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OST版 2026101308-diag(X3/X4 Pro)

Pre-release
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@osakanataro osakanataro released this 13 Oct 13:35

本家 1.6.5 ベースの系統の 2 本目の pre-release です。 X3 向けと X4 Pro 向けの 2 本を添付しています。動作確認を続けるため、診断版(DIAG ビルド)のまま公開します。前回の pre-release は OST版 2026093001-diag です。

前回(2026093001-diag)からの主な変更

落ちにくさ・メモリ

  • 読書中に SD 書体の作業用の保存が空きメモリを細切れにしないようにしました(本家 crosspoint-reader#3831)。X3 で長編を読み進めたとき、章の組み立て直後の空きの底が 11.9KB → 19.7KB、そのときに一続きで取れる最大の空きが 3KB → 14KB に増えました。
  • ツールバーを開くときのページの写し(X3 で約 52KB)が解放されずに残り、設定画面を開くところで落ちる件を直しました。写したあとの空きが足りなければ写しを取らないようにもしています。
  • CSS を解析し直すときも画面用の記憶を借りるようにし、本を開く途中の空きの落ち込みをなくしました(抹茶版 crosspoint-reader#336 にならったもの)。
  • 閉じた本が記憶を手放さない件(本家 crosspoint-reader#3830)、章が数千ある本で索引づくりが止まる件(本家 crosspoint-reader#3733)を直しました。
  • 空きが少ないときにツールバーを開いても、本の終わりで目次・進み具合を引いても落ちないようにしました(抹茶版・Yomuka版から)。

microSD への書き込みの安全性

  • ファイルを消す・短くする・伸ばすときの書き込みの順番を直しました。途中で電源が落ちても、ファイルシステムが壊れて別のファイルと中身を共有することがなくなります(X3 は眠ると電源が切れるため重要です)。

Web のファイル送受信(File Transfer)

  • X3 で File Manager の一覧がたびたび読み込めなかった件を直しました(アップロード用の作業領域をアップロードの最中だけ確保)。
  • 保存した Wi-Fi の暗証や OPDS・KOReader の認証情報のファイルを、同じ網のパソコンから取り出せないようにしました(本家 crosspoint-reader#3824 の判定を移植)。
  • WebDAV で取り出すと 1 バイトしか返らない件(本家 crosspoint-reader#3410)、アップロード中に Back で抜けられない件(本家 crosspoint-reader#3732)を直しました。

表示・組版

  • 縦書きの本で、区切り線(hr)と表の罫線がページ上端を横切る横線になっていた件を直しました。
  • SD の書体で字詰め(カーニング)と合字が途中で抜ける件を直しました(本家 crosspoint-reader#3838)。
  • 横書きで、くの字点(〳〵)の上下の半分が行の境目で分かれる件を直しました。
  • 本の中のリンクで飛んだあと、眠りや閉じ直しをまたいでも見ていたページで開くようにしました(本家 crosspoint-reader#3764)。
  • 起動画面・眠り画面のロゴを本としおりの形にし、名前を「CrossPoint OST」にしました。
  • 章の保存の版を上げたため、この版で初めて開く本は章を組み立て直します(自動)。

そのほか本家から

X4 Pro 向けについて

crosspoint-OST-2026101308-x4pro-diag.bin は Xteink X4 Pro 向けです(X3 向けの crosspoint-OST-2026101308-diag.bin とは中身の機能は同じで、作った機種だけが違います。X3 に書き込まないでください)。

  • 時計画面はホームキーで終了します(X4 Pro には Back ボタンが無いため。タップでも長押しでも終了し、ダブルタップの前面ライト切り替えは時計画面のまま使えます)

  • X4 Pro は PSRAM を持ち、内部メモリの空きも読書中に 130KB 以上あるため、X3 で問題になっていたメモリ不足は起きにくい構成です

  • 画面の横の画素が X3 より少ないため、同じ字の大きさでは縦書きの 1 ページの列が 1 つ少なくなります(18pt で X3 は 9 列、X4 Pro は 8 列)

  • Font Copy in Flash は X4 Pro では効果が小さく(SD カードの読み込みが速いため)、On でも Off でも使い勝手はほぼ同じです。On にすると章を開くときが少し速くなり、firmware 書き換え後の最初の起動が約 65 秒長くなります

