囲が縮小します.

最小値は -100, 最大値は 100, 初期値は 0.

光の強さ

ピクセルの輝度成分の重みを強くします.大きくすると明るいピクセルがより強調されたぼかし結果になります.

AviUtl (無印) での標準の「ぼかし」における「光の強さ」と同等です.

最小値は 0, 最大値は 60, 初期値は 0.

サイズ固定

ぼかし効果によってオブジェクトの画像サイズを変更しないようにします.それに伴ってオブジェクトの上下左右端の処理にも補正がかかります.

初期値は OFF.

分布

ぼかしの計算方法を以下から選びます:

分布 説明
矩形分布 矩形上の一様分布で平均計算します.
三角分布 三角分布で平均計算します (標準の「ぼかし」フィルタ効果と同じ方法).
ガウス分布 ガウス分布で平均計算します.
角度による偏りがありません.
上 2 つに比べて「範囲」が大きい場合,遅くなる傾向があります.

初期値は 三角分布.

PI

次の形の Lua テーブルを指定します (冒頭末尾の波括弧 ({}) は省略して記述):

{
  range = num,        -- number 型で "範囲" を上書き,または nil.
  aspect = num,       -- number 型で "縦横比" を上書き,または nil.
  luma_weight = num,  -- number 型で "光の強さ" を上書き,または nil.
  fixed_size = bool,  -- boolean 型で "包含" を上書き,または nil. 0 を false, 0 以外を true として number 型も可能.
  distribution = str, -- string 型で "分布" を上書き,または nil.
}

PIdistribution

指定できる string は以下の通りです:

"矩形分布", "三角分布", "ガウス分布"

TIPS

  1. 「分布」ガウス分布 を選んだ場合の標準偏差は,同じ「範囲」三角分布 と一致するように「範囲」の $1/\sqrt{6}$ としています.また,実装している手順では,標準偏差の $\pm\sqrt{6}$ 倍の有限区間上で積分計算をするため,縦横合わせて約 2.84 % の誤差が想定されます.

    より正確な結果を求めるなら Korarei 氏の Diffusion_K にある GaussianBlur が利用できます.

既知の問題

  1. 「光の強さ」は AviUtl (無印) のフィルタ効果の「ぼかし」での計算式を使用しています.しかし AviUtl2 での標準の「ぼかし」はこれとは異なるらしく,同じ結果にはなりません.AviUtl2 での計算式は不明なため,標準の「ぼかし」とは完全には互換性がありません.

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