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Line16 edited this page Aug 16, 2023 · 3 revisions

小田急式OM-ATS対応路線を作ろう

OER5000

bve5およびbve6環境下において、メトロ総合プラグインを用いた場合の、小田急式OM-ATSの路線データ側の組立てについて説明します。

前提としては、OM-ATSの基本動作を理解していることが必須となります。

地上子インデックス割当て

Index OM-ATS関連 役割 備考
1 一般箇所のP2 前方停止、警戒、注意で45km/h照査 senddataは0
2 P3 前方警戒で45km/h照査、注意現示で75km/h照査 senddataは0
3
4 速度注意点灯箇所のP2 前方停止で速度注意点灯。停止で18km/h、警戒で25km/h。他は通常と同じ。 senddataは0
5 絶対信号機のP1 前方停止・警戒で速度注意点灯。前方停止で0km/h、警戒で25km/h照査、減速で75km/h照査 senddataは0
8
9 急緩行選別照合 任意値は制限速度。75km/h以下はEB
15 許容信号機のP1 前方停止・警戒で速度注意点灯。前方停止でも18km/h照査。他は絶対信号機と同じ。
20

P1~P3では、前方警戒以下でEB。他はFB。

信号現示に対する速度照査(自動閉塞信号機の場合)

OM-ATSは、RからYGまでの現示に対して、それぞれ地上子にて照査を行う「点制御方式」です。信号機の現示が上昇しても、次の地上子を踏むまでは照査パターンは更新されません。

地上子は信号機の現示数に関係なく、以下のように配置してゆきます。参照するセクション(.Beaconの3つ目のパラメタ)は、基本としては1になります。

  • 信号機の約2m手前にP1地上子(直下)
  • 信号機の約20m手前にP2地上子(中間)
  • 信号機の約120m手前にP3地上子 (最外方)

これらは平坦な線区の標準的な仕様です。下り勾配の場合には、P2やP3地上子はもっと手前に配置しないと減速が間に合わなくなります。

$Beacon-2;
Beacon.Put(15, 1, 0);
Structure['S'].Put0('0', 3, 5);

$Beacon-20;
Beacon.Put(1, 1, 0);
Structure['S'].Put0('0', 3, 5);

$Beacon-120;
Beacon.Put(2, 1, 0);
Structure['S'].Put0('0', 3, 5);

信号現示に対する速度照査(出発信号機の場合)

出発信号機は絶対信号機ですから、無閉塞運転は許されません。そのため信号機直前には通常の15番地上子ではなく、5番地上子を配置します。

また、待避駅を中心に小田急で広くみられる停止定位駅においては、中間地上子を踏んだ時点で速度注意表示灯が点灯します。その場合には中間地上子は通常の1番地上子ではなく、4番地上子を配置します。

最外方地上子については、自動閉塞信号機の場合と同様です。

$Beacon-2;
Beacon.Put(5, 1, 0);
Structure['S'].Put0('0', 3, 5);

$Beacon-20;
Beacon.Put(4, 1, 0);
Structure['S'].Put0('0', 3, 5);

$Beacon-120;
Beacon.Put(2, 1, 0);
Structure['S'].Put0('0', 3, 5);

信号現示に対する速度照査 (場内信号機の場合)

場内信号機も絶対信号機ですから、出発信号機の場合と同様に信号機直前は5番地上子になります。場内信号機においては速度注意表示灯点灯箇所にはならないので、中間地上子は自動閉塞信号機の場合と同様です。

$Beacon-2;
Beacon.Put(5, 1, 0);
Structure['S'].Put0('0', 3, 5);

$Beacon-20;
Beacon.Put(1, 1, 0);
Structure['S'].Put0('0', 3, 5);

$Beacon-120;
Beacon.Put(2, 1, 0);
Structure['S'].Put0('0', 3, 5);

曲線制限に対する速度照査

JR西日本会社の福知山線事故を受けて、曲線部においても速度照査が導入されました。急緩行選別照合の機能を利用する形で設置します。

bveでは9番地上子を利用します。任意番号部に制限速度を置くことで、その速度の照査が発生します。75km/h以上の照査では常用最大ブレーキ、それ以下では非常ブレーキが作動します。

制限を保持するので、制限解除地点にも地上子を置く必要があります。この際の任意番号部は大きめの数字が良いでしょう。なお、初期値は105で設定されています。


終端部に対する速度照査

起終点の駅など過走が許されない箇所では、場内信号機内方でも細かく速度照査を行っているところがあります。地上子の置き方は曲線制限の場合と同一です。

誤通過防止装置

本来は停車すべき駅を誤って通過してしまう事故を防ぐために、誤通過防止装置が設けられています。

bveでは9番地上子を配置します。第1閉塞信号機の直下地上子と同じ位置に、任意番号部を75として置きます。なお、停止定位駅では信号現示の節制を受けるため、置く必要はありません。

そのほか、カーブのある駅など、駅によっては場内内方にも速度制限が課される位置があるようです(45km/h,55km/hなど)。その場合も同様に配置します。

この制限は、開扉により解除されます。

※ この機能は列車種別設定器とは連動していません。路線データごとにそれぞれ配置する必要があります。これは種別表示を持たない車両では対応できなくなってしまうためです。

  • 2023.03.12 新規掲載
  • 2023.08.17 更新

メトロ総合プラグイン

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