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12 プロジェクトと保存

STsuruga edited this page Sep 16, 2026 · 2 revisions

作業内容(読み込んだデータ・フォルダ構成・グラフの設定)をファイルに保存して後から再開する方法と、複数タブでの作業、オートセーブ、書式テンプレート、設定の持ち出しについて説明します。

プロジェクトファイルの形式

形式 拡張子 説明
Graphica プロジェクト .graphica 現在の標準形式です。データ・データセットのスタイル・フォルダ構成・サブプロットのレイアウト・グラフ全体の設定などをまとめて保存します
旧形式 .pkl 以前のバージョンで使っていた形式です。引き続き開くことも、この形式で保存することもできます

注意: .pkl 形式は古い形式です。新しく保存するときは .graphica を使ってください。

注意: 新しいバージョンの Graphica で保存した .graphica ファイルを古いバージョンで開くと、「このプロジェクトファイルはバージョン N で保存されていますが…」というエラーになり、開けません。その場合は Graphica を最新版に更新してください。

画像として保存(エクスポート)する方法は エクスポートと印刷 を参照してください。プロジェクトファイルは「後で編集を再開するための保存」、エクスポートは「完成した図を書き出す保存」と使い分けます。

保存する

操作 メニュー ショートカット 動作
上書き保存 ファイル ▸ 上書き保存 Ctrl+S いま開いているプロジェクトファイルに上書きします。まだ一度も保存していない(または開いていない)ときは、「名前を付けて保存」と同じく保存先を尋ねます
名前を付けて保存 ファイル ▸ 名前を付けて保存 Ctrl+Shift+S 常に保存先を尋ねます。ファイルの種類で「Graphica Project (.graphica)」か「Project Files (.pkl)」を選べます

保存に成功すると、ステータスバーに「保存しました: (ファイルのパス)」と表示され、タブの名前がファイル名に変わります。拡張子を省略した場合は、選んだファイルの種類の拡張子が自動で付きます。

保存していない変更の確認

保存していない変更があるときに次の操作をすると、「保存 / 保存しない / キャンセル」を尋ねられます。

  • タブの「×」でタブを閉じる
  • Graphica を終了する(変更のあるタブが順に前面に出て、1つずつ確認されます。1つでも「キャンセル」を選ぶと終了しません)
  • ファイル ▸ プロジェクトを開く や「最近使ったファイル」で別のプロジェクトを開く
ボタン 動作
保存 上書き保存してから続行します。まだ保存したことがないときは保存先を尋ね、そこでキャンセルすると操作も中止します
保存しない 変更を捨てて続行します
キャンセル 操作を中止します
  • 「変更がある」かどうかは、保存すると書き出される内容が前回の保存・読み込み時点と違うかで判断します。軸の設定やフォルダの作成など、元に戻せない操作による変更も含まれます。元に戻して保存時点と同じ状態にした場合は、確認されません。
  • 編集対象のサブプロットを切り替えただけでは確認されません。
  • データを1つも読み込んでいない新しいタブは、確認なしで閉じます。
  • オートセーブから復元した内容は、まだファイルに保存していないものとして扱われます。

開く

  1. ファイル ▸ プロジェクトを開く(Ctrl+O)を選びます。
  2. .graphica または .pkl ファイルを選びます。

プロジェクトは 現在のタブ に読み込まれ、それまでタブに表示していた内容と置き換わります。別のタブで開きたいときは、先にタブを追加してください(複数のタブで作業する)。

注意: プロジェクトを開くと、そのタブの「元に戻す / やり直し」の履歴は消去されます。開く前の状態には Ctrl+Z で戻れません。

最近使ったファイル

ファイル ▸ 最近使ったファイル に、最近開いたり保存したりしたファイルが新しい順に最大 10 件表示されます。クリックするとそのファイルを開きます。

  • プロジェクト(.graphica / .pkl)だけでなく、読み込んだデータファイル(CSV・Excel など)も一覧に入ります。プロジェクトはプロジェクトとして開き、データファイルはデータの読み込みとして(列の選択画面を経て)現在のプロジェクトに追加されます。
  • ファイルが移動・削除されていた場合は「ファイルが見つかりません」と表示され、その項目は一覧から消えます。
  • 一覧の末尾の「履歴をクリア」で、一覧を空にできます。
  • オートセーブや自動バックアップから復元したファイルは一覧に入りません。
  • 同じ一覧は スタートアップ画面 からも開けます。

