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本研究は、OpenStreetMapにおける効率的な建物外形の入力手法を、既存の主要な編集ツールと筆者が開発したツール「BCr.map」との比較を通して検討する。OpenStreetMapの建物データ量を分析し、人口集中地区においてOpenStreetMapには建物データが不足している現状を発見した。またOpenStreetMapのデータは、どの編集ツールを用いて作成されたデータか、各編集ツールごとの割合を分析し、OpenStreetMapにおける編集ツールの使用状況やユーザー数の変化を明確にする。その変化の傾向から、パソコンやスマートフォンなどのデバイスに依存しない、シンプルで直感的に操作しやすいユーザーインターフェースの実現を目指したウェブブラウザタイプの編集ツールを提案する。仮説としてBCr.mapは、起動に要する時間がウェブブラウザで開くため、パソコン用のスタンドアローンタイプのJOSMより短いく、建物外形の入力作業において建物入力のプラグインが備わっていないiD Editorより速いとする。この仮説を検証するために、iD Editor、JOSM、BCr.mapの3つの編集ツールを用いて建物外形を入力する作業を3分間(180秒)×3回行い、何個描けたかを調べる実験を行なった。実験結果では2分未満の作業にはBCr.mapが最も多くの建物外形を入力することができた。今回の実験はiD EditorとJOSMに合わせ、BCr.mapにおいてもパソコンを使って作業と計測を行なったが、BCr.mapはスマートフォンでも使用可能という点において、短時間で手軽に建物外形を描くことができるツールとしては3つの中でBCr.mapは最も適している。しかし実験を通してBCr.mapの新たな機能の必要性を発見し、より効率的に建物外形の入力が可能な仕様を考察する。結論として、建物外形を入力するための専用の機能と、入力時に建物外形がデフォルトで直角補正されていることが効率的な手法である。
- Title(題名)&Abstract(概要)
- Introduction(導入)
- Methods(方法)
- Results(結果)
- Discussion(考察)
- Conclusion(まとめ)
- References(参考文献)
- Acknowledgements(謝辞)
