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actual PILOT templates 2019 11 06

TOYODA Eizi edited this page Nov 21, 2019 · 7 revisions

PILOT報のテンプレート観察

PILOT報は鉛直座標が3種類あるなど、実に多様ですから通報状況を把握したいところです。 主だった電文の記述子構造を bufrdump -x で出力して比較してみました (読みやすいように包含関係や反復のところで適宜の改行・インデントをしています)。

英国プロファイラ(一番簡素な IUPA75 EGRR など)

  • 繰り返し構造は1つだけです。(106000 …​ #END 6)

  • その中の鉛直座標は高度 007007 だけです。

  • 水平風向風速 011001/011002 と鉛直風 011006 のそれぞれに品質フラグ 033002 が付いています。

$ ruby ../bufrdump.rb -x obsbf-2019-11-10.tar:AHL=^IUPA75.EGRR | uniq
[["#301001","001001","001002"],
 ["#301011","004001","004002","004003"],
 ["#301012","004004","004005"],
 ["#301022","005001","006001","007001"],"002003",
 ["106000:106000","031001",
  "007007","011001","011002","033002","011006","033002",
 "#END 6"]]

ドイツのプロファイラ(IUPD73 EDZW など)

英国との相違をみていきましょう。

  • 001018 地点名略号が先頭に入ります

  • 007001 地点標高が入ります。たしかにないと困りますね。

  • 繰り返し内は大体似たようなものですが、鉛直風に品質フラグがついていません。

["001018","001001","001002",
 ["#301011","004001","004002","004003"],
 ["#301012","004004","004005"],
 ["#301021","005001","006001"],"007001","002003",
 ["105000:105000","031001",
  "007007","011001","011002","033002","011006",
 "#END 5"]]

WMO標準PILOTテンプレート(気圧なし)

  • 多くの国から出てきます、調べた範囲で

    • 欧州少なくとも英国(上記簡素なものとの使い分けは未詳)

    • 香港 IUPC01 VHHH

    • 中国(配信予定)

    • タイ

    • インドネシア

    • シンガポール

    • ニュージーランド

  • 遅延反復が2つあって、最初のが鉛直層の風向風速を順々報じ、後のが最大風速層付近のシアを記載します。 後者は TAC PILOT との互換性のため設けられているだけで、今日的な意義は乏しいと思います(自分で計算しろって話)。

  • 反復内の座標要素は 004086 時間変位、008042 鉛直層の意味、007009 ジオポテンシャル高度、005015/006015 経緯度変位。

[["#309051",
 ["#301110",["#301001","001001","001002"],"001011","002011","002014","002003"],
 ["#301113","008021",
  ["#301011","004001","004002","004003"],
  ["#301013","004004","004005","004006"]],
 ["#301114",["#301021","005001","006001"],"007030","007031","007007","033024"],
 ["107000:101000","031002",
  ["#303052","004086","008042","007009","005015","006015","011001","011002"],
 "#END 7"],
 ["107000:101000","031001",
  ["#303053","004086","008042","007009","005015","006015","011061","011062"],
 "#END 7"]]]

WMO標準PILOTテンプレート(気圧あり)

  • インドネシアの一部がこれです(309051 も使われます)。

  • 2つある遅延反復の両方で、鉛直座標として 007009 ジオポテンシャルの代わりに 007004 気圧が使われるのが、唯一の 309051 との相違です。

[["#309050",
 ["#301110",["#301001","001001","001002"],"001011","002011","002014","002003"],
 ["#301113","008021",
  ["#301011","004001","004002","004003"],
  ["#301013","004004","004005","004006"]],
 ["#301114",["#301021","005001","006001"],"007030","007031","007007","033024"],
 ["107000:101000","031002",
  ["#303050","004086","008042","007004","005015","006015","011001","011002"],
 "#END 7"],
 ["107000:101000","031001",
  ["#303051","004086","008042","007004","005015","006015","011061","011062"],
 "#END 7"]]]

日本ウィンドプロファイラ(鉛直プロファイルが時系列で多数本)

かなり特殊です。

  • 時系列を表わすループ 116000 の中に鉛直プロファイルを表わすループ 107000 が入っています。

  • 鉛直座標は 007006 HEIGHT ABOVE STATION です。標高ではありません。

  • ローカル記述子 025192 が幅8ビットの品質情報を与えます。 これでは国際配信できなくなってしまうのでオペレータ 206008 で幅を指定しています。

  • 風は風向風速でなく、UVW 成分 011003/011004/011006 になっています。

["001001","001002","005002","006002","007001","002003",
 ["116000:116000","031001",
  "004001","004002","004003","004004","004005","008021","004025",
  ["107000:107000","031001",
   "007006","206008","025192","011003","011004","011006","021030",
  "#END 7"],
 "#END 16"]]

豪州プロファイラ(簡単なもの IUPK05 AMMC など)

  • 電波の周波数に関するメタデータが追加になっています。操作記述子で幅や尺度を変更しているのが独特です。

  • 鉛直座標は日本と同じ地上高です。

  • 幅1ビットの品質情報が操作記述子 204001 でつけられています。これも珍しいものです。

[["#301032",["#301001","001001","001002"],
 "002001",["#301011","004001","004002","004003"],["#301012","004004","004005"],
 ["#301024","005002","006002","007001"]],
 "002003","002101",
 "201130","002106","201000",
 "201132","202131","002121","202000","201000",
 "201133","202129","025001","202000","201000",
 "025020","025021","008021","004025",
 ["111000:111000","031001",
  "007006",
  "204001","031021","011001","204000",
  "011002",
  "204001","031021","011006","204000",
  "021030",
 "#END 11"]]

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