複数のタブで作業する

Graphica のウィンドウには、上部にプロジェクトのタブが並びます。1 つのタブが 1 つのプロジェクトで、タブごとにデータセット・グラフ・設定パネル・元に戻す履歴がすべて独立しています。

プロジェクトタブ

操作 方法
タブを追加する タブバー右端の「新しいプロジェクトタブを開く」ボタン(ファイルに + のアイコン)を押します。空のプロジェクトのタブが開きます
タブを切り替える タブをクリックします
タブを並べ替える タブを左右にドラッグします
タブを閉じる タブの「×」を押します。最後の 1 つのタブは閉じられません(「最後の1つのタブは閉じられません。」と表示されます)
  • タブの名前は、保存または開いたプロジェクトのファイル名です。まだ保存していないタブは「無題のプロジェクト」と表示されます。ウィンドウのタイトルにも、選択中のタブの名前が表示されます。
  • タブバー右端の「Undo履歴パネルの表示/非表示」ボタン(時計のアイコン)を押すと、選択中のタブの操作履歴の一覧(「Undo履歴」パネル)が開きます(便利な操作)。
  • データセットを別のタブへコピー・移動するには、データセットを右クリックして タブ操作 ▸ 別のタブへコピー / 別のタブへ移動 を使います(データセットの管理)。
  • ダークモードの切り替えは、開いているすべてのタブに反映されます。

ヒント: 保存していない変更があるタブを閉じると、保存するか確認されます(保存していない変更の確認)。

オートセーブ

作業中のプロジェクトは、一定間隔で自動的にファイルへ保存されます(オートセーブ)。これは手動で保存したプロジェクトファイルとは別の、バックアップ用のファイルです。

間隔の設定

  • 既定の間隔は 5 分 です。
  • ファイル ▸ オートセーブ: … を選ぶと、間隔を分単位(0〜180)で入力できます。メニューの表示は現在の状態に応じて「オートセーブ: 5分間隔」「オートセーブ: 無効」のように変わります。
  • 0 にするとオートセーブは無効になります。
  • 編集 ▸ 環境設定 の「一般」タブにある「オートセーブ間隔」でも同じ設定ができます(便利な操作)。

オートセーブが行われると、ステータスバーに「オートセーブ完了」と数秒表示されます。

保存先と世代

  • 保存先は、編集 ▸ 環境設定 の「オートセーブ保存先」で指定できます。「既定に戻す」を押すと既定の場所に戻ります。
  • 既定の保存先は、Windows では %LOCALAPPDATA%\Graphica(ログファイルと同じフォルダ)です。
  • 最初のタブのオートセーブファイル名は autosave.graphica、2 つ目以降のタブは autosave_tab2.graphica のようにタブごとに別の名前になります。
  • 直近 3 世代 を残します。保存のたびに、それまでの内容が autosave.1.graphica(1 世代前)、autosave.2.graphica(2 世代前)へ順に送られ、それより古いものは削除されます。

注意: 環境設定の「オートセーブ保存先」欄には「(既定: アプリのフォルダ)」と表示されますが、実際の既定の保存先は上記の %LOCALAPPDATA%\Graphica です。

クラッシュ後の復元

Graphica が正常に終了しなかった場合(強制終了やクラッシュなど)、次回起動時に次の確認が表示されます。

  1. (プラグインを無効にして起動するかの確認。はじめに を参照)
  2. 「オートセーブからの復元」: 「前回はプロジェクトが正常に終了しなかったようです。自動保存されていたデータを復元しますか?」

「Yes」を押すと、最初のタブにオートセーブの内容が読み込まれます。復元した内容は、ファイル ▸ 名前を付けて保存 で自分のプロジェクトファイルとして保存し直してください。復元直後に「上書き保存」を押しても、オートセーブファイルには上書きされず、保存先を尋ねられます(タブの名前は autosave.graphica のように表示されることがあります)。

