v0.79.0 — 観測台帳のリポジトリ分散と ACE 抽象度レポート
概要
観測台帳をリポジトリごとに分散し、導入先からの [observation] 受け渡し便を廃止しました。ACE には抽象度レポートと「抽象度の下限」運用、観測台帳には mitigated(対策済み)状態が加わり、refine 不変条件ゲートと /ace-curate のコミット手順が修正されています。
追加
- ACE エントリの抽象度レポート
ace-abstraction-report.tsを追加した。エントリ本文に残る固有名(Issue / PR 参照・ファイルパス・コードスパン識別子)をスコア化して「抽象度の下限を下回る候補」を挙げ、抽象度を 1 段上げれば同一のアクションへ畳める統合候補の組をカテゴリ横断で提示する。組は極大クリークとして列挙するので、閾値を満たした候補対はすべていずれかの組に含まれる。読み取り専用の dry-run で書き換えオプションを持たず、候補が何件出ても終了コードは 0(非 0 になるのは入力そのものが測れないとき — パス不備・ACE エントリ 0 件・閉じていないコードフェンス・読み込み失敗)。--jsonで機械可読出力も出せる - ACE Playbook テンプレートへ「追記の抽象度の下限」の運用ルールと「抽象度の下限と棄却基準」の節を追加した。判定は「適用条件が固有名なしで書けるか」で、過度な抽象化は「上位主張から元エントリのアクションが再導出できるか」で棄却する(固有名がアクションの本体である 5 類型を列挙)
/ace-curateの新規性バーへ抽象度の下限のチェック項目を追加し、/ace-refineの手順へ抽象度レポートの実行(手順 1b)と、統合手順が候補組を入力に取る運用を追加した。抽象度統合で残す側の本文を上位主張へ書き換えるときは、書き換える前に残す側の原文もアーカイブへ保全し、索引テーブルのタイトルも同時に更新する手順を明記した/retrospectiveの観測台帳にmitigated(対策済み)という終端状態を追加した。昇格閾値へ到達しても対策が別の場所(Issue・スキル・文書)に定義済みで起票を見送ったエントリをこの状態にすると、以後の再発では観測の記録だけを続け、昇格提案は再演されないmitigatedのエントリはIssue列へ対策の所在を接頭辞付きの書式で書き、参照先の対策が失われた場合と、対策を適用したのに再発した場合にはactiveへ戻して昇格閾値の判定対象へ復帰させる- 観測台帳テンプレートの
Status値域の記述を、新しい終端状態に合わせて更新した
変更
/retrospectiveの観測台帳を作業中リポジトリごとのdocs/08-knowledge/OBSERVATIONS.mdへ分散した。台帳が無ければ振り返り時にdocs-template/08-knowledge/OBSERVATIONS.md(新設)から自動作成し、閾値到達時の起票先は改善対象で分岐する(ツール群の改善は到達可能な開発元、プロジェクト固有の改善はそのリポジトリ自身)。導入先から[observation]接頭辞の Issue で観測を 1 件ずつ受け渡す経路は廃止し、残存分は開発元での実行時に一度だけ台帳へ取り込む
修正
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ACE の refine 不変条件ゲートで、Changelog の
- Archived:/- Promoted:行の ID 列が句点や括弧書きの後ろで別の区切りに続く場合(ACE-1-1。ACE-2-1、ACE-1-1(注記) / ACE-2-1)に、先頭の ID だけを採用して後続 ID を黙って検証対象から外していた問題を修正した。これらの行は「ID 列が途中で切れている」違反として報告する。括弧の閉じ忘れで後続 ID が落ちる行も同様に違反にする。 -
/ace-curateのコミット手順に、commitlint の type 許容リスト確認と、default branch が保護されたリポジトリでの PR 経路への分岐を追加しました。従来はknowledge:プレフィックスの commitlint 拒否と、保護ブランチへの直 push 拒否(Changes must be made through a pull request)が毎回 1 回ずつ起きていました(報告: #67 )。commitlint も保護も無いリポジトリでは、従来どおりknowledge:プレフィックス単独コミットの直 push がそのまま通ります -
CHANGELOG: https://github.com/feel-flow/ff-dev-toolkit/blob/v0.79.0/CHANGELOG.md
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Compare: v0.78.0...v0.79.0