Outcasts Fuseforks v0.1.3
変更点
モデルが「考えた内容」を画面に出せるようになりました
- 答えの吹き出しの下に 「思考の要約」 を畳んで置きます。押すと開きます
- 接地(グラウンディング)とは別の枠にしてあります。出典は後から確かめられる外部への指し先、要約はモデル自身の申告なので、同じ枠に並べると後者に前者の信用が乗ってしまうためです
- Anthropic / Gemini / xAI / OpenAI ネイティブで出ます。要約が返らなかったターンは枠ごと出ません
- 要約は英語で返ります(日本語で尋ねても)。返ってくる量は提供事業者によって大きく違い、Gemini は思考の 7〜8 割を返しますが、xAI と Anthropic は 1 割未満です
思考に使ったトークン数が読めるようになりました
- サーヴァントのカードと集計に出る数に加え、診断ログの
turn行へreasoning=が付きます - 4 社すべてで取れます(Anthropic / Gemini / xAI / OpenAI 互換)
- 「返事が空なのに料金だけかかった」ターンの正体が読めます — たとえば claude-sonnet-5 は何も指定しなくても既定で思考するため、出力の全部を思考に使い、本文を 1 文字も返さないことがあります。これまではその量がどこにも出ていませんでした
OpenAI ネイティブ(Responses)プロトコルに対応しました
モデル登録のプロトコルに OpenAI ネイティブ(Responses) を追加しました。選ぶと 3 つが使えるようになります。
- 思考の要約の本文が受け取れます(OpenAI 互換の口には数しか来ません)
- web 検索が使えます。調べたページの URL が出典として返ります
- 思考そのものが復活します。 OpenAI 互換の口はツールと思考を同時に使えないため、これまでツールを持たせているあいだは思考を止めて送っていました。切り替えると、ツールを呼びながら考えるようになります
固有スキルには「Pro 推論モード」も出ます。 難しい問いに計算を厚く積む設定で、公表のベンチマークでは terra が 23.3% → 28.5%(標準の sol 28.7% にほぼ並ぶ)でした。入力が毎回およそ 1,500 トークン増え、応答も遅くなります。
切り替えると 2 つ使えなくなります。 温度(temperature)は提供事業者が受け付けません。画像の添付は OpenAI 互換のプロトコルでしか送れないため、切り替えると画像が相手に届きません。どちらもモデル登録の画面に書いてあります。
既存の gpt-5 系のモデルは、切り替えるまで今までどおりです(自動では移りません)。プロトコルの選択欄の下に案内を 1 行出すようにしました。
会話を「渡してしまう」のを止められるようになりました
- サーヴァント設定のツール一覧に 「会話の転送」 が増えました。切ると、その個体は会話ごと相手へ渡すことをしなくなります。委譲(
ask)と分担(plan)は残るので、誰かに頼むことは今までどおりできます - 修正: 進行役から仕事を頼まれたサーヴァントが、答える代わりに会話を転送してしまうことがありました。頼んだ側には「答えが無かった」という定型文だけが返り、本当の答えは数分後に別の流れとして届くため、1 つの依頼が 2 本に分裂して見えていました。頼まれて答える立場のターンでは、設定に関わらず転送を出さないようにしました
黒板の付箋を画面から消せるようになりました
- 更新ボタンの左の消しゴムで全部、付箋ごとのごみ箱で 1 枚ずつ消せます
- 消し先は OS のごみ箱で、完全には削除しません。そのため全部消すときだけ確認を出し、1 枚ずつには出していません
- 作業フォルダを移したサーヴァントの付箋は、本人には届かない場所に残ります。これまで消す手段がファイルを直接削除することしかありませんでした
修正
- Windows で
runからコマンドが起動できないことがある問題を修正しました。環境変数を絞りすぎており、Windows 版 OpenSSH のように起動に必要な変数が足りず、出力を 1 文字も出さないまま失敗していました - 打ち切りやタイムアウトのあとも、起動したコマンドが動き続ける問題を修正しました。画面上は正常に止まったように見えるのに、実際のプロセスは走ったままでした
- サーヴァントのカードに出る失敗の理由を、クリックで閉じられるようにしました
- グラウンディングの参照元で、同じサイトの複数ページがすべて同じ表示になる問題を修正しました(サイト名にページの区別を足しました)
- 黒板タブの案内が古いフォルダ名のままだった箇所を直しました(日英)
その他
- プライバシーポリシーを追加しました(日本語・英語)。外部へ送るもの、端末に保存されるもの、API キーの置き場を実装に沿って書いてあります
- 診断ログの
turn行にbackend=(そのターンがどの接続方式を通ったか)を追加しました - 内部構造の整理を行いました(動作は変わりません)
検索を使うときのご注意
Grok の Live Search を有効にしたターンは、検索結果がプロンプトへ注ぎ込まれるぶん入力トークンが桁で増えます(実測 98,213 トークン / うちキャッシュ 62,720)。
OpenAI の web 検索は、検索しない依頼でも入力がおよそ 4,400 トークン増えます(ツールの宣言がプロンプトへ入るため)。2 回目以降はキャッシュに乗るので実質は 1/10 ほどです。
システム設定のトークン制限が小さい場合、検索 1 回で上限に達することがあります。
使い方
- お使いの OS のファイルをダウンロードしてインストールします
- Windows:
fuseforks_0.1.3_x64-setup.exe(またはfuseforks_0.1.3_x64_en-US.msi) - macOS:
fuseforks_0.1.3_aarch64.dmg(Apple Silicon 向けです) - Linux:
fuseforks_0.1.3_amd64.AppImage/fuseforks_0.1.3_amd64.deb/fuseforks-0.1.3-1.x86_64.rpm
- Windows:
- 起動します。API キーが未設定でもアプリは動きます(設定不備か実装不具合かを切り分けられるよう、エコー応答へ退避します)
- サーヴァント一覧のヘッダから 「モデル登録」 を開き、モデルとプロトコルを選んで API キーを貼り、
登録を押します。キーは OS の資格情報ストア(Windows 資格情報マネージャー / macOS キーチェーン / Secret Service)に保存され、設定ファイルには一切書かれません - 使い方は README、詳細は DETAIL.md を参照してください
※ コード署名を行っていないため、Windows では初回実行時に Microsoft Defender SmartScreen の警告が表示されることがあります。「詳細情報」→「実行」で起動できます。macOS でも「開発元が未確認」と表示される場合は、右クリック →「開く」で起動できます。
ライセンス
MPL-2.0