注意: 起動時の復元確認の対象は、最初のタブのオートセーブ(autosave.graphica)だけです。正常に終了した場合は確認は表示されません。

自動バックアップ履歴から復元

確認画面で「No」を選んだ場合や、正常に終了した後で以前の状態に戻したい場合は、手動で世代を選んで復元できます。

  1. ファイル ▸ 自動バックアップ履歴から復元 を選びます。

  2. 「現在(最新)」「1世代前」「2世代前」と、それぞれの保存日時が一覧で表示されます。

    自動バックアップ履歴

  3. 復元したい世代を選んで「OK」を押す(またはダブルクリックする)と、「選択した世代の内容で復元します。現在の未保存の変更は失われます。よろしいですか?」と確認されます。「Yes」で現在のタブに読み込まれます。

  • この一覧に出るのは、操作しているタブ自身のオートセーブファイルの世代です。
  • 復元後に「上書き保存」を押すと、復元前にそのタブで開いていた(または保存した)プロジェクトファイルがあればそこへ上書きされ、無ければ保存先を尋ねられます。別のファイルとして残したいときは「名前を付けて保存」を使ってください。
  • バックアップファイルが 1 つも無いときは「自動バックアップファイルが見つかりませんでした。」と表示されます。

書式テンプレート

グラフの「見た目」だけをファイル(.graphica-style)に保存し、別のプロジェクトや別のデータに同じ体裁を適用できます。研究室や論文で図の体裁を揃えたいときに使います。

保存

  1. 体裁を整えたグラフを開いた状態で、ファイル ▸ 書式テンプレートを保存 を選びます。
  2. ファイル名を付けて保存します(拡張子 .graphica-style)。

テンプレートに含まれるもの・含まれないものは次のとおりです。

含まれる 含まれない
全サブプロットの外観設定(軸の範囲・目盛・ラベル・フォント・凡例・グリッド・外枠など、「プロットのプロパティ」の内容) データそのもの、使う列の指定
各データセットのスタイル(種別・色・線の種類・線の太さ・マーカー・マーカーサイズ・透明度・平滑化とその手法・誤差の表示形式・カラーマップ・値域・補間方法) 注釈、凡例の並び順、自由配置レイアウトでのサブプロットの位置

適用

  1. 適用したいプロジェクトを開いた状態で、ファイル ▸ 書式テンプレートを適用 を選びます(スタートアップ画面の「書式テンプレートを開く...」でも同じです)。
  2. テンプレートファイルを選ぶと、すぐに現在のグラフに適用されます。
  • サブプロットの外観は、テンプレートを保存したときの順番で、1 つ目のサブプロットから順に適用されます。サブプロットの数がテンプレートより多い場合は、テンプレートの先頭から繰り返し使われます。
  • データセットのスタイルも同様に、データセットの並び順に先頭から繰り返し適用されます。
  • 適用しても、現在のサブプロットの注釈・凡例の並び順・自由配置の位置はそのまま残ります。
  • 以前のバージョンで保存した .json 形式のテンプレートも読み込めます。この場合は、選択中の 1 つのサブプロットの外観設定にだけ適用されます。

注意: 書式テンプレートの適用は Ctrl+Z(元に戻す)で取り消せません。適用前にプロジェクトを保存しておくと安心です。

設定・スタイルのエクスポートとインポート

アプリの設定を JSON ファイルに書き出し、別の PC や他の人の Graphica に取り込めます。

  • ファイル ▸ 設定・スタイルをエクスポート: 設定を JSON ファイル(既定のファイル名 graphica_settings.json)に書き出します。
  • ファイル ▸ 設定・スタイルをインポート: 書き出した JSON ファイルを読み込みます。「N件の設定を反映しました。」と表示されます。

対象になる設定は次のとおりです。

設定 対応する画面
表示言語 環境設定 ▸ 一般
ダークモード 表示 ▸ ダークモード / 環境設定
オートセーブ間隔 環境設定 ▸ 一般
データ点ラベルの表示上限 環境設定 ▸ 一般
スナップ・トゥ・グリッドの有効/無効とグリッド間隔 環境設定 ▸ 一般
自分で作ったカラーパレットと、使用中のパレット 画面下部のボタン列の「その他の操作」▸ パレット管理
クイックアクセスツールバーに登録した項目 クイックアクセスの管理
無効にしたプラグイン 環境設定 ▸ プラグイン

最近使ったファイルの一覧、オートセーブの保存先、ウィンドウやドックの配置のような「その PC 固有の設定」は対象外です。

注意: インポートした設定は、基本的に 次回起動時 に画面へ反映されます。インポート後は Graphica を再起動してください。

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