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v2.1.0
グラフの拡大・移動をマウスで直接行えるようにしました。新しいタブでも使いやすい画面配置にし、既定の書式テンプレートを指定できるようにしました。数値の見出しの列があるプロジェクトを保存・読み込みできなかった不具合などを直しています。
新機能
- グラフの拡大・移動をマウスで直接行えるようにしました。
- 軸の上(目盛りの数字のあたり)で、ホイールでその軸だけ拡大・縮小、ドラッグでその軸の方向に移動、ダブルクリックでその軸を元の範囲に戻します
(プロットのプロパティで最小・最大を決めていればその範囲、自動ならデータ全体)。 - グラフの中では、ドラッグで囲んだ範囲に拡大(矩形ズーム)、右クリックで1つ前の矩形ズームの前に戻る、ダブルクリックでそのグラフを元の範囲に戻す、
中ボタンのドラッグで移動します。対数軸・反転した軸・第2Y軸でも見た目どおりに動きます。 - マウスで変えた範囲は、データや見た目の設定を変えて描き直しても保たれます(その軸の最小・最大・自動などを変えたときは設定が優先されます)。
- これに合わせて、グラフ上部の matplotlib の標準ボタン(ホーム・戻る・進む・パン・ズーム・サブプロット調整・編集・保存)を外しました。
グラフの中のホイールでの拡大は廃止しました。
- 軸の上(目盛りの数字のあたり)で、ホイールでその軸だけ拡大・縮小、ドラッグでその軸の方向に移動、ダブルクリックでその軸を元の範囲に戻します
- 既定の書式テンプレートを指定できるようにしました。 編集 ▸ 環境設定 の「新しいプロジェクト ▸ 既定の書式テンプレート」に指定すると、
新しいタブ・プロジェクトに最初から当たり、そのタブで読み込んだデータセットにもテンプレートのスタイルが読み込んだ順に当たります。 - 新しいタブでも、プロパティとエクスポートプレビューを表示するようにしました。 エクスポートプレビューは、はじめはプロパティと同じ場所にタブで並び、
そのタブを選んでいる間だけ描き直します。 - データカーソルを改善しました。 画面上でいちばん近い点を選ぶようにし(X と Y の桁が違っても偏りません)、棒グラフでは棒の頂上の値、
2D マップでは近い格子点の (X, Y, Z) を表示します。ウォーターフォール表示では、選択中の系列のデータの値もステータスバーに並べて表示します。 - プラグイン API 2.1。 複数の変更を Undo 1回分にまとめる
ctx.undo_group()と、
配色パレットを有効にするctx.set_active_color_palette()が増えました(2.0 のプラグインはそのまま動きます)。
改善
- 列の値で分割する操作を速くしました。 グループの数だけ描き直していたのを1回にまとめ、35 グループで約 4 秒かかっていたのが 0.4 秒ほどになりました
(Undo・Redo も同様)。プラグインの解析結果やctx.undo_group()でまとめて足すときも同じです。 - 範囲選択・領域ハイライト・スライス抽出・注釈の矢印を、グラフの外で離したときは縁で止めて確定するようにしました(これまでは取り消しでした)。
凡例の上で押したときは、どのモードでも凡例のドラッグだけが効きます。領域ハイライトとスライス抽出のドラッグ中の表示を軽くしました。 - 目盛りの間隔を固定した軸を大きく縮小しても、目盛りが多すぎて描けなくなることがないようにしました。
- 拡大図(インセット)の表示を改善しました。 拡大する範囲の Y が親のグラフに収まるようにし、拡大図とその範囲を結ぶ線が拡大図を横切らないようにしました。
拡大図の設定で Y の範囲も指定できます。第2Y軸のデータや、親のグラフの対数・反転も拡大図に反映されます。 - 色とフォントの選択画面を、どの OS でも同じ画面にしました。 macOS でも「最近使った色」の履歴が表示されます。
- アプリが異常終了したときの記録を、ログファイルに残すようにしました(不具合の報告の際に役立ちます)。
修正
- macOS で、目盛り・軸ラベル・凡例のフォントを選んでも反映されないことがあったのを直しました。
- Excel の数値の見出しのように、列名が数値の列があると、プロジェクトを保存できない・保存したファイルを開けない・データエディタで列名を変えると
エラーで止まる不具合を直しました。 すでにこの状態で保存されたファイルも開けます。 - データエディタで列名を変えたとき、2D マップや値による配色で使っている Z の列が追従しなかったのを直しました。
- 配布版(exe/app)に
scipy.clusterを同梱しました。 これを使うプラグイン(k-means・階層クラスタリング)が
配布版でだけ読み込めませんでした。 - データカーソルモードで、グラフが描き直されたあとに点をクリックしても値が表示されなくなることがあったのを直しました。
モードを切り替え直さないと戻りませんでした。 - 中ボタンでのパンが、マウスの動きの半分ほどしか動かず、カクついていたのを直しました。
インストール
| 入れ方 | ファイル・コマンド | 備考 |
|---|---|---|
| Windows(インストーラー) | Graphica-2.1.0-setup.exe |
管理者権限なしで入れられます。.gra と .graphica を関連付けます |
| Windows(zip) | Graphica-windows.zip |
展開して Graphica.exe を実行。関連付けは 編集 ▸ 環境設定 から登録できます |
| macOS | Graphica-macos.zip |
Apple Silicon (arm64) 向け。展開すると Graphica.app が出てきます |
| pip | pip install graphica-plot |
Python 3.10 以上。起動コマンドは graphica(PyPI) |
macOS は署名していないため、初回は右クリック(またはControlキーを押しながら
クリック)して「開く」を選んでください。 ダブルクリックだけでは Gatekeeper に
阻まれます。
ライセンス
Graphica 本体は MIT License です。配布物には Qt/PySide6 (LGPL v3) などの
第三者ライブラリが同梱されています。詳細は同梱の LICENSE と THIRD_PARTY_LICENSES.md を参照してください。