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HDRScope for Windows 1.0.0
Windows 11向けの、HDRウィンドウキャプチャ・表示・RGB測定ツールです。macOS版HDRScopeの移植で、測定値の意味と保存形式の考え方はそちらと同じです。
使い方
HDRScope.exe を落として実行するだけです。インストール不要、DLLの同梱も、Visual C++ 再頒布可能パッケージも要りません。画面収録の許可設定も不要です。
コード署名をしていないため、Microsoft Defender SmartScreen に止められます。「詳細情報」→「実行」で起動できます。気になる場合はソースからビルドしてください(build.cmd --test)。
できること
- ウィンドウをHDRのままキャプチャして、拡張リニアsRGB(Rec.709原色・D65、1.0 = SDR基準白)でRGBを測る
- 1超えも負値もクリップしない。縮小表示時は面積加重平均、拡大時は最近傍
- 測定用の32bit float TIFF(macOS版とバイト構成互換)と、表示用のHDR JPEG XR(Windowsフォトが HDR 表示する)で保存
- TIFF / JPEG XR / HEIC / HEIF / PNG / JPEG を開いて同じ条件で測定
- 表示上限を読み取るテストパターン2種(固定の×30と、ディスプレイのヘッドルームに合わせて刻みを決めるもの)
--diagnoseで環境確認、--inspectでファイルの測定、どちらもGUIなしで使えます
Windowsでの値の扱い
WindowsのコンポジタはscRGBで合成します。scRGBは1.0 = 80 nit固定で、SDR白はそこにありません(「SDRコンテンツの明るさ」が決めるSDR白レベルの位置に来ます)。実測でも純白のSDRウィンドウはscRGB 3.000000で返りました(SDR白240 nitの環境)。
macOS版と同じ意味の数値にするため、キャプチャ値をSDR白レベル÷80で割ってから保持します。使った係数はキャプチャのたびにステータス行に出ます。詳細はREADMEの「scRGBとSDR基準白」を参照してください。
動作要件
Windows 11(Windows.Graphics.Capture が使えること)。HDR表示の確認にはHDR対応ディスプレイが必要ですが、測定・保存・読み込み自体はSDR環境でも動きます。
検証
自己テスト276アサーション、およびmacOS版と同一の Tests/verify_tiff.py による独立検証を通しています。macOS版が書いたfloat TIFFとPQ HEICを読み、階調が0.3〜1.1%以内で一致することも実機で確認済みです。詳細はREADMEの「検証記録」を参照してください。