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JLReq-d 編集会議 2025-3-10 #81
kidayasuo
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JLReq-d 編集会議 2025-3-10
出席者
敏先生、山本さん、山口さん、木田
ノート
欧文書体との合わせ方
日本語テキスト内のラテン文字には、和文フォントに含まれる文字を使用するのが最も安全である。これは、和字とのサイズ・ウェイト・ベースライン・カウンタースペースなどの複雑なバランスを考慮して設計されているためである。
しかし、国際化環境では欧文書体が先に決まり、それに合わせて和文書体を選ぶ必要が生じることがある。また、欧文の比重が大きいデザインや、アクセント付き英字の使用が必要な場合など、和文と欧文の書体を別々に選定するケースもある。和文書体と欧文書体の組み合わせ方は、視認性やデザインの統一感に大きく影響する。
別々にデザインされた和文書体と欧文書体を完璧に一致させることはできない。したがって、以下のような視点から近似的に合わせることになる。
書体カテゴリの選定
一般的に、以下のような書体は比較的違和感なく組み合わせられる。
一般的に書体は文化的な背景を色濃く背負っている。上記のような組み合わせ以外ではうまく合わせるのが困難な場合が多い。例えば、筆記体の欧文書体、および同じく和文の筆記体である楷書体や行書体は、文化背景、雰囲気、用途などが大きく異なり、調和しない。
相対サイズの調整
欧文書体は同じポイントサイズでも、和文書体と比べて小さく見えることが多い。このため、欧文が小さすぎる場合は欧文を拡大、または和文を縮小する。サイズを調整するとウェイトが変わるので、このステップを最初に行ってから、ウェイトの比較を行う。
一般的には小文字の高さ(x-height)の比較的大きい欧文書体が合わせやすい。しかし、大文字が主となる場合には大文字の高さ(cap-height)を合わせると良い場合もある。
ウェイトの一致するものを選ぶ
基本的にはウェイトが調和して見える組み合わせを選ぶ。和文よりも欧文を若干太めにする場合もある。
ウェイトは通常、限られた数しか提供されておらず、欧文書体と和文書体のウェイトを一致させることが困難な場合が多い。この点で、ウェイトが連続的に調整可能なバリアブルフォントは欧文書体と和文書体を合わせる際に有用である。
そのほかの考慮
コントラスト、つまり縦方向と横方向のステムの幅の比率、ステムの作る空きの大きさ、すなわちふところ、カウンタースペースや字幅の調和などにも注意する。
ベースラインの調整
和文書体においては、和文ボディをベースラインに対してどこに置くかの位置を、便宜的に固定的に設定されている。しかし、実際には、合わせる欧文書体のデザインによって最適な位置が異なる。よって、異なる和文書体と欧文書体を組み合わせる場合にはベースラインの調整が必要となる。通常、和文書体の全角の中央と、欧文書体のcap heightの中央を合わせるのが妥当な場合が多い。
まとめ
特に意図がない場合は、和文フォントに含まれるラテン文字を使うのが賢明である。異なる欧文書体を使用する場合、サイズ・ウェイト・ベースライン・カウンタースペースを合わせることが重要である。
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