Vault Aquarium 1.0.6
孤立ノートの数え方の不具合修正、魚の母集団を選べる設定の追加、OR 検索への対応、そして動作の軽量化をまとめた更新です。
不具合修正
- 孤立ノートが実際より大幅に多く数えられていた。 リンクの有無を調べるとき、小文字化したパスを、実パスで作った集合と突き合わせていました。そのため、大文字を含むパスのノートは必ず「孤立」に数えられていました。作者のヴォルトでの実測では、2,147ノート中 2,078件が孤立と記録され、実際は4件でした。この値は模様の量・ヒレの元気さ・分断度へ直接効くため、魚は「ほぼ全部が孤立したヴォルト」として描かれていました。
- 複数トークンのクエリでグループ名が壊れていた。 正規表現が残りのトークンまで飲み込み、
path:アイデア path:企画書から「アイデア path:企画書」という名前が作られていました。保存済みの壊れた名前も、起動時に一度だけ作り直します(dataVersion: 9)。クエリ自体は変更しません。 prefers-reduced-motionが半分しか効いていなかった。 ヒレのCSSアニメーションは止まる一方、遊泳と上下運動は続いていました。今回から魚そのものが静止します。
追加
- ルールごとの「魚から除外」。 グラフビューの色分けはそのまま残し、魚の統計からだけ外します。ヴォルトの大半を1つのフォルダが占めていると、その色が上位2グループを占領して魚が変化しなくなるため、そこを切り離すための設定です。取り込み直しても、同じクエリのルールへ引き継がれます。
ORに対応。 空白区切りは従来どおりANDです。path:アイデア OR path:企画書のように書けます。- 設定画面に各ルールの一致件数を表示。 0件のルールは「一致するノートがありません」と出ます。
軽量化
- 魚を隠している間は描画ループを停止します。再表示のときに、止まっていた時間ぶんの色変化をまとめて進めるため、見た目の連続性は保たれます。
- 毎フレーム行っていたレイアウト計測をやめ、寸法をキャッシュするようにしました。実測でフレームあたり 2〜4回 → 0回。
- 6時間かけて変わる色の書き戻しを、毎フレームから 1秒に1回 へ変更しました。
data.jsonへの書き込みを大幅に削減。 60秒ごとの無条件保存と、再解析のたびの保存をやめ、色が実際に 1/255 以上動いたときと、ヴォルトの構造が変わったときだけ書きます。ノート本文を編集しただけでは書き込みが発生しません。同期サービスを使っている環境でのノイズが減ります。
互換性
保存データは dataVersion: 9 へ移行します。設定・現在の外観・成長記録はそのまま引き継がれます。壊れたグループ名の修復以外に、既存の設定を書き換えることはありません。