  • 書き込み手順は下の「使うための手順」と同じく microSD 経由(Settings の SD Firmware Update)で行えます。X4 Pro は USB 接続でも書き込めます

  • 動作確認は起動・本棚・設定・縦書きの本(挿絵入り)のページ送りまで。タッチ操作・前面ライト・USB ファイル転送は当版の画面ではまだ十分に試していません

診断版であることの注意

microSD のルートディレクトリに、動作記録のファイルが自動的に書き出されます。 通常版には無い動きです。

ファイル 内容
input-diag.txt 起動からの動作記録(ボタン読み取り、描画時間、ヒープ、書体の読み元など)。5 秒ごとに書き換わる
input-diag.prev.txt 前回起動時の input-diag.txt
input-diag-log.txt 極端に遅い描画や章の組み立て失敗があったときだけ、その直前のログ
open-heap.txt 本を開く各段階の空きメモリ
image-diag.txt 表紙・挿絵の展開記録
heap-map*.txt、heap-low*.txt 空きメモリの配置と、空きが少なくなった瞬間の記録
heap-web*.txt File Transfer 中の空きメモリの記録

いずれも消して構いません(次の起動でまた作られます)。不具合報告に添えていただけると原因の特定に役立ちます。crash_report.txt は通常版でも落ちたときに書かれる本家由来のファイルです。

Font Copy in Flash について

  • ESP32にある内蔵flash領域にフォントを書き込むと早いことを活用しています
  • On にすると、選択中の書体を内蔵 flash の firmware 書き換え用に空けてある側(約 6.5MB)に複製し、そこから読みます。約 2 分かかり、その間は電源を切らないでください
  • firmware を書き換えると複製は消えます。次の起動時に設定が On なら、自動で複製を作り直してから Home 画面に行きます(この版に書き換えた直後の起動も約 2 分かかります)
  • 電池残量が 20% 未満(USB 未接続)のときは複製を始めず、設定を Off に戻します
  • この領域を使うため、firmware を書き換える前の版に戻す手段は失われます。復旧は下の手順 4 の update.bin で行ってください
  • 効いているかは input-diag.txt の font= 行で分かります(src=flash なら flash から読んでいる)
  • フォントサイズによってflashに書き込めない場合があります

既知の制限

  • 挿絵の多い章を初めて開くときは 9 秒前後かかります(挿絵を表示用の形に変換するため。2 回目からは速い)
  • 挿絵のページでは残像を消すための全面書き換えに約 2.8 秒かかります
  • 縦書きの本で、扉・奥付などの横組み部分も縦のまま表示します
  • 文中の font-size 指定は無視されます
  • 句読点(、。)は全角のまま置きます(二分アキの対象は括弧類のみ)
  • 横書きで欧文の書体を選ぶと、日本語の本文はその書体に無い字が欠けます

使うための手順

  1. microSDをFAT32フォーマットしたものを用意
  2. OST版 2026090909 の fonts-202609080.zip の中身を展開して、microSDにfontsフォルダごとコピー(既に入れてある場合はそのままで可)
  3. crosspoint-OST-2026101308-diag.bin(X3)または crosspoint-OST-2026101308-x4pro-diag.bin(X4 Pro)を microSDにコピー
  4. 万が一の復旧用に https://crosspointreader.com/unlock から update.bin をダウンロードして microSDにコピー
  5. XTEINK X3/X4 ProにmicroSDをさす
  6. X3ではm左側面のボタンと、上側右の電源ボタンを長押しして、「BOOTING」表示になったら離す。X4 Pro では通常どおり起動して [Settings] の SD Firmware Update を選ぶ
  7. OST~.binを選択して、firmwareを書き換える
  8. 起動後、[Settings]-[Text Settings]にて必要な設定
      [Fonts]は「BIZUDGothic」「BIZUDMincho」「NotoSansJP」のどれかを選択 (私はNotoSansJP)
      [Size]は 見やすいサイズを選択 (私は18pt)
      [Layout]は「Extra Paragraph Spacing」は「ON」
      [Style]は基本は「Embedded Style」と「Text Anti-Aliasing」は両方「ON」
       EPUB読み込みでクラッシュする場合、「Embedded Style」を「OFF」にする
       文字の描画が遅いと思ったら「Text Anti-Aliasing」を「OFF」にする
       「Font Copy in Flash」を「ON」にすると、X3では字形を内蔵 flash から読むようになり速くなります(X4 Proでは効果が薄い)