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HDRScope for Windows 1.0.2
実行ファイルのバージョン情報を修正しました。動作の変更はありません。v1.0.1 のバイナリは、リリースのタグが v1.0.1 なのにファイルのプロパティが 1.0.0.0 のままでした(リソースに直書きした値を上げ忘れていたため)。
バージョンの記述をCMakeLists.txtの1行に一元化し、リソースブロックもAboutダイアログもそこから読むようにしたので、同じずれ方はしなくなります。Aboutダイアログにバージョンを表示するようにもしました。
v1.0.1 での変更(アプリアイコン)
図案はmacOS版と同じです。暗い角丸背景(連続曲率に近い超楕円)に加算合成したR/G/Bのにじみ、その上に白い測定用レティクル。中央のセルはアプリ内の測定枠と同じ「黒の太線+白の細線」で描いています。64px未満では細い線が消えるため、リングだけの簡略版になります。macOS版との違いは余白だけで、全アプリ共通のグリッドという慣習がWindowsにはないため9%から4%に詰めています。
画像素材にも外部ツールにも依存せず、tools\make-icon.cmd が計算だけで16 / 20 / 24 / 32 / 40 / 48 / 64 / 128 / 256 px を描いて .ico を作ります。
ファイルのバージョン情報(VERSIONINFO)も入れたので、プロパティに製品名とバージョンが出るようになりました。
以下はv1.0.0から変わっていません。
使い方
HDRScope.exe を落として実行するだけです。インストール不要、DLLの同梱も、Visual C++ 再頒布可能パッケージも要りません。画面収録の許可設定も不要です。
コード署名をしていないため、Microsoft Defender SmartScreen に止められます。「詳細情報」→「実行」で起動できます。気になる場合はソースからビルドしてください(build.cmd --test)。
できること
- ウィンドウをHDRのままキャプチャして、拡張リニアsRGB(Rec.709原色・D65、1.0 = SDR基準白)でRGBを測る
- 1超えも負値もクリップしない。縮小表示時は面積加重平均、拡大時は最近傍
- 測定用の32bit float TIFF(macOS版とバイト構成互換)と、表示用のHDR JPEG XR(Windowsフォトが HDR 表示する)で保存
- TIFF / JPEG XR / HEIC / HEIF / PNG / JPEG を開いて同じ条件で測定
- 表示上限を読み取るテストパターン2種(固定の×30と、ディスプレイのヘッドルームに合わせて刻みを決めるもの)
--diagnoseで環境確認、--inspectでファイルの測定、どちらもGUIなしで使えます
Windowsでの値の扱い
WindowsのコンポジタはscRGBで合成します。scRGBは1.0 = 80 nit固定で、SDR白はそこにありません(「SDRコンテンツの明るさ」が決めるSDR白レベルの位置に来ます)。実測でも純白のSDRウィンドウはscRGB 3.000000で返りました(SDR白240 nitの環境)。
macOS版と同じ意味の数値にするため、キャプチャ値をSDR白レベル÷80で割ってから保持します。使った係数はキャプチャのたびにステータス行に出ます。詳細はREADMEの「scRGBとSDR基準白」を参照してください。
動作要件
Windows 11(Windows.Graphics.Capture が使えること)。HDR表示の確認にはHDR対応ディスプレイが必要ですが、測定・保存・読み込み自体はSDR環境でも動きます。
検証
自己テスト276アサーション、およびmacOS版と同一の Tests/verify_tiff.py による独立検証を通しています。macOS版が書いたfloat TIFFとPQ HEICを読み、階調が0.3〜1.1%以内で一致することも実機で確認済みです。詳細はREADMEの「検証記録」を参照してください。