破壊的変更は 1 点、推奨型語彙の 9 綴りから 11 綴りへの再整列である(設計
0038)。基準は SPEC §4.1 がプロデューサに求める唯一のこと — 綴りがそれ自体
で説明的であること — を両方向に当てたもの。Semantic Model と
Golden Query を退役させ、Skill / Playbook / Policy /
API Endpoint を加えた。ゴールデンクエリは runtime を持つ Attested
Computation そのものなので、SQL は # Computation の本文フェンスに置く。
マイグレーションは走らず、保存済みエントリは 1 件も変わらない。
updated_at は動かないので、保持中の ETag も generated.at もそのまま、再
埋め込みも不要。退役した綴りは書き込みも検索もエクスポートも従来どおりで、
自由型(設計 0005)になっただけである。型を勝手に付け替えないのは、
Attested Computation には runtime が必須で、それを知るのは著者だけだから。
Go API からは domain.TypeModels と domain.TypeQueries が消えた。
追加は 4 つ。
- prefix — 検索と context に部分木の指定が入った(REST の
?prefix=
反復、MCP のprefixes、CLI の--prefix、Web UI の各ディレクトリ頁の
パス欄と「ここを検索」)。id が住所である以上パスは検索範囲でもある、と
いう理屈(設計 0041)。複数指定は OR、区切りはセグメント境界なので
metricsはmetrics-legacyに届かない。これはフィルタであって
アクセス制御ではない: 誰でも任意の prefix を渡せるし、渡さなければ
従来どおり全件が返る(設計 0002 は不変)。 ochakai mcp-stdio— stdin/stdout で MCP を話し、選択中のサーバへ
転送する。コマンドしか起動できないクライアントと、Google ID トークンを
自前で作れないクライアントから Cloud Run に繋ぐための橋(設計 0039)。
クライアント側に資格情報は書かない。サーバ面は増えず、MCP ツール数も
同じ。OCHAKAI_READ_ONLY— 書き換えずに知識を配る姿勢。書き込みは全て
403、MCP は書き込みツールを提示せず、Web UI は失敗するだけのボタンを
描かない。認可ではなく、運用者も等しく拒む(設計 0040)。OCHAKAI_PUBLIC_READ_ONLY— 誰でも到達してよい配備のための姿勢。
識別を一切読まない: Authorization ヘッダも委譲も無視し、全員が
human:anonymousになる。これは緩和ではなく逆で、Cloud Run IAM が前段に
いなければトークンの署名を誰も検証せず、従来なら偽造トークンの名乗りを
受け入れつつ、デモの本体である匿名の訪問者だけを追い返していた。
OCHAKAI_READ_ONLYを含意し、切り離せない(設計 0042)。
いずれも既定は off で、非公開配備の挙動は変わらない。
このほか、ochakai import examples/demo で入る 10 件のデモ知識ベース、
Cloud Run 手順書と同じ配備を差分としてレビューできる Terraform モジュール
(deploy/terraform)、api/openapi.yaml 全体への検証済みリクエスト/
レスポンス例、docs/cli.md の生成、そして Web UI が添付への素のリンクを
描かなかった不具合の修正が入っている。
0.14.0 からは入れ替えるだけでよい。マイグレーションも再埋め込みもない。
Semantic Model / Golden Query を使っているエントリはそのまま動くが、
新しく書くなら Attested Computation に runtime を添えて書く。
変更の全文は CHANGELOG.md を参照。