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1.2.1
プロジェクトごとに、役割(設計、実装、レビューなど)への指示を書いておけるようになりました(#350)。あわせて、Windows で書き換え中の状態ファイルが一瞬「無い」と読まれることがあった不具合を直しました(#358)。互換性を壊す変更はありません。
足したこと:役割ごとの指示と、作業単位のテストの段取り
instructions.<role>に、役割ごとの指示を書けます。役割はorchestrator、architect、implementer、review_fixer、reviewers、design_reviewersです。その場に文章で書くか、{file: <path>}でリポジトリの中のファイルを指します。レビュアーの席ごとにも書けます- ほかのキーと違い、全体の設定とプロジェクトの設定の両方に書いた指示は、全体のものの後にプロジェクトのものを続けてつなげます
- CLI は、指示を
## Project instructionsの見出しでプロンプトに入れます。指示は CLI 自身の決まりの後に置かれ、それより弱いものとして扱われます。レビュアーへの指示は見る観点を足すことにだけ使え、指摘を出さない・種類を飛ばす・重大度を下げるといった指示には従いません - 読めないファイル、普通のファイルでないもの、32 KB を超えるもの、リンクを通るものは、指示なしで走り、
note:で知らせます - プロジェクトの設定や指示のファイルは、レビューする対象のブランチと一緒に来ることがあります。そのため、これらに触れる変更は高リスクとして扱います。プロジェクトの設定に書かれた指示は、
config validate、doctor、review runが役割ごとに知らせます implementation.unit_tests: after_mergeにすると、作業単位は lint と型の確認までにとどめ、テストは取り込んだ後にまとめて流します。データベースやポートを取り合うテストのためのものですimplementation.worktree_filesに、作業単位の worktree に写す、git が無視しているファイル(config/database.ymlなど)を書けますstatusに、指示の一覧(Instructions:)、オーケストレーターへの指示、Unit tests:の行が出ます。指示があるときは、承認待ちの行に「指示も見せて承認を求める」と出ます。summary、units status、config show、doctorにも出ます。--jsonには、キーを足しただけです
変えたこと
- 作業単位の worktree に写すファイル(CLI の設定ファイル、プロジェクトの設定、計画、決定事項)も、
implementation.worktree_filesと同じ確認を通すようにしました(#354)。リンク越しのものや、普通のファイルでないものは写さず、note:で知らせてcopies_skippedに記録します - 自分で書く adapter:
Provider.file_read_toolsで、CLI がファイルを読む道具の名前を複数書けます(#362)。既定はfile_read_toolから作るので、file_read_toolだけを設定している adapter はそのまま動きます
直したこと
- Windows で、書き換え中のファイルを読むと、一瞬「無い」と判断されることがありました(#358)。
os.replaceで置き換える間、ファイルの名前が一瞬どこにも無くなるためで、動いているジョブや状態が「無い」と読まれることがありました- 書き込みは
atomic_file.rename_overを通るようにしました。Windows 10 1709 以降では、名前を一度で差し替える置き換え(SetFileInformationByHandleの POSIX の流儀)を使います。対応していないボリュームでは、そのボリュームを覚えてos.replaceに戻ります - 読み込み(
read_json、read_text、read_text_strict)は、os.path.isfileではなく、開いた結果で「無い」と判断します。FIFO やデバイスは読みません - ウイルス対策ソフトが置き換えた直後のファイルをつかむと、読み込みが数秒待つことがあります。待った後は正しく読めます
- 書き込みは
- agy 1.4.7 で、ファイルを読む道具の名前が
read_file(引数はPath)になっていました。道具の使い方の報告(Read <path>)と、実機の確かめで、view_fileと両方を受け付けます(#362)
実機で確かめた CLI
- claude 2.1.309(architect のセッションの再開)
- codex 0.163.0
- agy 1.4.7
詳しくは CHANGELOG を参照してください。