動画を流すだけで、ライブ会場の照明・レーザー・LEDパネル・観客がリズムやメロディ、MVの配色に合わせて自動で盛り上げてくれる、映像を楽しむためのサポートシステムを実験的にUnityで構築しました。
mp4形式を指定のディレクトリに追加すると、システムがリアルタイムで動画を解析し、その音量・リズム・周波数・盛り上がりを検出して、会場全体の光と動きに変換します。また、映像を解析して、会場全体の光の色に変換されます。
以下は本システムで生成したライブ会場の動作例です。 中央スクリーンに流している映像は権利保護のためモザイク処理を施し、 音声も除去しています。実際の利用時にはここに任意のMV/映像が表示され、 その色や音に会場全体が反応します。
モザイクのブロック越しでも、ステージの発光する踊り場、左右のスペクトラムパネル、 上空で交差しながら飛び回るレーザー、リズムに合わせて上下する観客といった 「音に反応して動く要素」が確認できます。
「見たい動画を盛り上げてくれる自動サポートシステム」 です。
配信者やクリエイターが自分の楽曲・MVを流すと、システムが自動でライブ演出のような照明ショーを付けてくれます。
- 手動でタイムラインに演出を打ち込む必要がない
- 曲を差し替えれば、それに合わせて演出も自動で変わる
- 複数曲をランダム再生しても、それぞれに反応して光り続ける
すべて音の解析結果にリアルタイムで反応します。
扇形の踊り場と、そこから客席へ降りる階段で構成されます。 踊り場の面と各段の縁が、キック(低音)とビートに同期して発光します。
扇形会場の左右の直線壁にフィットする大型LEDパネル。 音を8つの周波数帯域に分解し、イコライザーのように光を上下させます。
楽曲のMVを表示する大型スクリーン。 このスクリーンに映る映像の色を抽出し、会場全体の照明カラーに反映します。 MVが赤い場面では会場が赤く、青い場面では青く染まります。
会場の左右に配置されたレーザー群が、上空の一点で交差します。 その交差点は約30秒周期でランダムに空間を飛び回り、 交差点を通り越してビームが伸び、ランダムに点滅します。
天井から会場へ向けたムービングライト。 音量に応じて首を振り、ビートで向きを切り替えます。
客席の観客が、音量が大きいほど多くの人数でジャンプし、 ペンライトを曲のBPMに同期して一斉に左右へ振ります。
ステージ前面に、発光ボックス・煙(フォグ)・炎・火花を 好きな位置に配置できます。ビートやサビに反応して噴出します。
AudioSpectrumAnalyzer が中核です。
再生中の音声を高速フーリエ変換(FFT)で解析し、以下を毎フレーム算出します。
- 8つの周波数帯域(キック/ベース/ボーカル/ハイハット等)
- 全体音量(RMS)
- ビート検出(低音域のエネルギー急増) 各演出要素は、この解析結果を購読して自分の光り方・動き方を決めます。
ChorusDetector が、音のエネルギーが長期平均を上回る区間をサビと判定します。
(秒数を手入力する手動モードもあり)
サビに入るとレーザーの動きが激しくなり、色が虹色に変化し、
観客のジャンプも大きくなるなど、演出が一段盛り上がります。
ScreenColorSampler が、MVスクリーンの映像から代表色を抽出し、
会場全体の照明パレットとして配布します。
これにより、映像と照明の色が自然に調和します。
FanVenueBuilder が、扇形の会場・ステージ・パネル・レーザー・観客などを
プログラムから一括生成します。エディタ上でボタン一つでプレビューでき、
パラメータ(会場サイズ、階段の段数、レーザー本数など)を変えて
何度でも作り直せます。
本プロジェクトはUnityとClaudeを用いて開発しています。
- 会場・ステージ・パネル等のジオメトリはスクリプトから動的に生成(メッシュ生成)
- 発光表現は Emission マテリアル + Bloom(ポストプロセス)
- MV再生は Unity の Video Player、音声解析は AudioSource の GetSpectrumData
- レーザーの交差点移動は Catmull-Rom スプライン補間で滑らかに巡回
- URP / Built-in どちらのレンダーパイプラインでも動作
きれいに光らせるには、カメラの HDR を有効化し、Bloom を適用することを推奨します。
本システムは、権利上問題のない映像・楽曲(自作コンテンツ、ロイヤリティフリー素材、正式にライセンスした楽曲など)での利用を前提としています。
- ローカルの動画ファイル、または正式にライセンスされた配信URLを再生できます
- YouTube を利用する場合は、公式の埋め込みプレイヤー(IFrame Player API)を用いる方式のみ対応しており、動画のダウンロードや無許可のストリーム抽出は行いません
- 本READMEに添付したデモ映像は、スクリーン部分にモザイクをかけ、音声を除去したうえで、システムの動作例として掲載しています
レーザー光の運動パターンの追加、カメラワークの追加、パフォーマーの追加、会場形式の選択と観客・設備の配置の自動化などを考えています。
