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OST版 2026090611
Pre-release本家1.6.0(2026/09/05 正式リリース)をベースに作り直した最初の配布版です。前版2026090504までは本家1.6.0rc(8月18日)に、本家developの縦書き・描画に関わる修正だけを選んで足したものでしたが、今回は本家の正式版1.6.0から新しくブランチを切り、当版の機能(診断基盤・時計モード・フォントのメモリ管理・縦書き・挿絵)を段階ごとに移し直しました。移植は旧ツリーの完成形と1行ずつ照合して、抜けがないことを確認しています。
初回オープン時に各書籍のページ配置の作り直しが走ります。 章の保存形式とCSSの保存形式を上げているためで、本の量によっては最初の一覧表示と各本の初回オープンに時間がかかります。フォントは前版と同じ OST版 2026082405 の fonts-202608240.zip をそのまま使えます(SDフォントの定義は変えていません)。
本家1.6.0で入った主な変更(X3で関係するもの)
- 言語別フォント(本の言語に応じてフォントを選べる。設定の[Fonts]まわりに項目が増えています)
- 表を列として描く(横書きの本の表が、これまでの1セル1行の積み上げではなく格子で出ます。縦書きの本では従来どおり積み上げにしています。本家の格子描画が横書き専用のためです)
- スリープ時にSDカードの電源を確実に切る/電源ボタン1回押しでの起動
- 電源を入れ直した直後の電源ボタンの誤判定の修正(起動直後に勝手にスリープへ戻る症状)
- 脚注リンクの上付き表示の復帰、段落間隔OFF時の組版の不具合修正、ルビ内での区切り誤りの修正、Zip読み込みエラー時の異常終了の修正、実体参照
'への対応 - UI文字の太さが Regular に戻りました。 前版までは本家の試験的な変更(Medium)を採用していましたが、本家がその変更を取り消したため、当版も同じくRegularにしています
本家1.6.0の全変更は 本家のリリースノート を参照してください。タッチ操作関係は X3 には関係しません。
当版の機能はすべて引き継いでいます
縦書き(ルビ・圏点・約物の詰め・縦中横の自動処理・傍線・打ち消し線・UAX#50による記号の向き)、右開きのページ送り(左が進む、側面ボタンも同じ)、挿絵(章内画像の寸法指定 max-width/max-height、svgで包んだ挿絵、構築時の画像キャッシュ生成、ストリーミングPNG)、SDフォントのメモリ管理(4KB刻みの字形領域、一覧画面でのキャッシュ解放)、時計モード(Homeメニューの「Start clock mode」、日本時間は[Clock UTC Offset]を「UTC+9:00」)、時計モードで固まったときの30秒での自動再起動、クラッシュ報告 crash_report.txt 先頭のビルド番号。
実機確認: 縦書きテスト書16章、縦書き挿絵テスト書9章、寸法テスト書13サイズ、商業書籍1冊、横書きテスト書、時計モードでの故意ハングからの再起動(主処理・描画処理の両方)を、旧版と同じ結果になることまで確認しました。
今回直したもの
- 横書きの圏点が、強調範囲の全文字分の点を先頭の1文字に集めて乗せていたため、行が引き伸ばされていました。各文字の真上に1つずつ乗るようにしました(旧版からあった不具合です)
- 挿絵の寸法が開くたびに変わることがありました(容器いっぱいだったり小さかったり)。大きなスタイルシートを本家の新しい方式で保存すると途中で打ち切られることがあり、それを完全なものとして使っていたためです。打ち切られた保存を読んだ章は、その章が使う分だけを改めて読み直すようにしました
既知の制限(前版から変わらず)
- 縦書きの本で、扉・奥付などの横組み部分も縦のまま表示します
- 縦書きの text-align / text-indent は未対応。「Extra Paragraph Spacing」ONのときは自動の字下げをしません
- 挿絵が多い章の初回表示は10〜17秒かかり、その間ボタンを受け付けません
- 外字画像(1文字大の画像)は独立した1列を占めます。外字にルビは付きません
- 読書のあとの一覧画面の描画が数秒かかることがあります
使うための手順
- microSDをFAT32フォーマットしたものを用意
- OST版 2026082405 にある fonts-202608240.zip の中身を展開して、microSDにfontsフォルダごとコピー
- crosspoint-OST-2026090611.bin を microSDにコピー
- 万が一の復旧用に https://crosspointreader.com/unlock から update.bin をダウンロードして microSDにコピー
- XTEINK X3をsleep状態にしてからmicroSD交換
- X3の左側面のボタンと、上側右の電源ボタンを長押しして、「BOOTING」表示になったら離す
- OST~.binを選択して、firmwareを書き換える
- 起動後、[Settings]-[Text Settings]にて必要な設定
[Fonts]は「BIZUDGothic」「BIZUDMincho」「NotoSansJP」のどれかを選択 (私はNotoSansJP)
[Size]は 見やすいサイズを選択 (私は18pt)
[Layout]は「Extra Paragraph Spacing」は「ON」
[Style]は基本は「Embedded Style」と「Text Anti-Aliasing」は両方「ON」
EPUB読み込みでクラッシュする場合、「Embedded Style」を「OFF」にする
文字の描画が遅いと思ったら「Text Anti-Aliasing」を「OFF」にする