Rosso v1.3.0
不具合の修正
アンプシミュレーターが全く効いていませんでした
Editor の非公開メソッドを呼んでいたため毎回例外で落ちており、電源のON/OFF・モデル切替・つまみ操作のいずれも回路に反映されていませんでした。「歪まない」「ON/OFFで音が変わらない」「つまみが効かない」という症状はすべてこれが原因です。アンプのモデル自体は最初から正しく、つなぎ方だけが壊れていました。
同種の呼び違いを静的に検出する検査を追加したので、再発しません。
回路図の転写が大きな回路で失敗することがありました
27部品を超えるような回路で、転写結果が途中で切れて読み込めないことがありました。自動でもう一度読み直すようにし、それでも駄目な場合は原因の分かる案内を出すようにしました。
新機能
OTA が電圧制御に対応
制御電流入力 (Iabc) を追加し、gm = Iabc/(2·VT) の本物の電圧制御ができるようになりました。シンセのVCFやVCA、コンプレッサー、オートワウが組めます。制御ピンを繋がない既存の回路は、音がまったく変わりません。
プリセットが14種に
- クリーン オクターブアップ (全波整流) — 位相分割器の表裏をゲルマニウムダイオード2本で全波整流。原音の抑圧は実測で最低音 E2 (82.4Hz) でも43.4dB、高い音では53.5dB
- リングモジュレータ — ゲルマ4本のリング + トランス2個。金属的な和と差の音
- OTA ローパスフィルタ (シンセVCF) — カットオフが約700Hz〜4.5kHzで動く12dB/oct
- サンプル&ホールド — 入力を「ノイズ」にするとシンセのランダム電圧に
AIと会話しながら回路を育てられます
回路生成は「もっとゲインを上げて」のように続けて指示でき、診断AIは「なぜここにコンデンサが要るの?」と掘り下げられるようになりました。手で編集した内容もそのまま引き継がれます。
内部の改善
- リアルタイム性: Newton法の反復数に上限を設けられるようになり、処理時間の裾を抑えられます。上限を設けない場合の音は従来と完全に同一です
- 音を変えない範囲の高速化 (既存回路の出力はゴールデン波形回帰で検証済み)
- 回路図転写の精度を実際に測れるようになりました。正解はプリセット回路そのものなので曖昧さがゼロです
不具合の報告や要望は Issues へどうぞ。
ソース: https://github.com/naozane26n1100629-gif/Rosso (private)